名言と迷言と<399/1000>

【ラジオ体操701日目】
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こんばんは。
1年の終わりに空き時間を作ることが出来たので、懐かしいスピーチを聞いたら仕事をしたくなってしまったコマリストです。


今日は『名言と迷言を分けるもの』というテーマで書いていきたいと思います。


2005年のスタンフォード大学と聞けば、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズの有名なスピーチを思い浮かべる人が多いと思います。


Stay Hungry. Stay Foolish.
(ハングリーであれ、愚かであれ)


こんな言葉で締めくくられたスピーチは、世界中で有名となり、たくさんの人の心に響きました。


ちなみにこの言葉には、全地球カタログ(Whole Earth Catalogue)という元ネタがあるので、実際にはジョブズの言葉では無いんですけどね。
#知ってましたか
#私は知らなかった


単純にカッコイイという理由で、私も何度かこのスピーチを聞きましたが、最近になって久々に聞いてみると、新たな気づきがありました。


今日は、同じ言葉でも名言として残る時もあれば、迷言として処理されてしまうこともあるよね〜というお話です。


世界に届くような名言のひとつでも残せる人になれたら良いですよね!

名言と迷言

偉人(渋沢栄一翁)

早速ですが、言葉が「名言」として残るのはどんな時なのか考えてみます。


名言が残っている人の特徴としては、その言葉を残した人が何かしらの偉業を成し遂げている人だということ。
#当たり前のこと


誰にも影響を与えること無く、歴史に残るような事を何一つ達成していない人がどんな言葉を残しても、それが名言として扱われることはありません。


せいぜい、その方の知人や縁のある人から”あの人はいつも〇〇だと言ってた”と言われるくらいのもの。
#それはそれで
#価値があることです


つまり名言とは、言葉そのものの意味よりも、『誰が言ったか』の方が大事だということになります。
#現代っぽい


そして面白いのは、言葉を残した本人が生きているうちは『迷言』と言われ、死後何年もしてから『名言』に変化した例も沢山あるということ。


超有名どころで言えば、天文学者ガリレオが残した「それでも地球は回っている」なんかは、天動説が信じられていた世の中においては世迷言でしか無かった。
#処刑は免れたけど
#撤回させられた


このように、年月が経過して価値観が認められた時にようやく名言として認知されるものも実際にあるわけです。


そう考えてみると、本人がどれだけ知恵を搾って、名言を残そうと努力しても、名言として残るかどうかはコントロール出来ません。


それを決めるのは周りにいる人だし、名言に進化するのは本人が死んでからかもしれません。
#進化なのか


しかも、言葉が本人のオリジナルでなくても、その人の言葉として勝手に残っていくケースも多いです。


今回、例にあげているジョブズの言葉(Stayhungry)も、以前紹介したマザーテレサの言葉(愛情の反対)も、本人のオリジナルでは無いです。
#初めて知った時は
#ビックリした


という事で、名言とは歴史的偉業を成し遂げた人物の生き様が、周囲が理解しやすい形で残されたものだと言えそうです。


つまり、名言は狙って残すものではなく、人から尊敬されるような生き方をした結果の副産物でしかない。


これを知っておけば、たくさんの言葉を残すより、たくさんの成果を残す方が近道になると分かるはずですよね。
#それが出来ない

今回の気づき

ピコン!

ここからは、久々にジョブズのスピーチを聞いた私が新たに気づいたことについてのメモです。


今回の気づきは、締めの言葉の次に有名なフレーズである「connecting the dots」について。


このフレーズは、過去に取り組んだ『点』が時間が経過してから線へと繋がることがあるという意味の言葉です。


一言で言えば、
無駄なことなんて何一つない』という意味。


過去の”ある時点”では、何のためにやっているか分からなかったことが、未来の”特定の時点 ”で活かされることがある。


これはある意味、真実だと思うし、学業を頑張ってきた学生に向けて投げかけられた言葉としては最適なものだと思います。
#卒業スピーチ
#そのために選んだもの


数年間、必死にやってきた勉強に意味があったと思える日が来ると、エールを送っているわけですからね。


これまでの私は、そんな意味の言葉として、捉えてきたし、実際そう考えている人が多いと思います。
#ここまでは
#ネットに出てくる


ところが、数週間前に私がいつも学ばせて頂いている西野亮廣さんが、ボイシーの中でこの言葉を鵜呑みにするなと警笛を鳴らしました。
#勘違いしないで
#否定はしてない


西野さん曰く、
『特に何者でもない段階では、たくさんの点を打つことではなく、一つのことを突き詰めて成果を出すことの方が大切だ


この言葉については、全くその通りだと思いました。


そもそもジョブズが伝えたかったのは、広く浅く色んなことに挑戦しろということではなかったはずです。


確かに点と点が繋がって線になるけれど、一つ一つの点は、しっかりと突き詰めて成果を出していなければ点とはいえないんです。
#点の考えかた
#中途半端はダメ


で、私自身の今回の気づきは、この西野さんの言葉も踏まえたものです。


それは、
未来の”ある時点”で点と点が繋がるのでは無いということ。


本当の意味は、
未来のある時点で、壁にぶつかった時に自分が取れる選択肢は、過去に本気で取り組んだものの中からしか出てこないということ。
#ニュアンス
#分かるかな


つまり、過去の点の延長線上に未来がある訳ではなく、未来の選択時に過去の点を参考にしているだけだということです。
#時間軸の違い


本当に重要なのは、
今やっていることが未来に役立つ日が来るという考え方をすることではありません。


今やっていることの中にたくさんの可能性と選択肢を見つけて、自分の意思で選択していくことの方が数倍大事。


そして、選択しなかったものの先にある可能性についても、今の時点でしっかりと検証しておく。
#数倍の効果
#未選択も選択肢


これができた時、未来の線はより太く、鮮明なものになるはずです。


熱くなってきましたが、抽象的すぎて伝わりにくいかもですね。


この辺にしておきまーす。

じゃ、またねー!

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