山田玲司

漫画家です。ツイッター@yamadareiji 絶望に効く薬、ゼブラーマン、アリエネ、…

山田玲司

漫画家です。ツイッター@yamadareiji 絶望に効く薬、ゼブラーマン、アリエネ、非属の才能、CICADA、資本主義卒業試験、キラークエスチョン、Bバージン、agapes、『モテない女は罪である、ニコ生チャンネルヤングサンデー http://yamada-reiji.com/

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  • 「男」って何だ? モテない女は罪である update

    2015年に単行本化された「モテない女は罪である」のupdate版です。表面的な「モテ論」「モテテク」ではなく「男」という生き物の本質を掘り下げる事で「幸せが続く関係」へのヒントを漫画にしてます。何をすれば男は変わるのか?容姿等関係なく実践可能な部分のみ描いてます。

  • 山田玲司新作漫画劇場「とりねこシエスタウン」

    新作漫画をnoteに公開することにしました。 商業誌の縛りから離れて、完全に自分の描きたい漫画を「純度マックス」にして描いていきます。 第1弾は31年前に自費出版した漫画の完全リメイク版です。 この漫画には「ロスト世代の始まり」が描かれていて、日本人の心に空洞が生まれていく時期の男女の恋愛を「ダリ」を切り口に描いております。 この時期の自分の漫画は商業誌的な方向を完全に否定していて「振り切った表現」に徹しているのが面白いです。 当時の未熟な部分も生かしつつ、今の技術と構成力を使って、納得のいく漫画になりました。 この作品は自信あるので、ぜひ全部読んで欲しいです。 中、下と続いていく全65ページの作品です。

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山田玲司の新作漫画劇場「とりねこシエスタウン」第1弾「ビターアップル」(上)

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    • 宮崎駿の「水」とは?

      水の下は地獄だけか? 今週のヤンサンは「ルパン三世 カリオストロの城」でした。 メインは宮崎作品の「水」について。 人はいつも何かについて騒いでいるけれど、いつも物事の表面しか見ていない。 「本当の事」はもっと深いところにあって、それを見なくてはいけない。 宮崎駿にとってのアニメとは、そんな「隠蔽された真実」を観客に見せて、何かを変えることなのだろう。 彼の作品は社会を暗示する「構造」があって、それが「城」などの建物だったり「国」などで現れる。 そのほとんどが「

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        「男」って何だ? モテない女は罪である update 最終話

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          「男」って何だ? モテない女は罪である update13〜15話(恋が続かない女は何をしているか)(男の育て方)(ヒーロースイッチ)

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        • 「男」って何だ? モテない女は罪である update
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          「男」って何だ? モテない女は罪である update10〜12話(話の聞き方)(ダメージの少ない口説き方)(特別な女になる方法)

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          「男」って何だ? モテない女は罪である update 7〜9話「不機嫌を持ち込む女」「痩せなくていい」「魔法の言葉」

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          「男」って何だ? モテない女は罪である update 7〜9…

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          「男」って何だ? モテない女は罪である update 4〜6話

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          「男」って何だ? モテない女は罪であるupdate 1〜3話

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          「いい子」とは何か?

          「いい子になんかなるなよ」 これが僕の育った時代のスローガンだった。 「大人は嘘つきだ」「奴らに服従したら終わりだ」・・なんて。 当時の漫画やドラマや歌謡曲にはそんなメッセージで溢れていた。 80年代後期にはそんな若者の抵抗も薄れていくのだけど、僕と同世代の尾崎豊は最後まで「大人」に抵抗していた。 彼は「学生運動の最後の花火」みたいに僕には見えた。 その後、尾崎豊はあっけなく死んで、チェルノブイリが忘れられ「不良」は劣化してDQNとなり、大人への抵抗は「中2病」と冷笑さ

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          食べ物の話

          僕は昔から「やるべきこと」に突き進んで生きているのが好きなので、どうにも「食べること」に関心が薄かった。 漫画家が締め切りに追われ、ペン入れをしながらおにぎりを食べる 、みたいなのに憧れていたのもある。 実際何回も観た手塚治虫のドキュメンタリーには、本当におにぎりを食べながら漫画を描くシーンが出てくる。 「私は何かに夢中なので「食べ物」なんかに構っている場合ではないのだ」 みたいなモードに酔いたいのだ。  ホント馬鹿だ。 なので1時期聴いていた「バナナマン」のラジオな

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          相席食堂

          メルマガ 2022・3・14 何かと話題の「相席食堂」という番組を初めて観た。 今更「テレビを観ないのがかっこいいのだ」なんて話はどうでもいいのだけど僕の周りにはテレビを観ない人達が多い。 久世や赤座なんかは「テレビそのもの」を持っていない。 一方おっくんやしみちゃんは変わらずにテレビと共に暮らしている。僕はその間で「時にはテレビもつける派」でテレビは捨てていない。 なのでヤングサンデーでは「知っている人や事件」の話で分断が起こる。 この前の放送ではおっくんが「ためし

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          大ヒットすると漫画家は孤独になる

          【漫画家のパーティー】 漫画家が集まる年末の大パーティー(謝恩会)に来る漫画家にはパターンがある。 アシスタントや取り巻きを沢山引き連れて来る「親分系」 モデルやタレントなんかを連れて全身ハイブランドで固めた「業界系」 自分の漫画に類するコスプレ的格好で独自のスタイルを貫く「カリスマ系」 さっきまで修羅場の仕事場でペン入れとかしてたであろう「抜け出してきた系」は適当な感じの普段着で1人で来る(ベテランに多い) そんな「いつもの感じのベテラン」の中に初めてやってきた感じの

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          姫のキス・裸のハグ

          【理屈人間】 「オタクの本質」を乱暴に言うと「こだわりが強い理屈人間」だと思う。 もちろん「オタク」には様々な側面があるのでこう言い切るのは乱暴だけど「理屈で生きてる」ってのはまあ間違いではないだろう。 そしてそれは「男という生き物」の本質でもある。 もちろんそうじゃない男もいるのだけど、男はとにかく「整合性」が好きだし「理論的」「科学的」ってのが偉いと思っていて「気分」や「直感」で判断する人を見下す傾向がある。 なぜそうなのか? おそらくは「不安」なのだと思う。

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          襟裳岬からZOOM画面へ

          【演歌が敵だった頃】 僕が中学の頃。1980年あたりはヒットチャートに演歌が入っていた。 アイドルの全盛期でもあり、矢沢永吉やチェッカーズなどのロック系、ポップス系、ユーミンなどのニューミュージック系に加え「YMO」などのテクノ系まで現れ始めた時期だった。 そんな新しい音楽が大発生している中に「八代亜紀」や「山本ジョージ」なんかも普通にいるのだから豊かな時代だと思う。 当時の若者にとって「演歌」は古いものの象徴であり、そんなものを聴く人間は「昔の人間」と言われていた。

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          「アべンジャーズ」と「グーニーズ」と「優生学」

          あまりに現実が酷すぎるので少し脳を休ませたくなった。 そんな時にはマーベル映画でも・・とか言って、まだちゃんと観ていなかった「アベンジャーズ」を観る事にした。 何しろここ最近は深刻な歴史のドキュメンタリーばかり観ていたので「現実も深刻」な上に「観ているものも深刻」が続き過ぎるのはさすがに辛い。 【アベンジャーズ】 今更ながらとにかくお金がかかっているアベンジャーズ。 日本特撮の「作り手との共犯関係」なんてものは感じられず、とにかくリアルなアクションシーンが続く。 リ

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          「呪術廻戦・休載」の背後にある「連載のスピード感」とは

          【週間連載のスピード感】 ヤンサンでも解説した「呪術廻戦」の休載が決まったらしい。 休載の理由を作者の芥見下々先生が報告した文章の中に「私自身が週刊連載のスピード感のない呪術廻戦に魅力を感じない」「早く完結まで描いてしまいたい」とあった。 この「週間連載のスピード感のない」という言い回しは週刊連載での経験がない人達には分かり難いと思う。 わずか7日で20ページ前後の漫画を毎週描く、という恐ろしいスピードで制作されているのに「スピード感がない」などと言われても意味がわか

          「呪術廻戦・休載」の背後にある「連載のスピード感」とは