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活動を続けるために!<562/1000>

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こんばんは。
子ども食堂という名前で活動している団体はSDGsを謳っていることが多いけれど、本質から外れすぎていてなんだか気持ち悪いと感じてしまうコマリストです。


今日は『持続可能性をデザインする』というテーマで書いていきたいと思います。


先月から、月に1度だけこども食堂のお手伝いをしています。


このこども食堂が掲げているのは、『子供たちの子供たちによる子供たちのための場所』というビジョン。


確かに、たくさんの子供たちが楽しそうにお客さんを招き入れて、空間作りに奔走している姿が見られます。


とはいえ、厨房の中に入ると、やっぱり大人達が汗を流しながら時間と労力をかけて動いているし、主催者は行政やメディアの対応と、情報拡散のための撮影に追われている。


そんな姿を見ていると、どこに向かっているんだろうと真剣に考えさせられます。


今日は、スタートしてからでも良いが、早い段階で持続可能性について座組を組んでおかないと潰れてしまうよね〜というお話です。


目の前のことに必死になってしまうのも分かるんですけどね💦

持続可能性とは

おかわり!

こども食堂という言葉を聞いた時、とてもクリーンでボランティア活動的なものを想像される方が多い。


実際、主催者さんに話を聞くと、崇高なビジョンを掲げて、たくさんの人の力を借りながら手弁当で活動しているという話が聞こえてきます。


一方で、私が以前からnoteにも書いているように、あらゆる活動には『時間』と『お金』が絶対的に必要です。


ところが、参加者からしっかりお金を受け取っていたり、企業から出資を受けていたりすると、『ボランティアじゃないのか!?』という声を上げるアンチが出てくる。


確かに、たくさんの”儲け”は必要ないかもしれない。


だけど、食材の確保にも、人の確保にも、場所の確保にも、本来ならお金が必要だってことは、アンチのひとも分かっているはず。


余っている食材を確保すればいい。
公共施設を無償で借りればいい。
ボランティアを募ればいい。


こんな声が聞こえてきそうですが、これらの確保や交渉のためには、主催者さんが奔走する必要があるし、主催者さんだって生活がある。


ありがたいことに、日本には最低賃金と呼ばれるものが存在しているので、これらの確保のために動く場合には、企業なら対価を支払わなければいけないはずなんです。


世の中に提供した価値の量が『価値』だと言う考え方が広まりつつありますが、確実にこども食堂は価値を生み出しているはず。


だったら、ちゃんと収益をあげないといけないし、収益が上がるのが健全な形だと思う。


余り物の食材だって、生産者の時間とコストが費やされています。


公共の場所だって、維持管理にお金が支払われていて、税金が消費されています。


使うからには価値を生み出して、ちゃんと対価を受け取るのが健全だし、そうでなければ活動は継続できないはず。


本当の持続可能性とは、活動を通じて価値が生み出され、収益があがっている状態でなければならないんです。

初めからデザインする

儲け

持続可能性を謳うのであれば、主催者や関係者の費やす時間やコストを差し引きしても収益を産まなければいけない。


これを理解して頂いた上で、重要なことがある。


それは、活動の初期段階で収益をどこから生み出すのか?ということをしっかり検討しておくということ。


まずはスタートすることが大事!


熱い想いを持った人が始めることが多い活動なので、後先考える前に行動に移して参加者を集めて実績を作るというケースが本当に多い。


けどね、もしも参加者からの『参加費』で収益化を目指すなら、途中から費用をあげることは正直いって難しい。


それなら、最初の段階から微々たる金額であっても支払いを受けておくことが必須だし、収支は±ゼロになる程度に最初から設計しておかないといけない。


途中であげると、「あの団体は儲けようとしてる」みたいな事を言われて、活動そのものの維持が難しくなる。


もちろん、別のマネタイズルートは複数用意することが可能なので、それぞれのルートから最低いくらを確保するのかということを最初からデザインしておく。


その結果、参加者からはゼロ円だけど、開催する度に協賛金で収支が黒になるということを実現できるのです。


本当に大切なことなので、もう一度。


持続可能性を謳い、社会貢献活動を継続していくのであれば、初期段階から収支を黒字にするための戦略を十分に練ること。


これを疎かにしてしまった結果、開催する度に関係者が疲弊し、主催者の熱だけが空回りして、自然消滅的に活動が終わってしまうということはたくさんある。


誰になんと言われようが、持続可能性には経済的な側面を含めて”無理”があってはいけないのです。


あなたの身近にある社会貢献活動は、この視点を意識できているでしょうか?


気にしてみて下さい。
発見があると思いますよ!

じゃ、またね〜!

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