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僕は「過去の記憶に不安になる」

”過去の記憶に不安になる”強迫性障害を持つ者として、
頭の中で止められない反芻思考の一つに共感する方もいるでしょう。

僕は元々、思い出などの記憶はかなり覚えている方で、
例えば10年前に行った旅行の日付や立ち寄ったサービスエリアで何を食べたかまで覚えてます。
野球やサッカーを観に行けば「あの試合の時は〇〇線で乗り継いで、帰りは別の路線で帰ったなぁ」というのを試合ごとに覚えていたりします。

こうした記憶は頭で思い出を反芻したから覚えているのかもしれませんが、
自分の中で多くの記憶が正確で明確であるからこそ、たまに発生する記憶の間違いに敏感になります。

「あのライブに行った時は6年前の8月31日だったなぁ」と僕の中で記憶があるとします。ライブ会場や何のグッズを買ったのかも覚えていたとして、当時のチケットを確認するとライブ日は1日違いの8月30日。この際、僕の中では記憶の間違いに急に不安になるのです。
もちろん、通常の方々でもこの程度の記憶違いは日常に存在するかとは思いますが、心理的には「ここで間違えていたって事は、他の日常生活でも何か間違えていたでは?何なら現在進行形で何か重要な書類などの間違いが過去にあるのでは?」という起きても無い、ありもしない不安です。
趣味や予備知識の範囲であれば僕もそれほど不安にはなりませんが、その不安は過去の記憶を自分なりに整理できるまで反芻してしまいます。

その結果、僕はほとんどの記憶は合っていたとしても僅かな間違いで全ての記憶に自信が無くなるのです。










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