子供のケガと運動
こんにちは、MASAです。
今回は子供のケガと運動について今の僕が思うことを学んでいる理論を踏まえて話していこうと思います。
まず人間の身体的成長は男女で多少の差はありますが、大体15歳くらいまで続きます。
小さい頃は骨はとても柔らかくさらに骨を覆っている骨膜というものが分厚いのでバキッと折れることはないと言われています。
そのかわりグニャと曲がったり、
捻挫をしたときに骨の一部が取れる裂離骨折が起こりやすいです。
大人は骨折より捻挫や肉離れ、打撲などの軟部組織の損傷が多いけど 子供は骨の損傷が起きやすいです。
この2つは成長に大きく関わるもので子供の骨には「成長軟骨」がありその部分をケガしてしまうと成長しにくくなったり、
変形が残ってしまう成長をしたりで血管や神経を圧迫して痺れたり左右の成長の差が出たりします。
成長によって起こる有名なものとして「オスグッド」がありますね。大体中学生くらいで膝の少し下が痛いヤツです。これは骨にくっついている筋肉が硬さと引っ張る力で骨の剥離が起きて炎症がでるもの。特にスポーツをしている子供に多いので運動後のストレッチやアイシングが必要。
子供のケガは大人のケガより目立ちにくいので子供が痛みを訴えたら1度 しっかり見てもらった方がいい。
続いて子供の運動について
子供の運動で大事なのはとにかくたくさんの動きを行うこと。
全部ではないのですが、「立つ」「登る」「投げる」「跳ぶ」「走る」「打つ」「持つ」「浮く(水)」「押す」「引く」「回る」などの
幼少期に身につけたい「36の基本動作」というものがあります。
これらの動きはすべて何かしらのスポーツの動きになっていますし、
スポーツをやる予定のない子供でもやるべき最低限のこと。人間として必要なことです。
できるできないは関係なく、子供の内はいろんな動きを行う方が運動神経が養われていきます。それががんばっているスポーツの動きにもいい影響を与えていきます。現代においていろんな機器の発達で運動をする子供の数が減ってきていて小学生の体育の成績が10年前にに比べてどんどん下がってるらしいです。
さらに「ゴールデンエイジ」といって、もっとも運動神経が向上する時期がありそれが12歳までと言われています。この時期にやったことが今後の体の動きの基礎となります。その時期、野球やサッカーなどのスポーツを始めたことで専門的な動作(野球でいう打つ、投げる)は得意だがそれ以外の動きが苦手な子供が多く、良くも悪くも「野球しかできない」「サッカーしかできない」状態になることがあります。
沢山、専門動作をするメリットとしては技術の向上などがありますが、 デメリットもあり、同じ動作を繰り返すことで決まった関節や筋肉ばかりが使われ中学、高校でケガをするリスクが高くなると言われています。 そのケガをきっかけに競技をやめざるを得ないこともあります。
なのでいろんな運動をする目的として、できない動きを減らし運動神経を養うこととスポーツで専門的な動きをしている子供の関節や筋肉への負担を特定のところに集中させないようにしケガのリスクを減らすことにもなります。
さまざまな考え方があると思いますが、一番重要なのは子供自身の思いです。大人がやらせるのではなく子供自身が自発的に行い、そのサポートをしていくことが大人の役割だと思います。その際のアクシデントを少しでも防ぐために子供の体のこと、運動のことについて理解をしておくことが大事だと思ったので今回書かせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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