「夏が好き」は思い出補正なのか
夏がそろそろ来る。
僕は元々は秋が好きだった。
秋の昼間にラジオを聴きながら散歩するのが好きだったが、上京してからは、夏と秋の気温変化に慣れないのを毎年繰り返している。
夏が好きな人もいるだろうし、嫌いな人もいるだろう。
僕は最近少しずつ好きになってきた。
夏休みシーズンはライブやフェスも多いし、
野球やサッカーを観るのもシーズンの終盤でいい時期だ。
部屋でエアコンがガンガンの中でゲームをするのも良いだろう。
自然も豊かで旅行の気分も上がる。
だかそれらを単体で断片的に思い出すと過酷な思い出となる。
35度を越える暑さの中でライブの物販に並ぶこと、
スポーツ観戦も観てるだけなのに汗が止まらない。
暑さで家とスーパーとの往復だけでもめまいが続く。
つまり、夏というのはどこかボヤっとした
曖昧で楽しい思い出なのだろう。
強烈で何となく楽しかった経験に人々は記憶を補正する。
だからこそ夏が好きな人は、
夏という季節をまたトライするのだろう。
僕もそうだ。
絶対に過酷でうんざりするほど暑いのに。
「早く冬来い!」って叫ぶだろうに
カレンダーと睨めっこして
何処に出かけようか計画を練っている。
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