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働くとは・・

【ラジオ体操119日目】
【体重61.8㌔、体脂肪率14.8%】

こんばんは。
働かなくても生活することができるのであれば、働きたくないよね?という質問に、”そうだね”と頷きながらも、働かないとか無理だというのが顔に出てしまうコマリストです。


今日は『仕事との向き合い方』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは1日何時間くらい働いているでしょうか?
理想の労働時間は何時間ですか?


今日、私がお会いした木工所の社長が、ベンチャー企業も顔負けの労働時間であることを当たり前のように話しているのを聞いて、恥ずかしい気持ちになったので、記録として残しておこうと思います。


”個人事業主”として働いていらっしゃるこの社長が、いったいどのくらい働いているのか。その時間をどんな気持ちで働いているのか。


興味がある方は、ぜひ読んでみて下さいね。

T社長の働き方

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この木工所は社長であるTさんと、そのお母さま(なんと御年72歳)の2名で運営している会社です。


年商は2,000~3,000万円。
規模で言うとそんなに大きくないと感じるかもしれません。


しかし、この会社で制作している製品は国内のほぼすべての大学に納品され、47都道府県の○○ホール、○○劇場といった場所に納品されています。


もともと、T社長のお父様が立ちあげたこの会社は、一昨年まで3名体制で運営し、昨年お父様が他界されたことで、T社長が引き継ぎました。


そんなT社長の2020年の休日は、年間合計で1週間もありません。
そして、2021年はまだ1日も休みを取ってないとのことでした。


休みが無いことはもちろん、その労働時間もすさまじく、朝は6時から作業を開始し、その作業時間は深夜にまで及びます。


時には、仕入れのために深夜3時から高速を飛ばしていくこともあるのだとか。。


社長曰く、”もう20年以上もこんな生活をしているから、自分が働くことは全く苦ではない”とのこと。


また、同席されたお母様も”最近になって、少し体力が落ちたかなと思う”とのこと笑


話をしていて、この二人の仕事に対する視座の高さに、逃げ帰りたくなるほどに恥ずかしい気持ちになりました。

働き方改革?

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さて、一昨年から本格的に働き方改革なるものが導入されて、これまで当たり前のように残業していた社員が、残業を制限されて、有休を取得しなければならないということが法律で決められました。


奇しくも2020年にはウイルスのおかげもあって、色んな意味で新しい働き方が導入されたことで、明らかに働く時間というのは短くなったように感じます。


けれど、これはあくまでも”社員”の話です。


経営者は、どれだけ働こうとも残業手当なんてないのが当たり前だし、社員の生活を守るためには、『役員貸付』という形をとって、報酬を受取らないこともあります。
#中小企業では当たり前にあること
#意外と知られていない


それほどまでに社員というのは守られているし、逆に言うと経営者はそれだけのものを背負って仕事に向かっています。


私自身、昨年解散した会社を運営していた時には、決算書上は報酬を受け取っているものの、実際には無報酬で何か月も働いていた時期がありました。


少し話が逸れましたが、そんな頃のことを思い出しながら、今日のT社長の話を聞いていたんです。


T社長にとって、働くとは”自分を信じて仕事を依頼してくれる取引先に対する恩返し”という考えを話していただきました。


どれだけ、たくさん働いても別にそんなことはどうでもいい、そんなことよりもお客様に良い商品を届けたいんだと語るT社長は、くそカッコ良かった!


日本人は働きすぎ
働き方改革なんだから有休をとらせるべき


一昨年、こんなセリフをたくさん聞きました。この言葉には何も感じなかった私が、今日のT社長やお母様の言葉に心を動かされた。


働くとは、自分にとってどういう意味を持つのか。


私が胸を熱くさせられるのが、T社長のような方だということがあらためて理解できたので、私自身の仕事に対する向き合い方について、今一度考えてみたいなと思います。


長時間労働が正義だとは言いません。
けれど、働くことの本質を見失うような働き方改革なら、取り組みたくないと本気で思った出会いでした。


皆さんにとって、働くとはどういうものでしょうか?
明確な答えが見つかれば、人生が加速するかもしれませんよ。

じゃ、またね!

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