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愛着障害の種類

回避型愛着スタイル

  • ASDと勘違いされやすい
    勘違いやすいために全世界のASDの診断を受けた人の数が増加した

  • シゾイドパーソナリティ障害とは別である。シゾイドパーソナリティ障害は孤独を好む傾向にあり人と交わることには喜びを感じにくい。
    パーソナリティ障害のベースにはASDがあって先天的な要素が強い。

  • 人の愛情や関わりを求めていない。求めないことでバランスをとっている。孤独でも安定している。

  • 一見社交的な雰囲気がある。さらに親密になろうとしてもすれ違いが生じる。本人よりもパートナーなった人たちが苦しむ。

  • 回避性パーソナリティ障害の場合は本当は人と関わりを持ちたいと思っているが、拒絶されたりすることを恐れて自分からの行動は取れない。親密になると依存してしまうケースもある。

  • ネグレクトや温かい情愛の欠けた、または過干渉的な養育環境で育ったことが要因です。

回避型愛着スタイルを防ぐには?
小さいときから周りの大人が豊かな反応を示して安定した愛着を形成することで防ぐことができる。共感性や応答性が豊かな大人が近くにいると安定した愛着が育まれやすい。


不安型愛着スタイル

  • 人の顔色に敏感で常に伺っている

  • こだわり行動や常同行動が見られることは少ない

  • 不安型愛着スタイルがベースにあり社会的コミュニケーションの力はある。感覚の過敏さにより不安を感じやすい場合はHSP

  • 情緒的に不安定なケースや両親の喧嘩が絶えずあったり、親の顔色を伺いながら過ごしたケースに多い。

  • 元々ASDの人が不安定な養育環境で育ったり、学校でのいじめ体験によりASDと不安型愛着スタイルが同居しているケースがある。

感覚の過敏さを和らげるためには?
支援者に懐くことが大切だということです。懐いた相手と関わることで愛着が安定して幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。オキシトシンの働きにより感覚の過敏さが和らぐそうです。触感覚の活用によりオキシトシンが分泌されることもわかっています。こういったホルモンの作用を知って活用することも大切です。

発達障害だけに限らずいろんな種類の背景がありますので様々な原因と対処法を知って通級の指導にも役立てていきたいと思います。

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