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シンプルこそ難解<478/1000>

【ラジオ体操780日目】
【ニコチンレス生活501日目】

こんばんは。
足し算デザインが得意なくせに、引き算デザインが好きなので、デザイナーさんとの打ち合わせは地獄のように大変になるコマリストです。


今日は『空白を言葉で表現する』というテーマで書いていきたいと思います。


素材と素材を繋ぎ合わせて相手に伝えたいメッセージを全て盛り込む。
#足し算
#比較的簡単


伝えたいことが整理しきれていないと、メッセージが多すぎる資料やデザインに仕上がることってありますよね。
#大企業の資料
#ほとんどこれ


私たち日本人は、「余白」から何かを感じ取ることが出来る文化を持っているのに、ビジネスとなると詰め込みがちです。
#もったいない


数年前から、もともとの日本人にマッチするミニマリストや引き算デザイン、ミニマルデザインみたいな言葉が出てきたので、盛々の足し算デザインは、嫌煙される傾向にありますよね。


今日は、余白が重要なシンプルかつミニマルなデザインを、文章だけで他人に伝えるのは死ぬほど難しいよね〜というお話です。


デザイナーさんに苦労をかけすぎちゃったかもです。。

ロゴと名刺と

色見本とカラーチャート

新しい会社を作ってからというもの、これまで個人事業として取り扱ってきた様々なものを刷新する作業に追われています。


携帯電話1つで仕事するのも信用力の問題があるので、固定の番号を取得することもその一つ。


他にも、新しい屋号にマッチするドメインを取得して、メールアドレスを新たに作成したり、旧メールアドレスを管理していたサーバーを固定費削減目的で新しいサーバーにお引越ししたり。
#Iさんありがとう
#助かりました


当然ですが、連絡手段や連絡先が新しくなったことで、受信側の端末設定も必要となります。
#こういうの
#本当にめんどい


さらに、使用する機会が減ったとはいえ、まだまだ地方では活躍の機会が多い名刺も新たなものを作成する必要がある。
#むしろ
#毎回必要かも


他にも、請求書や契約書周りの整理、法人用口座の新設、クレジットカードの契約などなど、出来ていないこともたくさんあるわけで・・。
#誰か助けて


こういった価値を生まない雑務を行いながらも、収益をあげる行動を無くすわけにはいかないので、お客様との連絡は絶やすことなく行う。


法人を作るまでも大変だったけど、その後の方が細かくて抜け漏れが発生しそうだし、面倒だと感じてしまうことが多いです。
#向いてない
#計画的にできないから


と、愚痴をこぼしていても仕方がないので、淡々と進めているわけですが、今回の話の主役は”デザイン”が関わるロゴと名刺について


少し前に、『クリエイティブはプロに任せろ』というタイトルで、顧客の目に触れるデザイン等のクリエイティブについては、プロに任せるべきだという話を書きました。

私は、個人で仕事をしている時からクラウドソーシングでデザイナーさんに色々なデザインを依頼してきました。


今回も、その時の繋がりの中で、この人は腕も対応も信頼できるという人に会社のロゴデザインと名刺のデザインを発注することにしました。
#毎回助かってます


ただ、今回は以前と違って、私の中に割と明確なイメージがあったので、頭の中のものをデザイナーさんの力を借りてビジュアル化するという作業が中心となりました。


目指していたのはシンプル×スタイリッシュ笑


ミニマルデザインで、他の人と少し違うと感じさせつつも、誠実さをしっかり伝えられるようなものを作りたいと企んでいました。

言語化の不自由さ

ミニマルデザインパネル

今回の依頼は、ミニマルデザインで、シンプルながらも誠実さや温かみを感じられるようなデザインをお願いしますという言葉から始まりました。
#なんて抽象的
#よく作ってくれたよね


まずはロゴの作成を行い、その後名刺の表面、裏面という順番で作業を進めて頂くことに。


ロゴについては、前回の記事でも割と詳しく書いたので、省略しますが、デザイナーさんからいくつかの案が出される前に、手書きのイメージを送ってしまったので、それに引きずられたようなデザインになったと反省しました。


ということで、名刺のデザインについては、デザイナーの提案を受けてから発言するというスタンスで臨みました。


とはいえ、ノーヒントでデザインよろっ!
と、丸投げするわけにもいかないので、私が好きなのはこういったデザインだというものをネットで探して、デザイナーに送りました。


そこで提案された4つの案の中から、ベースデザインを選択し、修正作業へと進めていきました。


ところが、この修正作業がなかなかに骨が折れるものでした。


ミニマルデザインということは、テキスト1つ、ライン1つが全体のデザインに大きな影響を与えます
#空間の使い方
#1mmが大きい


テキストのフォントサイズやフォントそのものはもちろん、どこにどんなイメージのラインを入れる(もしくは入れない)という希望を言語化してデザイナーさんに投げ続けました。


ただ、デザインは”絵”で、伝える指示は”言語”です。


特に『空間の使い方』みたいなものについては、本当に言語化して文字で伝えるのが難しい!


背景色の切り替わりポイントの手前で白い枠線を斜めにカットして、スペースを空けてグレーの枠線を・・・。


あらためて実際に伝えていた言葉を見ても何が言いたいのか分かりません笑


何度もリテイクをしてくれるデザイナーさんに申し訳なくて、途中から紙に手書きの絵を描き、その手書きしたデザインを写真に撮って送る方式に切り替えました。


枠線一つのデザインを決めるために、描いた絵は3つ。
言葉でのやり取りは8回。
デザイナーさんのリテイクは10回以上。。


シンプルだからこそ、細かいニュアンスを言語として伝えるのは本当に難しいんだということを痛感させられました。


そして、絵心の無い私にはデザインの仕事は向いていないんだと、ちゃんと認識することができました笑


デザイナーさんって本当にすごいお仕事です。

じゃ、またね~!

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