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人を動かす魔法<581/1000>

【ラジオ体操882日目】
【ニコチンレス生活603日目】

こんばんは。
助言を求められた時に、良かれと思って効果の高いアドバイスをしても、90%以上の人が3Dで返してくるので、アドバイスは無価値だと感じているコマリストです。


少し前に、同業であり大先輩でもあるAさんと意見が大きく食い違った出来事がありました。


それは、企業の支援をする際に、具体的な方法まで伝える提案を行うか、クライアント側から具体策が出てくるのを待つかという2択についての議論。


Aさんの意見は、
より具体的かつ効果的なアドバイスを行うことこそが我々の価値だというもの。


私の意見は、
具体的かつ効果的な取り組みが相手から出てくるためのヒントを伝え、相手から出てくるのを待つことで、再現性を高めるというもの。


この違いは、一言で言えば支援する人が具体的なアドバイスをするかしないかの違いです。


ちなみに、これについては世界的に正しいという答えがあるものでは無いけれど、個人的には明確な答えがあります。


というのも、元々の私はAさんと同じ考えを持っていて、その結果、独立してから2年で全ての貯金を溶かした経験があるから。


支援する人による具体的なアドバイスは、どこまで行っても第三者的で、どんなに良いものでも、やる側からすれば「やらされ感」を伴うことになります。


もちろん大企業のように、たくさんの資本があって、失敗しても企業としての存在が危ぶまれない状況だったら「やらされ感」があっても良いかもしれません。
#経験として
#社員は育つし


だけど、失敗が許されない中小企業においては、「やらされ感」がある状態での取り組みは危険でしかない。


上手くいかなければ、こちらのアドバイスが悪いと責められることになるのはもちろんです。


そして、やらされ感を抱えたままだと、本腰を入れて取り組んでくれないので、失敗する確率がとても高い。
#やってくれないもん
#ほとんどの場合


具体的なアドバイスをしても相手が動いてくれるようになるには、先に強力な信頼関係を築く必要がある。


その時間が確保出来ていない新規のお客さんに動いてもらう魔法は、残念ながら今の私は知らない。


何者でもない支援者が、相手にやる気を持って取り組んでもらうには、具体的なやり方を伝えるのではなく、相手から出てくるのをじっと待つ勇気を持つ必要があるということ。


出てきたものが、自分の頭の中にあるベストな回答と比較して、劣っていたとしても、それが今の相談相手のベストだということ。


もしかしたらAさんは、私の知らないところで「何者か」になっているのかもしれないので、あまり強い言葉で議論できなかったんですけどねー。


相手に動いてもらう魔法。
あなたは何か持っていますか?

じゃ、またねーーー!

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