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揺れる乙女心。個人的な「好き」の整理。

新しいことを始めるにあたって、改めて自分の好きなものを確認しようとしています。

だけど好きなものが色々ありすぎてよくわからない。

ということで今日はファッションについて、ネットをぐるぐる見て考えたことを振り返りながら書きます。


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まずは今一番買うべきものであるバッグを探すところから始めました(使っているのが壊れそうなので…)。でも、好きなテイストが無印からピンクハウスまで振れているので、どう整理したものかと混乱していました。

会社に勤めているときは、だいたいバナナリパブリックとユニクロで、パンツ×Tシャツ×ジャケットorカーディガンだったので分かりやすかったのですが、心からの「好き」を軸に考えるとなると難しくなってきます。

きょうの夕方近所に出かけたときはTシャツ(黒)×ワイドデニム×サンダル(黒)×斜め掛けバッグ(白)という無印寄りの格好でした。

思い立って、一緒にいた夫に「こういうシンプルな服も好きだし、パジャマみたいなフリフリも好きなんだけど、この二つに何か共通点はあるかなあ?」と聞いてみました。同じ人が選んでいるんだから、何か共通点があるのではないかと思って。

返ってきた答えは「まったくない。揺れる乙女心やな。テクマクマヤコンと同じ。」でした。

がーん。

そして笑えるー。

そもそも一つの方向性に収束させていこうとすることに無理があるような気がしてきました。

でも何かしら共通点を見出したい。

・・・

今度は言葉の力を借りて探ってみました。ファッションを形容する言葉を色々見て、自分の好きな服に当てはまるものを集めていく。

わぁ、と心躍る気分になるのは・・・

・ロマンティック(空想的な)
・ガーリッシュ(少女のような)
・クラシカル(古典的な)

TSUMORI CHISATOの2019 PRE FALLがすごくかわいい。
Charles Anastaseの2011春夏もすっごくかわいい。


あーこのバランスいい!とスッとした気分になるのは

・シンプル
・カジュアル
・クリーン
・クラシック(定番)
・リラックス
・ミニマル

雑誌だと『CLUEL』が好き。



2つの方向性自体に共通点を見出すのは難しいけれど、精神には共通するところが少し見えてきました。

・時代の変化に囚われない
・セクシーやモテを目指さない
・他人目線の印象を気にしない
・色やサイズ感のバランスが気持ちいいことが大切


なんか自分の中で収まりがいい言葉が並びました。あまりにかけ離れた方向性を収束に導くのは難しそうなので、共通する精神の部分を重視して考えてみることにします。


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こうして言葉に置き換えてみてよく分かったのは、やっぱり胸が高鳴るような好きはロマンティックのほうなんだな、ということです。

空想的でありバランスが美しいもの。それが装飾的であっても、装飾を削ぎ落したものであっても、そこが大切な気がしてきました。

よく考えてみれば、好きな芸術作品とも通じてるかも。

色鮮やかでロマンティックに見える、寺門孝之さんやグスタフ・クリムト。(クリムトは「接吻」が有名ですが、私は風景画がより好きかもしれません。)

色は控えめだけれど空想的なジョゼフ・コーネル

色も形も整理されてバランスが強く訴えてくる、レオン・スピリアールト

偉大な芸術家の作品をこんなざっくりまとめて失礼でしたが、おかげで「空想」と「バランス」という2つのキーワードが見えてきました。


今日はこのあたりにして、また時間が経つなかで自分の内側でどう整理されるのかを楽しみにしたいと思います。


個人的な「好き」の整理を読んでくださってありがとうございました。自分の「好き」ってなかなか輪郭がつかめないものですね。


それでは、またあした。


文字でもものづくりでも、どこか通じ合える人と出会いたくて表現をしているんだと思います。何か感じてくださったならとてもうれしいです。