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楽しみながら学ぶコミュニケーションゲーム:私はなんでしょう?

高校通級で行っている『私はなんでしょう?』というゲームを紹介します。これは演劇の先生に教えて頂いたゲームです。2組のチームに分かれて行います。1対1でも構いません。回答者と出題者に分かれ、回答者は出題者が考えた答えを当てるために質問をします。出題者は「はい」か「いいえ」で答えることしかできません。質問によっては「はい」か「いいえ」では回答が難しい場合があります。その微妙な部分はノンバーバルコミュニケーションを使って伝えるしかありません。また、回答者も言葉以外のノンバーバルな部分と読み取る力が必要です。例えば、回答者が書いた答えが「野球」とします。質問者は質問していきます。
質問と回答の例です。
長くなるので途中省いていますが、実際になるともっと細かく質問したりするので長くなると思います。
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質:それは生き物ですか?
回:いいえ
質:それは食べ物ですか?
回:いいえ
質:それはスポーツですか?
回:はい
質:それは球技ですか?
回:はい
質:それはチーム競技ですか?
回:はい
質:それは野球ですか?
回:はい
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このゲームはお互いに協力してスムーズに答えを導き出すことをはずしてはなりません。回答者と質問者に分かれているので対立関係に感じますが、そうではなく協力関係として成り立たせたいゲームです。このように推測し質問するスキルはもちろんですが、非言語的な相手の表現も読み取る力が身につきます。また、回答者も過去の記憶と質問を照らし合わせる作業や「はい」「いいえ」以外に伝えたいことがあれば表情や言い方など非言語的に伝えなければなりません。相手に伝える時の様々な手段の存在に気づいたり、伝えたいという欲求が自然と湧き立つはずです。この時にコミュニケーションの必要性を楽しい活動の中で感じます。必要性を感じることで主体的に学び習得しようという姿勢につながるのではないかと感じています。
ぜひ、学習の場面で今回紹介した『私はなんでしょう?』試してみてください!


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