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作られた現実〈63/1000〉

【ラジオ体操368日目】
『ニコチンレス生活89日目』

こんばんは。
久々に東京に来てみたら、これまでとは違うところばかりに目がいってしまうので、思考は景色まで変えてしまうことに気づいて感動しているコマリストです。


今日は『思考によって作られた現実』というテーマで書いていきたいと思います。


新しい車を購入しようと思っている時のことを思い出してみて下さい。


インターネットや雑誌、店舗でお気に入りの1台を見つけると、その車のことが頭から離れなくなりますよね。


すると、普段と同じエリアを運転していても、やけに”その車”を見かけるようになる。


こんなことってありますよね。


これ、カラーバス効果という心理効果が働いているんですが、まさしく思考が見えている世界を変えている状態だと思いませんか?


今日は、思い込みによって視野が極端に狭くなってしまうことがないように、客観性を持ち続けた方がいいよね!というお話です。


結論は書いてしまったので、続きは時間のある方だけお願いします。

思考が作る現実

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早速ですが、思考が見えている世界を変えたり、視野を狭くしてしまうというケースについて、具体的なものをみていきます。


先日のnoteの記事に書いたY君とのやり取りを覚えているでしょうか。

今回の話も、このY君とのやり取りの中で実際に起きていたことを紹介する形で進めていこうと思います。


もともと、『新規事業の立ち上げ』について相談したいと言ってきたY君。


Y君が所属する会社が新規事業の立ち上げをY君に任せることになったのは、会社としてY君がいる○○課に期待している仕事をすべて完ぺきにこなしてしまったY君が、別の部署の仕事に介入しようとしたことがきっかけでした。
#自称
#優秀すぎるのが問題


とはいえ、相談されている側としては、そもそもの判断が正しいのか検証する必要があります。


そこで私は、Y君が所属している部署のミッションと、実際にこなしている仕事の内容についてヒアリングしていきました。


すると、言語化されていない部分があまりにも多いという事実が浮き彫りになったと同時に、一つの大きな問題が見つかったんです。


その問題とは、
Y君にとって、○○課の仕事(のメイン)はたった一つだと認識されていたこと。


もちろん、その認識が抽象化された広い意味を持つ内容であれば、問題とまではいかないわけですが、かなり具体的であり、部署の仕事としては明らかに不足があった。


ということで、Y君が感じている組織の課題や、理想とする状態について自らの口で語ってもらいながら、それらのどの部分に部署として関与できるのかを整理していきました。


数時間に及ぶヒアリングの結果、私から『それって、〇〇課の仕事だよね』と伝えた内容が5つほどありました。


この5つ、私から提案したのではなく、全てY君の口から出てきたものです。


つまり、必要な仕事ではあるという認識が頭のどこかにはあったものの、『〇〇課の仕事はコレ!』という思い込みによって、思考から消えてしまっていたということ。


思考が視野を狭くして、見えていたはずのものを見えなくしてしまうということに気づかされる最高の事例ですよね。

思考に縛られるな

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さて、今回のY君のケースは、たまたま利害関係のない第三者に相談したことで明らかになったという良いパターンでした。


実際、明るみになっていないだけで、思い込みによって視界が歪められ、その結果大切なことを見落としてしまうということは山ほどあります。


私自身、昔から考えすぎるところがあるという性質を持っているので、視野が狭くなって、周りから指摘されるということはよくあります。


自分はそんなことない!
人よりも視野が広い方だから大丈夫!


そう思いたい気持ちはよくわかります。
でもね、誰にでもあたり前のように起きうることだし、大丈夫な人の方が少ないと思うんです。


なぜなら、自分には見えていないから。


では、思考に縛られないようにするためには、どうするのが良いのか?


個人的なオススメは、自分自身が思考によって捻じ曲げられた現実を見ているんだということを前提にして、色んな物事を客観的に見る時間を意図的に作ること。


その方法は、色々とあると思いますが、とても分かりやすくてオススメしたいのは『日記を書くこと』です。


日記を書くという行為は、1日の中で実際に起きた出来事を思い出しながら、第三者的な目線で振り返るものです。


自分自身が当事者として、目の前で起きていることに向き合っている時は、どうしたって当事者意識が優先されてしまうものです。


こうなると、思考による現実世界の改変が起きてしまうので、視野を広く保つのは難しい。


この点において、一度現場から離れたところで、思い出しながら文字として起こす日記という手法は、非常に優秀です。


日記を書く時には、自分自身の感情も含めて、客観的な視点で見ることが可能です。


すると、現場では見えていなかった新たな気づきや発見を得ることができる。


何かに行き詰まったり、”切迫感”みたいなものを感じた時には、一度立ち止まって、日記を書いてみると視界がクリアになって道が見えるようになるかもしれません。

じゃ、またね!

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