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サンクトペテルブルクへ

Day1/Part1

妻が応募したKROK国際アニメーションの上映会の参加に付き添いとして、ロシアへ向かった。9月21から10月2日まで。サンクトペテルブルク〜モスクワ間をクルーズする。

それまではビザだったり、主催側との連絡だったり色々と準備が大変だったけれど、無事9/21の0時にに羽田を発った。予約していたその飛行機はカタール航空で羽田〜ドーハ、ドーハ〜サンクトペテルブルクと、トランジットを含む行程でロシアへ向かう。

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ドーハ:ハマド国際空港に到着

ドーハに着いたのは早朝。砂漠の国らしい美しい朝焼けだった。ムワッとする暑さの中飛行機を降りる。トランスファーで荷物審査を経てサンクトペテルブルク行きの搭乗口へ。この間2時間。




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プルコヴォ国際空港へ

飛行機に乗ってもドーハの日差しは痛い。焼けるほどの暑さで窓から差し込んできた。サンクトペテルブルクへ帰るであろうロシア人たちも半袖。上着も見えない。

「ああ、ロシアはまだ寒くないんだろなあ」と思ってしまっていた。さすがにこの時はロシアの寒さを舐めていた。ドーハの民族的なご飯の機内食を食べている間、飛行機はモスクワ上空を通過し、サンクトペテルブルクに着陸。

ロシア人の皆さんおもむろにジャケットやコートを着込み始める。おどおどしてるうちに降りる時間。薄着の長袖でゲートをくぐると冷気が襲ってきた。そして刑務所のようなパスポートコントロールゾーン…。眉間にシワを寄せたロシア人の美人なお姉さんが睨みを効かせたパスポートコントロールゲート。3〜5分ぐらいかけて、巨大なルーペみたいなものでビザの部分を念入りに見る。本物と偽物を見分ける感じなのか…?ロシア語と睨みで心を折られながらも、ペラッペラの出入国カードを受け取り、バッゲージゾーンへ来て、両替も済ませて。タクシー受付へ。タクシー代として3200ルーブルを支払った。

サンクトペテルブルクの寒さ、パスポートゲート、ロシア語と、眉間にシワのデカイおっさん、明らかに高さがあるトイレの便器(子供用の方がちょうど良い高さだった)、そして冷たい雨。それによってボキボキに折れた心とそれによる疲れ。

特にネットでは税関申告で持ち込みのPCやカメラも申告するって書いてあったけど、要らないと言われた。それが空港のハイライトだった。
恐怖を煽る記事が多いんだなあ、ネット記事とかブログとか…。


スーツケースをゴロゴロしながら黒塗りの高級BMWセダンを見つけて、そのタクシーに乗り込んだ。タクシー代が3200ルーブルなのもわかった。そりゃビジネスクラスのタクシーだからだと納得してしまった。確認しなかったのも悪いけど…。

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エメラルドホテルへ向かう

雨がしんしんと降りしきる冷たいロシアの空のもと、15分ほどでタクシーはサンクトペテルブルク市内へ。

タクシーはサンクトペテルブルクをぐるっと回り込むネヴァ川沿岸の道、プロスペクト・ウブホフスコイ・オボロニを進む。その途中を左折してスヴォロフスキー・プロスペクトへ、間も無くしてエメラルドホテルへ到着。
ボーイさんが2人のスーツケースをすぐ運んでくれて、このホテルが高いホテルだと実感してしまった。ホテルは中央のレストランの吹き抜けをぐるっと囲むような構成で部屋のカーテンを開けるとその吹き抜けから光が差し込む。なんだかディズニーランドのゲート入ってすぐの風景のように感じた。長いフライト、一連の出来事を越え、ここでホッと…。

ではDay1 part1はここにて。

パスポートコントロールで心を折られてしまった私たちは、ロシアは恐ろしい国とその脳に早くも刷り込んでしまった。
その後サンクトペテルブルク市内でそれが覆ることを夢にも思わず…。ホッとする時間もちょっとだけにして、恐る恐るサンクトペテルブルク観光へ繰り出す
その内容をpart2にて。

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