「自分の気持ちと生活を豊かにしたい」コーチングで見つけた理想の生き方が転職活動の指針になった

「自分を大切にできるのは自分だけ」

そう力強く話すのは、金融業界からIT関連企業への異業界転職を果たした、かなさん。転職活動は順調に進んだように見える彼女ですが、過去には「なぜ転職するのか」の理由を見失い、転職活動そのものを中断したこともあるそう。

その後、まささんのキャリアコーチングを受け深く自分を見直した結果、第一志望の企業から内定を受けられました。

希望の職への転職を成功させたかなさんは活動中、何を大切にし、どんな工夫をされたのでしょう。まささんとのキャリアコーチングの様子を振り返りながら話してくれました。

クライアント：かなさん(@6st_km)
新卒入社した金融系企業でセールスを経験。将来のありたい状態を考えたときに、異業界転職を決意し2023年7月からまさのキャリアコーチングを2ヶ月間受講する。結果、目標としていたIT業界でSaaSのプロダクトを運営する会社から内定を受け、初めての転職活動を終了する。

キャリアコーチ：まさ（@masa_career）
キャリアコーチ歴6年。通算200名以上のキャリア支援を実施。企業の採用支援も行っており100社以上支援。「自分らしい生き方を考える」をテーマに自己分析や転職活動の支援を提供している。
「キャリアビジョンを描けない」「自分のやりたいことがわからない」という悩みをコーチングを通じて解決する。コーチ目線と人事目線を駆使して課題解決することが得意です。

「なぜ転職するのかわからない」自分軸を定め直し、取り組んだ転職活動

―― 見事、第一志望の企業から内定を受けたかなさん。転職活動全体を振り返っての感想をお聞かせください。
まささんのコーチングを受ける前は、転職軸が定まらないまま活動していたため、「この方法でうまくいくのだろうか……」と不安感を強く持っていました。

年収と職種など、限られた観点からしか企業を見ておらず、強い想いがないなかでエージェントさんに言われるままエントリーしたり……。次第に転職活動の勢いに乗り切れなくなり、いちどは活動を中断した時期もあったんです。

ただ、まささんと出会ってからは、サポートを受けながらそれまでおろそかにしていた自己分析にも真剣に取り組みました。結果的に「将来どうなりたいのか」など、キャリアに対する自分の軸を大事にしながら転職活動を進められたと感じています。

―― 今回、異業界への転職と伺いましたが、企業選びの基準は何でしたか。
成長業界を中心に探しました。特に興味のあったHR系やIT関連企業、SaaS運用会社などもリサーチしていましたね。会社の基盤の強さや、将来、転職を考えた際にステップアップが叶うかも重要視しました。

志望動機は「自分の理想を叶えてくれる企業」へのラブコール

―― 志望する企業が定まったあとも、志望動機作成で苦労されたと伺いました。
「ストーリー性を持たせること」が難しかったです。それまでは志望動機と自己PR、将来像などにつながりがなく、それぞれをバラバラに考えていて。

そのため、改めて志望動機を考えるにあたっては転職理由はじめ、新しい場所でどうありたいかの将来像にいたる“流れ”が不自然でないよう、自分の想いを整理し直しました。

同時に「私は現職で感じた課題を貴社のサービスを通じて解決したい！」そんなポジティブな想いも打ち出すよう意識したんです。

というのも、まささんのコーチングを受ける前に「転職理由が他責に感じる」と言われた経験があって……。ネガティブさではなく転職に向けた積極的な気持ちを伝えるよう心がけました。

―― 志望動機がまとまらず、転職活動が止まってしまう方は多いと思います。書くうえでのポイントがあればお聞かせください。

「自分がその場で働く姿を想像するとワクワクする」会社であれば、おのずと志望動機は見えてくると思っています。

志望動機はそもそも「自分が転職する理由を叶えてくれる企業」へのラブコールだと思うので、まず転職理由をしっかり棚卸しをし、その企業に興味関心を持つことが大切なのではないでしょうか。

―― まささんのコーチングには志望動機の添削もありましたか。
もちろんありました！自分が書いたものを第三者の目線で読んでもらうと安心感につながりますし、自分の志望内容を多角的に考え直せてとてもありがたかったです。

「ストーリー」を意識した志望動機対策が面接にも活きた

―― 先ほどお話いただいた志望動機全体にストーリー性を持たせたことで、面接がスムーズになったそうですね。
転職活動を始めたばかりのころは、面接で自分の考えを整理して伝えられずよく落ち込みました。
ただ、転職理由や志望動機、将来のビジョンまでをひとつのストーリーとして考え、「論の流れ」も意識しながら自分の思考を整理していたことで、想定外の質問であっても、落ち着いて回答できるようになったと感じます。
ある企業で「自分の取り扱い説明書を作る」をテーマに質問されたことがありました。聞かれた経験のない問いだったので戸惑いましたが「この流れだと、強みと弱みを業務に絡めて話せばいいな」と理解できて。結果、志望理由にもつなげながら自己PRができました。

企業研究するなかで志望動機や転職理由をストーリー化していると「会社について深く調べてくれている」と評価いただくこともありました。

実際に面接の場でサービスやプロダクトについて触れると、業務に関する踏み込んだ話が聞けるので、有意義な面接になったと思っています。

ブレずに考え続けた「私が転職する理由」

―― 万全の対策で無事に転職活動を終えたかなさん。内定を受けたときの気持ちをお聞かせください。
自分で望んだ前向きな転職なのでワクワクする一方、「内定が出てしまった」とも感じました。覚悟を持って活動していましたが、いざ現実となると現職での引継ぎや転居など、さまざまな変化に向き合わないといけませんから。

ただ、内定の連絡を受けたときはまささんたちが自分のことのように喜んでくださってとても嬉しかったですし、将来の選択肢が増えたことをまずは喜ぼう！と思いました。

―― 年収も大幅アップされたのですよね！すばらしいです。
年収額を聞いたときは驚きました！成長業界なので現職以上のオファーが来ると想定してはいましたが、まさかここまでとは……。勢いある業界はすごいですね。

―― 希望の転職が叶ったもっとも大きな理由は何だと思いますか。
転職活動中は「自分はなぜ転職活動をしているのか」を常に考えていました。

活動を続けていると、前職を離れることに後ろ髪を引かれる瞬間も多々あります。そのたび「今は楽しいかもしれないけど、その後のキャリアに納得ができる？」など自問自答しながら、自分の転職軸に立ち返っていましたね。

―― コーチングでは、いくつかのワークに取り組まれていましたね、そこで、望む未来を明確に描けていたことが、今回の転職成功の鍵だったのかもしれませんね。

自分の思考を整理するなかで、私が転職する目的は起業や海外進出などスケールの大きなものではなく「自分の気持ちと生活を豊かにすること」だと気づいて。転職活動を終えた今、この目的が実現できていると感じられ、私自身とても驚いています。

自分を大切にできるのは自分だけ。転職活動は自分の理想を見つける時間

―― 間もなく新しい生活をスタートされるかなさんですが、今後のビジョンを教えてください。

実は挑戦したい職種があるんです！今回はその職種での転職ではないですが、2年後あたりにチャレンジできるよう、頑張ります。

プライベートでは、将来のためにも何かしらのWeb関連の講座も受けてみたいですね。

―― 前向きな姿勢が伝わってきます。最後に「今後のキャリアを変えたい」と望む方に向け、メッセージをお願いできますか。

考える時間も大切ですが、まずは小さくても動き始めることが大切です。転職後、新しい職場で働く姿を想像したり、全く違う業種の人の話を聞いてみたり。

一番に自分を大切にできるのは自分です。転職することで楽しく生活するための選択肢が増える、とワクワクを感じたならその気持ちがキャリアを変えるエネルギーになると思います！

＊＊＊

一度は転職活動を中断したかなさんでしたが、「自分の気持ちと生活を豊かにする」というご自身の転職軸を見失うことなく、最後まで転職活動を走り抜けられました。

孤独になりがちな転職活動。だからこそ、第三者からの客観的なアドバイスが後押しとなり、自分の将来を豊かにするための行動を選び続けられるのでしょう。

「現状を変えたいけれど、どうすればいいのかわからない」
「自分の強みが見えない」

もしそのような悩みがある方は、一度まささんまでご相談ください。

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