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自動販売機での不安/強迫性障害

先日、自販機で飲み物を買おうとお金を入れた。
下から商品が出てきたのだが、同時にお釣りが390円出てきた。僕の感覚ではちょうどを投入したつもりだったので、猛烈な違和感と不安に襲われた。

というのもお釣りが出てくること自体が不自然な上、しっかりメーターに390円と表記されて返却されたのだ。つまり誰かが釣り銭を忘れていれば釣り銭口に残り、メーターには反映されていないはずである。
自販機の返却レバーの下げ忘れも考えづらい。
仮に残っていたら僕自身、お金を入れる前に
メーターやボタンの点灯で気づくだろう。

ここで僕はあらゆる不安の想定をしてしまう。
まず可能性はかなり低いが、自販機のシステム上の不具合で390円と表記された上に実際に返金されたパターン。僕は念のため、管理会社の番号と自販機番号を控え自分なりにひとまず対応をした。

次の不安として、
近くにいた女性が実はお金を投入していた上に、
僕が勝手に割り込んで購入したというパターン。
この点も事実であれば女性が何かしらのアクションをするだろう。
自分でも不自然に気づく上、何より女性は明らかに自販機からは離れた位置で立っていた。割り込みなんてしない上に不注意で行ったとして、お互いに何のリアクションもしないだなんてあり得るだろうか?

そんな中、僕は1つの解決策をひらめく。
僕は日頃から電子マネーで会計を済ませているため、現金は月に数える程しか使わない。直近では財布にある現金は理容に用意した4000円で、
そこから現金のみのラーメン屋さん、
電子非対応の自販機など使用した金額を引いていき、390円になれば僕は無意識にその金額を入れていたのが分かる。

結果として様々なレシートなどを参考に計算すると、見事に390円のお釣りピッタリとなったのだ。
つまり、僕は無意識に多く硬貨を投入していただけであったのだ。

一度不安になると解決策や考えがまとまらないと
僕は不安で頭がいっぱいになる。そして、ありえない不安でも可能性が排除できない限りは反芻してグルグル思考をめぐらせる。

いつかこの日々から少しでも解放されたい。

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