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エンジニアの採用活動は戦国時代です

こんにちは、まさ@アラフィフです。

私が所属する部署では昨年末からキャリア採用(中途採用とも言いますね)活動を始めていますが、実際に活動をしてみるとこの世の中、本当に人の取り合いだなぁと感じています。

優秀な人材は勿論ですが、特別秀でた経歴がなくても一定の業務経験があるエンジニアは採用される確率が高い印象です。まさに売り手市場ですね。

今回の記事では、個人的にここ数ヶ月採用活動を始めてみての経験や感じたことを少し書いてみたいと思います。これから転職を希望される方や採用活動をされる方に参考になれば幸いです。

私の採用活動の成績について

まずは私の採用活動の成績から書いてみたいと思います。
私はエンジニアの中でもネットワーク系に強い人材の募集をかけました。
ネットワークエンジニアはエンジニアの市場でもサーバやクラウド系のエンジニアと比べて数が多くない分野ですが、なんとかこれまで4件の応募を頂きました。結果は以下の通りです。

応募者数:4件
書類選考合格:4件
面接実施:2件 ※他2件は面接実施前に辞退
合格(内定):2件
採用:1件 ※他1件は内定辞退

12月くらいに募集をかけて年明けから4件の応募者がいましたが、最初の2件は面接まで行かずに辞退されました。面接する前に辞退されるのは、少し悲しいですね。。

その後の後半2件については無事面接まで実施して内定を出させて頂きましたが、うち1件は先方から内定を辞退されましたね。理由は自分の方向性とこちらの業務にズレがあり、他社の方がより応募者の方向性にマッチすると考えたためとの事でした。

そしてもう1件は、無事内定通知を受理して頂き採用が決定。この方も他社から内定を受けている方で最終調整が擦った揉んだしましたが、年収の調整や業務内容の説明をフォローした事で、なんとか採用することが出来ました。

私が面接した転職希望者の特徴

ここまで4件の採用活動をしてみて、20代〜30代の転職希望者の特徴ついて感じたことは以下の3点です。

・1人10社近くの採用募集に興味を持ち応募(エントリー)している
・こちらのレスポンスが遅いと面接前に他社に流れてしまう
・多くは複数の会社から内定をもらっている

1点目の転職希望者の採用募集のエントリー数ですが、面接で聞いている感じだと10社程度の募集に興味を持ち、5〜6社に対して実際にアプローチしている方が多かったです。これは、エージェントからある程度の指導を受けているんだろうなと感じています。

また、応募から採用までのスピードがもの凄く速いです。最初の2件の応募の時の話ですが、応募があってから面接までの期間について、ある程度余裕を持った方が応募者の方も社会人なので日程の調整がしやすいかなと思い、2〜3週間後で面談日を設定していましたが、その前に他社に決まってしまうということが連続しました。

こうした経験を受けて、3件目からの応募者に対しては直近でのスケジュール調整を行い、レスポンスも早くするように心がけたことにより面談まで行きましたので、採用活動においてはスピードがとても重要である事を本当に実感しましたね。

最後の3点目ですが、転職活動を活発にするような20代〜30代の人は、2〜3社は当たり前のように内定をもらっています。よって、内定を通知してからが本当の採用活動であり、他社との勝負という感じでしょうか。

例えば、他社との選択に悩んでいる内定者に対してフォロー面談をしてより業務内容を理解して頂いたり、また年収の面でも補助や福利厚生などの面まで他社との比較をしてもらったりして、内定通知を受理してもらえる様に内定者の後押しを必死にする感じです。ここまでやって、ようやく採用までに至るという感じです。

一定の業務経験がある人は転職活動した方がいい時代

自身の採用活動の話から少しそれますが、先日2022年春闘のベースアップに自動車大手や電気大手が満額回答したというニュースに混じって、大卒や大学院の初任給を大幅に上げる企業があったという話題がありました。

この記事自体は大卒の初任給について書かれていますが、エンジニア業界では20代〜30代の会社のこれからを支える人材に対しても給与を増やして優秀人材を確保して行くという動きを強めています。また、外資に対しても見劣りしないように各社見えないところで給料を上げていくと思います。エンジニアの採用がまさに戦国時代であることが、こうした動きから分かります。

エンジニア業界の採用が活性化する中で、3年以上で一定の実務経験を蓄積しスキルも向上したエンジニアの方は自身の価値を確認する目的でもいいので転職エージェントに登録してみるのも良いかなと思います。

今回私は採用する側の立場で活動しましたが、率直に転職に動いた人ほど自身が希望する職務へ移動や所得水準の向上が見込める時代になったなと感じます。採用する側も入社して数ヶ月で即戦力というのは(表向きとは違って)期待していないので、気負わずチャレンジしてみては如何でしょうか。

以上、「エンジニアの採用活動は戦国時代です」でした。

今日も長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。最近サボっていますが、週2回以上を目標に様々なテーマでエッセイや体験談を書いていますので、またご訪問ください。

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