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経営者としての覚悟<919/1000>

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こんばんは。
ビジネスモデルさえしっかりしていれば儲かるとか、良いもの作っていれば売れるという顧客を無視した考え方を今でも神話のように信じ続ける経営者は、後継者に会社を譲ってあげたほうが社員のためになると本気で思うコマリストです。


久々に、この人はすごい!
そんな風に感じさせてもらえる経営者にお会いしました。


この方が経営する会社とは、某地方銀行からの支援要請を受けて、今年の3月に訪問したのがきっかけで出会いました。


初めてお会いした際には、銀行担当者もいたため、終始表面的な話が中心で、互いに探り探り話をするに留まりました。


その後、2回目の訪問では、現在抱えている課題や、その解消に向けて具体的にどんな取り組みを行っているのかという話が聞けました。


そして、3回目となる今日。
今回は私単独での訪問となりましたが、だいぶ警戒心も無くなってきていたからなのか、かなり本音トークをして頂いた気がします。


そこで語られたのは、創業から50余年。ずっと黒字経営を続けてきたように見せていた先代からの会社の闇の部分。


あまり詳しいことは書けませんが、言葉を選ばずに言えば粉飾決算によって、計算書上は黒字を継続していただけ。


現在の経営者に世代交代してから、この会社の闇に直面し、この闇を真っ向から否定し、覚悟を持って立ち向かった。


その結果、4期連続で営業赤字を計上し、手元キャッシュもかなり厳しいところまで追い込まれました。


それでも、何とかしのぎ、中長期のビジョンを掲げて社業に邁進し、全ての膿を出し切ることに成功した。


来期から撒いてきた種が、仕込んできた仕掛けがようやく花開く。


収穫が始まれば、来期からは4期連続の赤字から脱却し、黒字に転換する。


多くの世代交代した経営者が、決算書から見えてくる課題から目を背け、会社に闇があろうとも見て見ぬふりを決め込む。


そうすることで、当面の運転資金が賄えるし、銀行から融資を受けられる。


それが分かっていながらも、自分の代でクリーンな会社にするんだという覚悟を持って、真正面からぶつかっていかれた経営者には本当に頭が上がりません。


私自身、こんな経営者の力になれることが嬉しいし、支援者としてではなく経営者として、この方から多くのことを学ばせてもらおうと思っています。


素敵な経営者が陣頭指揮をとる会社さんって本当に素敵ですね!

じゃ、またね〜!


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