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NHKラジオビジネス英語は英語を学ぼうとしている社会人に強く勧めたい番組です

こんにちは、まさ@アラフィフです。
今日も英語ネタを書きたいと思います。

私はこれまでの記事でNHKのラジオ番組をお勧めしてきていますが、その中の1番組である「ラジオビジネス英語」がこの9月で今年度のプログラムが終了しました。10月からはアンコール放送として、4月からの放送回を再放送する予定で、テキストも改めて発売されるそうです。

このラジオビジネス英語ですが、学習レベルとしては英語学習者の中で中級者(ある程度簡単な英語で身近な話題に対して意見が言える人)を対象にしていて、少し敷居が高いと感じている方も多いと思います。ただ、ビジネスをしている社会人の方にとって身近な内容を取り上げているので、ぜひ英語を学びたいと考えている会社員の方にはチャレンジしてみて欲しい番組だなぁと感じています。

ちなみに私はおそらく初級者と中級者の間くらいの実力なんですが、どうにかこのビジネス英会話を半年間続けることが出来ました。完走出来た理由は、テキストで取り扱っている内容の半分以上が実践的にビジネスで使える内容だからです。

今回の記事では、この「ラジオビジネス英語」の中身について1つ1つ解説してみたいと思います。

月曜日と火曜日に取り扱うビジネスシーンはミニドラマをみている様な感覚

毎週月曜日と火曜日はビジネスシーンというミニドラマ風のスキットを取り扱います。このスキットがなかなか秀逸です。

舞台は少し前に合併した自動車会社で、合併前には別々の会社だった加奈さんとヘンリーさんが合併後の生産拠点を立ち上げるプロジェクトでリーダーとしてプロジェクトを進めていくという内容です。

ストーリーの最初の方ではビデオ会議が多用されるので、昨今のオンラインミーティングの参考になりますし、また出張前後のやり取りも実際のビジネスシーンさながらの内容です。

そして、個人的に参考になったのは生産拠点がインドのチェンナイになったことでおそらくインドネイティブの方の英語も登場した点です。私は昨年からアジアの方と一緒に仕事をすることが増えているので、これについてはとても参考になりました。

ちなみにこのビジネスシーンのダイアログ(文章)ですが、大体200語前後です。この約200語という語数は、リピーティング(音声と一緒に発音すること)やシャドーイング(聞こえた音声を発音すること)に最適なボリュームだと思います。私はたまにディクテーション(聞こえた言葉を文字に記すこと)もして、聞こえた音と実際の音の差を認識する学習もしていました。

単語のレベルもTOEICの単語帳の600点~730点レベルが中心ですので、TOEICのスコアを上げたい方にも最適な教材になっています。

水曜日の英文Eメール講座はそのまま仕事に使えます

次に水曜日の英文Eメール講座です。これはタイトルにある通り、そのまま仕事に使える素材がたくさんあります。

ビジネスで利用されるEメールはビジネスツールとして型がほとんど決まっているんですが、この講座でその型を学べますし、更にはテンプレートとしてそのまま使えたりするんですよね。

例えば打ち合わせの時間を調整するときに時差の違う国の方へ時間をどうように伝えればいいか悩むと思いますが、私は昨年の本講座で以下のように記載されていたものをそのまま私は現場で使っています。

Do any of the following dates suit you?
 訳:次の日時で合うタイミングはありますか?
Wed 14 16:00~17:00
Turs 15 15:00~16:00
(Seattle time)
If not, please let me know your availability.
 訳:合わなければ、空いている日時をお知らせください

ラジオビジネス英語 4月号,2021年

上記で打ち合わせ時間やSeattle timeとある部分を国によって変えますが、それ以外はそのまま使っています。(笑)
こうした英文のパーツをメールソフトに記録しておいて、いつでも使えるようにしておくなんて事も出来ますよ。

木曜日と金曜日の著名人のインタビューは上級者向けですが、内容はめちゃくちゃ面白い

最後に木曜日と金曜日ですが、この週末のプログラムは少し上級者向けです。講師の柴田さんが著名人にインタビューする企画なんですが、人によっては難しい言葉も出てくるので、初心者にとっては流れる英語がほぼ記号なんて人もいるかと思います。

ただ、ゲストによっては平易な言葉で話す方もいるので、まったく太刀打ち出来ない訳ではありません。例えば今年度のプログラムでは以下の著名人の方のインタビューを取り上げています。

4月:レイチェル・クー(フードライター)
5月:ロベルト・べネス(ユニセフ東京事務所代表)
6月:桂三輝(カナダ出身の落語家)
7月:トニー・カーン(DHL Expressの日本法人社長)
8月:ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
9月:ケイト・ハリス(東京大学シニア・リサーチ・アドミニストレーター)

この中で、5月のロベルト・ぺネスさんは国際機関の代表ともあって会話の内容が難しいんですが、6月の桂三輝さんは自分でも英語を忘れた(笑)と言っているくらいで、平易な英語を使って楽しい会話をしてくれています。途中に日本で落語を話し始めましたからね。

あとはトニー・カーンさんもパキスタンの方で第二外国語として英語を使う方なので、相手に分かりやすく伝わるように平易な英語を使います。英語のなまりも少ないので、英語中級者の方も十分に理解ができる内容だなと感じました。

日本語で文章を読むだけでも面白いインタビューなので、もし英語の聞き取りが難しい方は読み物して割り切ってもよいかなと思います。

ラジオビジネス英語は月曜日から水曜日の教材を勉強するだけで、実践で使える英語が養えます

ここまでラジオビジネス英語の内容について解説して来ましたが、初中級者の方でも月曜日から水曜日のビジネスシーンと英文Eメール講座を学ぶだけで、実践にも使える英語力が養えると思います。

もちろんビジネスにおけるスピーキング力の向上については実際に会話の場面を作ることが必要になりますが、その土台としての英語力を身につけるために本講座は有効なツールになると感じます。

冒頭でも書きましたが、10月度(9月26日)から4月~9月に放送した番組を再放送するので、もし興味のある方は10月だけでも聞いてみるとよいかなと思います。また、ラジオ英会話はストリーミングのアプリ(らじる★らじる)もあります。1週間は過去の放送が好きな時間に聞けますので、合わせて活用ください。以前に私も以下で記事にしていますので、興味のある方が読んでみてください。

また、1週間を超えても復習をしたい方は音声ダウンロードチケットもあります。「語学プレーヤー」というアプリを使ってスマホやタブレットにテキストの各パートの音声や解説をダウンロードできますので、こちらも興味のある方は活用してみてください。(注意:ダウンロードには期限がありますのでご注意ください)

長くなりましたが、以上「NHKラジオビジネス英語は英語を学ぼうとしている社会人に強く勧めたい番組です」でした。

それでは、また。

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