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3人のレンガ職人<778/1000>

【ニコチンレス生活799日目】
【ボイストレーニング181日目】
【記事の朗読39日目】

こんばんは。
同じ仕事をしているのに、向き合い方ひとつでこんなにも結果が変わることが現実にあると知って、気持ちの重要性を再認識しているコマリストです。


レンガ職人の話を知っていますか?


とても有名で、かなり多くの人がセミナー等で持ち出して、若干のアレンジを加えるので、もはや何がオリジナルなのかすら分からない状態。


ということで、あらためて紹介しておきますね。


世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。


長々とすみません。
これは、目的を持って仕事をすることの重要性と影響について説明するお話として取り上げられます。
#分かりやすい
#良い話だよね


今日、まさにこれを体現したような話を聞いて、向き合い方ひとつでこんなにも変わるものかと感心しました。


今日、初めてまともに話をしたNさんに、過去の職歴を伺っていたところ、何と私の友人と同じ仕事場で働いていたことが判明しました。


大きな違いは、Nさんは1年で退職してしまったけれど、友人は現役で働いていて所長を務めていること。


Nさんに退職理由を伺ったところ、こんな話をしてくれました。


N氏
「私には、高齢者を騙してムリヤリサプリメントを売り付けるような仕事は無理でした。だけどノルマは厳しくて、毎日が憂鬱で、直ぐに退職してしまいました。」


これを聞いた私は驚きました。
なぜなら、私の友人から聞いていた会社とは全く異なる職場だったから。


友人は、何があろうと絶対にムリヤリ売りつけることはしません。


お客さんが何に悩み、どんな不安を抱えているのか、たくさん話を聞いているので、高齢者のお客様からものすごく可愛がられて信用を得ています。
#売るためではなく
#話を聞くために訪問する


そして、高齢の方が「あんたのために買いたい!」と言ってくれても、必要のないものは絶対に売らない。


仮に効果がありそうなものでも、自分で購入し試してからしか勧めない。


そんな仕事のやり方で、しっかりノルマを達成し、評価されたからこそ所長まで昇進した。


本人には口が裂けても言わないけれど、友人の仕事に対するマインドと向き合い方は最高すぎる!


全く同じ会社で働いていても、本人の気持ちと向き合い方で、こうも結果が変わるって、まさにレンガ職人の話と同じですね。


Nさんには申し訳ないけれど、きっと会社が悪いのではなく、Nさん自身の問題じゃないかなと思ってしまいました。


あなたは今の仕事にどんな向き合い方をしていますか?


せっかくなので、3人目のレンガ職人のような志を持って仕事ができると良いですね!

じゃ、またね〜!

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