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高校通級申し込みの意思を高校生当事者に委ねられる範囲

『私は〇〇に困っていて通級が必要だと思っています』と能動的に申し込める生徒はかなり稀です。多くの場合が、『親に言われたから。』、『中学校もやってたから』など本人の意欲が感じられず、受身的な申し込みが多いです。

また、アセスメントのために一斉授業の見学に行くと、対象の生徒以外に困り感を抱えていそうな生徒は多くいます。現場の先生からももっと支援が必要な生徒がいます。と聞かされるケースもしばしばです。
もちろん通級に来る生徒も支援は必要ですので、誤解がないよう。
ここで言いたいのは通級にもつながらず、支援が受けられていない生徒もいるということです。もちろん現場の先生方は一斉授業の中で、必要な支援をしてくださろうとしていますが、物理的に個別対応には限界があると感じます。

常々感じるのは通級を保護者や当事者からの申し込み待ちではなく、現場の先生方からもアプローチがあっても良いと感じます。

発達段階の視点からいっても、かかわる生徒の多くが生活年齢よりも幼い印象を受ける生徒が多いのです。
仮に小学校高学年の子どもに自己理解と主体的に援助希求を期待しても難しいということは容易に想像がつくと思います。

ミクロな視点からの意見ですので、まだまだリサーチが必要です。
しかし、現状の制度の適正さに疑問を持ちつつ改善の余地も考慮した上でこれからも最適な解を探っていきたいと思います!

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