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予告:かわいく・もっと生きやすく♡心理学のあたらしいカタチ:始動のお知らせ

ないなら作れば良いんじゃない?
かわいく・ゆるく・分かりやすく♡でも間違いなく,ホンモノの心理学。
あなたの「生きづらさ」に本気でアプローチします。
キラキラ臨床心理士の本気,見てください♡

初めましての方もいてくださるかもしれません。
臨床心理士/公認心理師/精神保健福祉士/臨床発達心理士登録申請中のまりぃです。

まだ若輩心理職で、【公認心理師試験・臨床心理士試験対策/心理学部生専用オンライン個別指導塾】や,【公認心理師・他専門職のための心理査定/カウンセリングはじめの一歩講座】を運営しています。
総合受付公式LINE

他に,twitterYouTubeの運営や,旅するカウンセラーInstagram、最近ではSNS発信/起業のお手伝い(伊藤まり名義)もやっています。


最近,kindleから本を出しました。読んでください♡
(間も無くペーパーバックにもなります)

え,キラキラしてる?ありがとう!

kindleを出してから,「キラキラしてる」と言われることが増えました。
もしかしたら,以前よりそう思っていただいていたのかもしれませんが,面と向かって言われたことはなかったので最初はとても驚きました。

褒め言葉でも言っていただけるのですが,時に悪口のつもりでおっしゃる方もいて,「キラキラ」って不思議な言葉だなと感じております。

上述のように,私はSNSを用いて心理学を広めたり,心理学の資格取得のためのお手伝いをしたり,心理検査や知能検査の講座を開催したりしております。

そんななかで,ずっと思っていたことがありました。

それは

心理士,地味すぎ問題。爆

私が届けたい相手とは?

心理士はナチュラル系か権威的かの二択なの?

SNSを用いていると,同業者の方にもフォローをいただきます。
で,女性の方だとナチュラル系のブランディングの方が多い,もとい,ほとんど全員そうなんです。オーガニックで健康的,カウンセリングルームも素朴で安心,そんな感じ。

男性だと,やや権威的な方が多い印象。学歴とか経歴とかを全面に押し出す感じですね。投稿はアニメのことかグルメのこと,あとは読んだ本のことがほとんど。

健康的なイメージ,大事。
安全なイメージも,大事。


どっちも,良いことだとは思っています。
その方がどんな論文を書いてきたか,どんな活動をしてきたかは,同業者からするとカウンセラー選びで大切なポイントですし
落ち着き・安らぎを求めてカウンセリングの門を叩いてくださる方にはナチュラル系の方が信頼できそうな感じがするでしょう。

それから,おそらくグルメ投稿の方々は,後に書く「純粋な投影」のために自分に関する情報をあまり出さないようにするために,わざと当たり障りのない内容だけを投稿しておられるのだと思います。

ブランディングの変遷

実は,私も起業初期は「質素で真面目」感を全面に押し出していました。

最初は「公認心理師試験/臨床心理士試験の勉強方法を教えます」で起業したので,来てくださる方も福祉や教育などの分野で働いておられるがんばり屋さんが多く,
みなさん,「学びにお金や時間はかけるけれど,自分の楽しみのためにお金をかけるなんてとんでもない」という感じの方がほとんどでした。
 *実は,「学び」も「楽しみ」の一つなんですけどね。


今でも資格試験用のLINEはこんな感じ。


その方々から見て,感じが良いように「見せる」部分を調整した結果,
使っている色合いも落ち着いたものでしたし,自分の姿は見せずに固いコンテンツのみの配信をしていたように思います。

ただ,それだと「本当に届けたい」方に届かないのでは,という焦りを感じはじめたのが2023年でした。

私が届けたい相手

実際のカウンセラーとしてお会いする相手と,SNSで届けたい相手の違い


例えば,スクールカウンセラーや幼稚園保育園カウンセラーをしている時の自分は,それこそナチュラル系といいますか,ダークカラーメインで落ち着いた雰囲気を出しています。

*背景は合成です*

それは,相談者さんが相談しやすい雰囲気づくりのため。自分は面接室の備品の一つで,主張しすぎるものがない方が,相談者さんの純粋な投影を受けることができるからです。個人としての私は後ろに置いておくのが精神分析的心理療法の基本スタンス。

一方SNSで私が心理学を伝えたい相手の方々は,普段のお仕事での相談者さんとは異なるレイヤーの方だと思っています。

わざわざ臨床心理士のカウンセリングに行くほどではない。
あるいは
クリニックに行ったりはしているけど,カウンセリングにまでは行っていない。

でも,「生きやすさ」を求めて各種自己啓発やセミナーを巡っている方
SNSを使い始めて,私はそういった方に心のことをお伝えしたいと思うようになりました。


キラキラ起業女子に救われた過去


この話をするには,避けて通れない話題があります。

私が時給1000円のNPO勤務精神保健福祉士だった頃のこと。
毎日,大切なお仕事をしているはずなのに出口が見えなくて,疲れていた頃です。

利用者さんも,就労継続支援のはずなのに,何十年もここに通っていたりします。
それはそれで必要な場所なんだろうけど,「いつか就職する」と言いつつお給料ではなく工賃をもらい続けて,20代,30代,やがて50代になっていく,そんな環境に居続けてもらうことは本当に正しいんだそうか?

善意で言っているんだろうけど,施設長の「他でお仕事ができない人をここで保護します」というお言葉は,ある意味とっても支配的なのではないだろうか?

そんなことを思っていた毎日でした。
私自身も疲れてくたくたなのに,家賃と生活費でいっぱいいっぱい。

そんな中,この本に出会ったんです。

可愛いままで年収1000万,だと?


タイトルに腹が立ちました。こちとらヨレヨレのボロボロで時給1000円だよ!
と思ったからです。単純にenvyです。

でも,だからこそ,読んだんです。このピンクの本を。
そして,中にあるワークをやり,自分が何が好きで,何をやりたい人生なのか考えた結果,私は大学院に行きました。

この話をすると,大体の方が「宮本佳実の本を読んで大学院に行くってなかなかないよね」とおっしゃいます。確かにそうかもしれません。

でも,キラキラ自己啓発も受け取り方次第かなと思っています。
というのも,きちんと読んで受け取ればの話ですが,キラキラ起業女子たちは,キラキラ起業だけを勧めているのではなくて,その人らしい生きやすさを勧めているんですよね。
藤本さきことか,小田桐あさぎとか,一通り拝読しております。

と言いつつ,やっぱりちゃっかり,当時宮本佳実本人がやっていたワークライフスタイリスト養成講座なんてのにも行きまして,この界隈に何十万かはつっこんでいます。
講座の途中で大学院が始まったので最後の2回は行ってないんですけども。
(大阪2期の方〜!私です,私!)

臨床心理士になって思うこと

話を戻します。そんなわけで,私はいわゆる自己啓発やキラキラ女子の方を,頭ごなしに否定はしません。

でも,でも。
今,大学院で臨床心理学を修め,修行した今だから,思うこと。
それは。

絆創膏30万は悪くはないけれど,消毒しないで手術するのは賛成できない


世の中には(例え話ですが)「絆創膏貼ります!1回30万」みたいな自己啓発が多すぎる,ということです。
多分,その絆創膏,ものすごくデコってあって,キラキラしてるんですけど,効果効能としては間違いなくただの絆創膏なんです。
しかし一方で,そのデコレーションに30万の価値があるというのは,一理はあると思っています。気分もあがりますし,デコ素材が高級であることももちろんありますからね。


他にも,世の中には(例え話ですが)医師免許を持っていないのに「手術します!消毒は自己流です!」みたいなカウンセラーも大勢います。
で,こっちは正直,危険だと思っています。

ただ,この方々も一見「効いている」ように感じられることがあります。例えるなら,麻酔をドバドバ,規定量以上にかけているので,麻酔が聞いている間は痛みを感じない・またはちょっとハイになっていると言えます。

なので,正規の治療より即効性があったり気持ちよくなれたりはします。ただ,その時限りであって,問題は深刻になっていきます。

これは由々しき事態だと思っておりますが,現状,日本のカウンセラー業界の実態はこのような感じです。

これらの方々への専門訓練を受けた心理職の反応スペクトラム

この事態に対して,こういったオリジナルのちょっと危険な(相談者様にとって害になる可能性もある)カウンセラーを攻撃・排除しようとする心理職がいます。

こういった方々は危険だから利用しないように,一般の方へ啓蒙活動をする心理職もいれば,
こういった方々に対して,「なぜそれが危険なのか」啓蒙する心理職もいます。

私はどちらかというと,一番後者の立場をとっています。
だから,敷居をぐっと低くした,本物のカウンセラーへの第一歩となる「超・カウンセリング入門」なんかも開催させていただいています。

一方で,どんなに啓蒙しても,キラキラした30万の絆創膏の方が魅力的に見えてしまうのも仕方ないと思うのです。

だって,私がそうだったから。

体に良さそうだけじゃなく,美味しそう♡大事!


体の病気や怪我じゃないから,保護入院でもしない限り,ある程度自分で「こういうケアで良いだろう」「こっちのカウンセリングが好み」と選べてしまうのがカウンセリングや心理学の面白いところ。

なので,考えました。
あの頃の私は,病院のカウンセラーではなくて宮本佳実の本を選んだ。それ自体は間違いありません。

あの頃の私は,ナチュラルブランディングの心理士さんは,きっと選ばなかった。当時の私には,それは魅力的ではなかったんです。

でももし。あのとき,その先の選択肢を臨床心理学専攻の大学院ではなく,「医師免許持ってないけど手術できます!1回300万」みたいな自己啓発カウンセラーを選んでしまっていたら,どうなったのでしょう?

何百万ものお金と,何十年という時間をキラキラ自己啓発に費やして
本当のところが癒やされず治っていない,
痛みが再発しては,またハイになれる麻酔を求めてセミナーからセミナーへ
ずっとセミナージプシーをしておられる方を見ると
「こっちにおいで!ちゃんと治療できるところがあるよ!」と
胸が痛くなります。

でも,その方々にとって,堅苦しい臨床心理士やら精神科医やらは魅力的でなく,占いや自己啓発に行っては,その時だけの癒しを得て、効果がなくなるとまたお金と時間を費やす,そうして,

どんどん,悪くなっていく。

その姿を,黙ってみていられるほど,私の職業アイデンティティは低くありません。

今の私は,ワークライフスタイリスト養成講座に,恐る恐る足を踏み入れた
講座費用30万を分割払いしていた「生きづらい私」ではありません。

今の私はもう,
絆創膏では治療できない傷を絆創膏で癒そうとする方を見つけたら,あるいは消毒なしで手術に挑もうとしている方を見つけたら,
それでは治りませんよ,と言えてしまう知識を持ってしまったし,
絆創膏以上の「本当に癒せる」スキルも持ってしまいました。

だから。

キラキラ心理士,爆誕。

私は私。何か違うものになったわけじゃない。


ホンモノの効果のある心理学を,かわいくデコレーションすればいいんじゃないか?
という結論に至りました。
ナチュラル系心理士の先輩方が,各種心の講座など開いてくださっていますが,それでは満足できない,キラキラしていたいあなたに向けて。

私は,臨床心理士で,公認心理師で,カウンセラーとして公的機関や各種教育機関で働いています。論文も書いているし,今も自己研鑽を続けています。
同時に,普段は可愛いもの,綺麗なもの,キラキラしたものが大好き。

でも生きづらくて,キラキラ自己啓発に通っていたこともありました。
→私の生きづらさについてはこちら

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