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【映画感想文】《翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて》

『壮大な茶番劇』との《翔んで埼玉》の続編が公開されました。

原作者の魔夜峰央先生の作品は、白泉社の漫画雑誌【花とゆめ】の創刊から日の浅い頃から大好きでした。

TMIですが、創刊号を買いました。
失くしたけど。

《パタリロ》は漫画でもアニメ化当時も、再放送時も楽しんでいたので、世代ではないウチのこどもたちも《パタリロ》および魔夜峰央先生のことを存じ上げている。

☆☆☆☆☆

それはさておき、『魔夜峰央?なにそれ美味しいの?』の友人を無理矢理誘って《翔んで埼玉》を鑑賞。

まんまと友人をハマらせることに成功した。
その友人と二人して鑑賞してきました。

☆☆☆☆☆

とにかく今回のメインの舞台は京阪神 VS 奈良・和歌山そして滋賀。

前作も十二分に面白かったけど、なんといっても関東のお話だった。
しかし、今回は地元!!!

京都人が実際に大阪人と手を組むとは考えられないが、川崎麻世演じる京都市長と片岡愛之助演じる大阪府知事、そして愛之助さんの実の奥さまの藤原紀香演じる神戸市長の結託がまず地元民としてウケまくる。

実際の京都市長もお着物で公務に就かれていらっしゃることが多い、というのは関西ローカル放送でよくお見かけする。
他の地域の方からすれば【悪い顔して着物着てる川崎麻世】が嘘っぽいかもしれないが。

タコ焼きが乱れ飛び、551の豚まんと紙袋が積み上げられ、甲子園球場の地下通路には歴代の阪神タイガースの名選手の銘板が。
掛布、岡田、平田、真弓、とあれば、私も同世代の友人も声を殺して引き攣り笑い。

☆☆☆☆☆

キャストは過剰なまでに豪華で、GACKTと杏、そして愛之助の三つ巴が麗しく、かつ迫力がすごい。

そしてセットの小ネタを数え上げるだけでももう面白い。

滋賀解放戦線のアジトには彦根藩主井伊家の甲冑が飾られ、大阪府知事のオフィスには豊臣秀吉の甲冑が。
そして豊臣家の千成り瓢箪。

旗印は滋賀県発祥のスーパー《平和堂》のマーク、とか。

京都の夜に遊ぶ人々はお公家さんたち。

とびだしとび太の自己犠牲も涙を誘う。

☆☆☆☆☆

これ以上は興を削ぐので、手を止める。

映画館内が爆笑で包まれる一体感を、あなたもぜひ!

☆☆☆☆☆

ではまた。

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