見出し画像

不完全さという魅力<5/1000>

【ラジオ体操310日目】
『ニコチンレス生活31日目』

こんにちは。
どんなことであっても、やるからには手を抜いたりしたくない完璧主義者のコマリストです。


今日は『不完全であることの魅力』というテーマで書いていきたいと思います。


完璧な人間など存在しない。


色んな学問や哲学、アニメや漫画、小説などで使われるこの言葉。


みなさんはどう思いますか?


色んなところで伝えられているということは、恐らく正しい考え方なんだと思います。


ですが、私たちはいつも完璧を求めて、苦しんだり悩んだりしてしまいます。


私自身もそんな完璧主義者の1人です。


今日は、人が熱狂しファンになる為に欠かせない「不完全であることの魅力」についてのお話です。


高みを求めすぎて疲れてしまったという人にこそ、こんな考え方もあるんだということを知ってほしいです。

人を魅力する不完全さ

さて、不完全であることが魅力的だというのはどういう意味なのか。


少し考えてみて下さい。
バリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。仕事もプライベートも一部の隙も無く、徹底的に無駄を省いたミニマリストで、いつもタイトスーツにピンヒール。片手に持っているのは英字新聞。


バリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。仕事はいつも完ぺきにこなす・・つもりだけれど、ちょっとしたミスが多くて大体いつもやらかして落ち込んでる。プライベートはずぼらで誰にも会いたくないから自宅に引きこもって好きな映画を観ながら1日中パジャマで過ごす。


さて、男性陣の皆さん。
どちらの女性が好みですか?
どちらに女性に魅力を感じますか?


勝手なイメージですが、完璧な女性を好む男性は、この女性の完璧さではなく、完璧な女性を従わせたいというドS要素である場合が多い気がしています。
#これは偏見です


どちらかと言えば、少し抜けてる女性の方が好まれるような傾向があるような気がしませんか?


続いて、女性の皆さんにも考えて頂きましょう。


外資系商社でバリバリ働くエリート君。さわやかなイケメンで、どんなに忙しい時でも笑顔を絶やさず、完璧に仕事をこなします。そんな彼はプライベートでも完璧を求めます。生活感がないほどにきれいに整理された部屋で、ホコリ一つありません。


外資系商社でバリバリ働くエリート君。さわやかイケメンで、どんな時でもクールに振舞いたいと思っているけれど、いつもどこか抜けていて、よく上司に怒られては落ち込んでいます。そんな彼の自宅はお世辞にもきれいとは言えません。脱ぎっぱなしの服の横で毛布にくるまりながら、大好きなお菓子を食べるのが幸せな時間。


さてさて、女性陣の皆さんはどちらが好みでしょう?


これは、もしかすると意見が分かれるのかもしれません。完璧男子君は、憧れの対象であり、ちょい抜け男子君は母性本能をくすぐるタイプ。


どちらが良いかは好みがあると思いますが、個人的には自宅くらいダラダラしたいし、落ち着ける空間で過ごしたいと思ってしまいます。
#お前の好みは聞いてない


さて、ここで気づいてほしいのは別の視点です。


それは、
『完璧であるかを問わず、どちらの男女も魅力的である』ということ。


そうなんです。完璧であることも魅力の一つではあると思いますが、完璧でなくとも、その完璧でない部分が人間らしくて魅力的だという印象を与えます。


無理をしてまで完璧を追い求めることが、非常に効率が悪いことのような気がしませんか?

トランスメディアストーリテリング

ここで、思考をガラッと変えて、不完全性を活用した少し面白い手法について紹介しようと思います。


その名も、
『トランスメディアストーリーテリング』


なんじゃ、その横文字は。
出た!横文字使いたがるやつ。


はいw
いつものカッコつけたがり屋さんですww


ですが、この手法については知っておくと様々な作品を鑑賞する場合にも、自らが情報発信を手掛ける際にも活用できます。


鬼滅の刃やMARBEL、マトリックスやスターウォーズなど、様々な大ヒット作品で使われた手法でもあるので、知っておいて損はないと思います。
#手法の使用有無については諸説あります


まずは、ざっくり説明しちゃいます。


この手法は、
本やゲーム、映画やテレビといった様々なメディアで、「別々の物語」を公開し、本編の情報を断片的にちりばめるもの。


大きな物語の大量の情報を一気に公開するのではなく、登場人物ごとに物語を分けて、それぞれの物語を個別の作品として公開していきます。


個別の物語の中には、『本編』とかかわりのある”断片的な情報”がちりばめられていて、視聴者は断片的な情報から推測しなければならない状態になります。


そして、最終的に複数の物語に触れると、断片的だった情報が線でつながっていき、一つの大きな物語が形成される。
#不完全な情報の活用


何だかよくわからないですよね。


ということで、コマリスト的な解釈で分かりやすく伝えます。


一言でいえば、
「名探偵コナン」
ですw


あの作品は、単独メディアで複数の物語を展開しているので、”トランスメディア”に該当しないかもしれません。


ですが、1話~3話で完結する小さな事件(物語)を描きながら、ところどころに『黒の組織』に関わる情報が出てくる。


あの作品のメインストーリーは『黒の組織と工藤新一』です。


ですが、あの作品では本当にメインストーリーが前進しない(笑)
小出しにすることで、様々な憶測を生みながら、ファンを増やしつつ展開されている。


このやり方がトランスメディアストーリーテリングそのものだなと思うんです。


ということで、横文字はよくわかんないという人もこれだけは覚えておいてください。


一番伝えたいものを様々なメディアで小出しにして提供することで、視聴する側の推測を生み、『検索する』という行動を促す。敷いてはファンを生むことに繋がっていく。


これは使えるかも!
と思った広報・マーケティング担当の方は、是非活用してみて下さい。

じゃ、またね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?