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The word "well" of Masa's define

仕事をしていると、何かを判断し選択する必要に迫られます。その何かには、たいてい良い面と悪い面があり、良い面だけを見て選択すると、その時は良くても後々失敗に気付くことは珍しくありません。逆に悪い面ばかり見ていると、なかなか選択できずに機会を逃すなどの失敗があったりします。

これを、「良い加減」「良い塩梅」で判断できるようになることが良い仕事につながると考えています。

こういう時に使える語とその感覚が、

          well :    求める基準に対して「加減が良い」
                        (プラスもマイナスもちょうど良いバランス)
                       
加減が拮抗している状態ほど、「とても良い」と言える。

であると解釈、定義しています。

「良い加減」で判断し選択した結果が良かった時、「上手くいった」「上手にできた」と感じられます。仕事の経験を積むほど「上手い判断」ができるようになっているように思えます。上手い人ほど「良い加減」が分かっているとも言えます。「良い加減に〜する」ことを「上手に〜する」とも言えます。

そして「良い加減」と言うからには何らかの求めている基準があるはずです。「経験を積んだ上手さ≒理想の姿」、「普段の状態」などなど、文には現れないかもしれない「想定している基準」があった上での「良い加減」であるのです。

体調を気遣う時に「お加減はいかがですか?(具合はどう?)」と言います。
英語でも同様に、身体の調子の「加減が良い」場合に、well が使えます。

その他の well 
・ very well :「加減がとても良い」
                           「絶妙」という感じでも使えそうです。

・as well :「良い加減で同じ」
                      「〜も」の意味ですが、「同様に」の感覚。
                        日本語で「ほぼ同じです」と言いたくなる時の感覚です。
                        前回記事の tooとは別の感覚ですね。
                        英語は個を大事にするという話もあるから「同じです」とは
                        言いたくならずに、too が好まれるのでしょうか。
                        発音が楽だからという理由もありそうですが。
                        共感を示すには as well が良さそうです。

・well done:「良い加減で終えた」
                            
「上手にした」「上手くできた」の感覚で使えます。
                           ステーキは、しっかり焼くことが基準のようです。

間投詞の well
         「加減が良い」という感覚を乗せて well の 1語を発しているように
           英英辞典の例文から感じます。
           良い頃合いだね、それもアリかな、気持ちに折り合いをつける、
           どっちなんだと言いたくなる、そのような時の1語です。
           2つの事がせめぎ合っている状況を感じました。
           その状況を見て「ふぅ」とため息をつくような場面や、
            「え?(そっちなの?)」と驚いている場面もイメージできます。

動詞の well
         「良い加減に在る」という感覚で解釈しています。
         英英辞典例文のwelling/welled up は次のような感じでしょうか。
                   「我慢しているのに込み上げている」
                   「良い加減だけど、微かに上がっている」
         例文だけでは状況が見えないため想像するしかないのですが、
         加減が良いと言える状態ではあるけど、少し外れた動きをしている
         そのようなイメージです。

名詞のwell:「地面の深い穴」
        「井戸」の意味で覚えていましたが、正確ではなかったようです。
          この well は...さすがに別語源ですよね。仮に同語源であっても、
          これは同じ感覚で使えそうな気がしません。

そして、ここからは少し日本語の話です。

「良い塩梅」は、「良い加減」とほぼ同じです。
「良いさじ加減」は、加える/減らすを行って「良い加減」に整えた感じ。

「良い加減にして!」という言葉は、感覚的には「変なことは止めなさい」のように感じていましたが、この記事を書きながら意味を考えてみました。
「良い加減にして!」と言うからには「良い加減では無い」のでしょうね
              加減を誤っている状態は止めて、良い加減にしなさい
            (あるべき姿を基準に、外れている状態を整えなさい)
のような意味合いになるでしょうか。

「良い加減に勉強しなさい!」は、
              勉強と他のことを加減良くバランス良くしなさい。
              遊んでばかりでは加減が悪いよ。
という感じでしょうか。

それでは「良い加減な話」とは?
おそらく「本当と思わせるような良い加減をした作り話」を略した言葉かな、と想像しています。

途中から日本語の勉強のようになっていますね。
これには理由があります。

私は、英語の感覚を忘れないよう、その感覚に近い日本語の表現を探しメモとして定義の形で残します。そのため、このように同時に日本語を学ぶことにもなっているのです。安定しない曖昧な日本語表現を使っても、後でメモを見た時に正しい感覚が思い出せませんから。

この定義した「well」の感覚で2つの英文を作ってみました。
上手く私の感覚が伝わるとよいのですが。

The temperature of the hot water is well.
You go easy on your opponent well.


この記事で定義し表現した言葉は、あくまでも私の感覚によるものです。
私は英会話の経験がありません。一人学習のため、誰かに確認をとった内容でもないため、内容の正否は各々にて判断願います。

私が相手に何かを伝える時、
         自分の中の「良い加減」の感覚を相手に伝えたい、伝わると良いな。
と思いながら、発する文に「well」を添えるために定義しています。

私が自分の感覚で使うための定義が Masa's define ですから、もしかすると他の方の感覚とはズレているかもしれません。
   

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