見出し画像

「masa英文法」 - 代名詞と省略

省略って、代名詞を使ったらダメなのだろうか。
英文法で省略ってどう考えればいいんだ?
代名詞も使わず省略もしないで、英文を作ったらダメなのかな。

学習していると、このように感じてしまう悩ましい存在たちである。

「masa英文法の定義」というほどのものではないが、
ここでは自分の中でまとめているものを紹介する。


①代名詞は、長文になるほど何を指すかがわかりづらくなる。
 使い方によっては相手に誤解を与える要素でもある。
 日本語のソレ、アレなどの代名詞と同じ。

②関係代名詞での不完全文とは、省略部分で明確にソレと分からせる、
 相手への誤解を減らす便利な方法である。

③省略も「省略代名詞」と言って良い。

④関係代名詞だから省略を使っているわけではない。
 前の名詞などを修飾する場合に、「省略代名詞」を使った方が
 相手に誤解なく伝わると思った所を省略しているだけなのだ。
 前置詞の後ろなどでも同様である。

⑤代名詞や省略代名詞を使わずに同じ言葉を重ねて伝えてもよいが、
 省略に慣れた人たちにとっては、「同じコトではなく別のコト」を
 言おうとしていると感じるかもしれない。
 かえって誤解される可能性もあるということだ。

⑥相手に伝わると感じる場合、文法上必要な要素でも省略されることがある。
 (省略しているのが当たり前すぎて配慮されない場合もある)

⑦省略とは言葉を話す労力を減らす手段でもある。
 (相手に伝わると思えば、多用される語句ほど省略される可能性がある)

⑧省略箇所に何が省略されているかを認識することは、
 文を正しく解釈する(相手の言葉を理解する)ためには必要である。
 (これには空気を読む能力が求められる)

⑨省略には2つの種類があるということだ。
  ・何を指しているかを明確にするための「省略代名詞」
  ・言葉を話す労力を減らすための「省力化省略」  


※本記事は、プロフィール記事に述べた意図により紹介しているものです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?