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腹八分目は母の愛

おなかが痛い。

晩ごはんを食べすぎた。とは言っても、サラダを食べすぎただけだから健康的な腹痛ではある。

ちょっと多いな。今日と明日の二食に分けようかな。と少し考えたけど、味見したら予想以上においしかったもんだから、全部食べてしまった。歌を歌っても、文章を書いていてもやっぱり気は紛れない。おなかが痛い。


思えばハタチを超えたあたりまで、どこまでが腹八分目で、どこまでいけば満腹なのか、よくわかっていなかった。そしてある日、ふと気づいた。

今まで満腹だと勘違いし続けてきたのは、腹八分目だった、と。

だからといって、「今まで食べ損ねた分を取り返さねば!ごはんおかわり!山盛りで!」とはならなかったし、なんなら「無意識の内に理想とされる食事量になっていたんだな」と感心さえした。

と、ここまで書いて、ハッとした。

勝手に腹八分目になっていたのは、母の功績によるところが大きいんじゃないか、と。

母もそれを意識していたとは思わないけど、実家で食卓に並べられる食事の量は決して多くはない。おかずやごはんも多めに用意はしているんだけど、そのままドンとお皿には盛らず、「足りやんかったら、おかわりあるでな」といつも言っていた。
だから、物足りなさを感じれば少しおかわりしたし、十分だと感じれば出された分以上は食べなかった。

こんな地味な部分でだけど、母はなんやかんやいっても、やっぱり偉大なんだなと実感。今になって「おかわりあるでな」に深い愛を感じる

最近会ってないし、もうすこし優しくしてあげなきゃなと思う。


あ、おなか痛いの治った!!


おやすみなさい、また明日。

「スキ」が元気のみなもとです!