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教師に必要な行動力



私は民間企業で務めた後、教員の職に就きました。
民間企業では営業をしていたこともあり、事務作業よりも人と会って仕事をしているほうが楽しい人です。
また、新規開拓営業をしていた経験が功を奏して子供たちのために連携する機関を開拓するために動き回るのが大好きです。

現在は高校通級を担当していますので、就労継続支援事業所やグループホーム、自立訓練所などを回っています。

民間企業から教師として学校の中に飛び込んでみて感じたことがあります。それは先生方は自らの力で生徒の成長を促したり問題を解決しようとする特性が強いことです。

こんなことがありました。私が部活動の顧問をしている時に、ある先生から「部員が起こした問題は顧問がなんとかするべきだ」と言われたことがあります。
過去はそれもよかったのかもしれませんが、教員や関係機関がチームとなり連携しあって子供の成長や問題解決を応援するのがベターだと私は考えています。

特に家庭環境が複雑な家庭については学校の力だけでは難しい面が多分にあります。
また、家庭に子供達の居場所がないようでは成長が阻害されてしまいます。

保護者の影響はそれだけ大きいのです。
家庭環境が整っており、保護者がより理解者で子供たちを全面的にバックアップしてくれている家庭のほうが子供たちは成長しやすいです。

居場所は大切です。
教師が働きかけても保護者を変えることは難しいです。保護者自身も支援が必要な方の場合もあります。
外部機関の力を借りて子供たちが健全に生活できる環境を整える方が手っ取り早く子供たちにとってもよいのです。

外部機関と連携を行うためには日頃から関係づくりや情報収集が重要です。
実際にその施設に出向いて、人と会って話を聞くことが重要です。

出向いた施設や会った人の量がある一定の数を行かないと見極めることも難しいです。

だからこそ、教師にも多動力が求められると思います。
とにかく新しい情報・場所・人に触れることが大切です。

素晴らしい出会いがあったときにはその施設やの取り組みを学校でも転用できることが多いです。
そして、連携ができれば子供たちの支援を一緒にできます。

また、数多く見るメリットとして外部機関それぞれに特徴があります。子供の特性に合う合わないが発生します。
例えば、就労継続支援B型事業所一つとっても様々なタイプがありますので、子供の特性によって選定は大切です。
子供たちの特性を見極めることができても特性にあった先の引き出しがないとマッチングがうまくいきません。

だからこそ、たくさんの外部機関に出向いて自分の目で見て雰囲気を感じることが大切です。

先生方も新しい場所に出向くのは不安も大きいと思います。いくら外回りが好きな自分でも新しいところに出向くのは、不安もあります。
しかし、教員という立場は暖かく迎えていただけます。
民間企業で新規開拓営業をしているときの対応と比べたら雲泥の差があります。

外部機関の方々もお忙しいにもかかわらず丁寧に説明してくださいます。

リアルを見れるのもめちゃくちゃ良い点です。事業所や訓練所に行くと利用者さんが実際に作業されている生の現場に立ち会えます。
リアルな現場の雰囲気を感じ取ることができるので、まずは現地に足を運び人と会うことをお勧めします。

どこに行けばいいかわからない方はスクールソーシャルワーカーさんに聞くことも一つだと思います。

繋がっていくと繋がった機関の方に紹介してもらって数珠つなぎのように地道に繋がっていくことをお勧めします。

特に信頼のおける外部機関からの紹介先はとても良い期間が多いです。

営業職の仕事をしているときも紹介の強みを感じていましたが、どの業界でも同じです。
紹介から紹介をつないでいくことが重要です。

まずは一歩動き出しましょう。

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