子供のレベル(ボディーイメージ)に応じた指示や支援の方法
ボディーイメージと言葉や概念が結びついている状態であれば、口頭指示のみで理解して行動に移すことができます。
例えば、『右手の中指を曲げて』と言われた時に右手の中指が正しく理解できている子供は指示通りに動かすことができます。
しかし、ボディーイメージができていなかったり、イメージと概念(右や左など)が結びついていないと指示を聞いても理解ができません。
こんな時には、指さしでの指示を行うことで視覚的に動かすべき箇所が見えます。
それでも難しいこともあります。
その場合は動かして欲しい箇所を触って触感覚を活用することも有効です。
次に、補助による支援です。
支援者が動かしてあげるのです。
動かすという体験を通して学習が積み重なります。
さらに、動かした時には声かけを行います。
できた時には『いいよ。できてるよ。』などと声をかけてあげることで子供もこれでいいんだなぁと安心感を得ます。
安心して取り組めることはとても大切です。
これで合ってるのかな?と疑心暗鬼な状態では情緒が安定せず、学習効果も落ちてしまいます。
必要に応じた指示方法と支援の仕方の選択が重要になります。