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北海道旅#3 「アルテピアッツァ」って響きが気になる

小樽での1人作戦会議を経て、
雪が早めに降るであろう内陸から北部をまずは目指すことにした。
スタットレスを装備していない愛車のあるとくんでは、やはりビビッている自分がいる。笑
とりあえず大まかに行きたいスポットを決め、
そこへ向かうまでに面白そうな場所を訪れていく…。
これが私がやるだいたいの旅パターン。
もちろんミーハーな場所も興味深々でたくさんせめたいし、せっかく車でゆっくりまわれるんだから、マニアックな場所もせめたい。
子供の頃「なんでもかんでもやったらええねーん」と私に言いまくっていた
ヒョウ柄タイツがトレードマークの大阪のおばちゃんの如く、
わたしは往く。。。


▶ アルテピアッツァ美唄って何や?

まず富良野を通って、 最近は女子旅なんかでも人気!トマムの「雲海テラス」へ行くことは決めてたから、その道中をGoogle mapで検索。
んんッ!!

「アルテピアッツァって何や?」
「ピアッツァ?」
「PIZZA?」
「旨いんか?」
「なんかおしゃんなヤツか?」

はいー!気になるー!!

よくよく見ると美術館らしく、面白そうなので即行向かいます。
早速目的地に設定。出発。札幌を通りすぎて少し北に行くとある美唄市にあるみたい。ものの1時間ちょっと程で到着。まだ早い時間だったので車内で改めてこの場所についてリサーチ。
私の旅でよくある… 着いてからリサーチだ。

【 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 】
どうやら閉校した小学校校舎や体育館、野外スペースを使い、彫刻などの美術品を展示してある場所で、しかも無料でその空間をたのしめる場所みたい。HPには…

今を生きる全ての人が、無心に、自由に、思い思いの時間を過ごすための芸術広場です。ーーーーーーーーー 広がる景色の中に置かれた彫刻が、自然と一体となって息づくこの空間は、見る人自身のこころを映し、自分との対話ができる場所です。

アルテピアッツァ美唄HP / 基本理念

な、なんと。素敵な空間。そして、なんとわくわくする文章。
そして、アルテピアッツァ = 芸術広場 という意味らしい。
芸術広場なんていわれたら まる の血が騒いでしまう。
しかも無料。なんと嬉しいこと!

アルテピアッツァ美唄 案内板

駐車場からみると広い公園のようになっていて、彫刻作品がごろっとそこに存在している。その空間を歩いていくと体育館っぽい建物と木造の懐かしい雰囲気な建物が現われる。

近づいてみると… 本当に小学校だ。

玄関の靴箱も子供用に低く設置されいて、なんともカワユイ。どうやら、1階には幼稚園も併設されていたみたい。当時のまま色々残されていて、木で作られた温かい文字や階段・廊下の感じがたまらない。

そういえば幼稚園の頃、裸足で廊下をペタペタ歩くのが好きだった。
ひんやりと足から伝わる地面の感じが心地よくて、病みつき状態。靴下があまり好きじゃなかったのも、あつかったからなのかなー。なんてことをふと思い出した。懐かしい場所というのは、昔の記憶がよみがえってきやすいから、旅をしながら、記憶の旅にも出れたりする。

旧小学校の建物・外のオブジェ
旧小学校外・中
旧小学校廊下・廊下からの景色
栄小学校校歌


教室の中にもオブジェが点在していて、懐かしい木造校舎とのコラボが不思議空間を作り出す。そして、開けられた窓から入ってくるそよそよした風もこの不思議空間とマッチして、なんともイイ感じだ。

教室内のオブジェ・廊下のオブジェ

午前中だったせいもあったのか、ありがたいことに人が少なく、この学校を芸術空間をひとり占めできた。
美術館が昔から好きで、よく気になるものをみつけると足を運んできた。だけどこういう… 人が過ごしてきた匂いや風味のある場所に展示されている空間は、やはり居心地もよく、時間をわすれてゆっくりできる。
近くに住んでいたら何度も足を運ぶに違いない。
絶対、常連客のリスト入りだ。

目を閉じると短パンに白タンクの坊主頭がたまに廊下を走ってそう…
それもまた良き。

教室内 愛らしいチェア×2
体育館内


▶ 走ってたら突然現れた、デッカイ観音様

アルテピアッツァ美唄をあとにし、富良野方面へ向かう途中とんでもない大きさのものが視界に。
遠くからも認識できるってことは、そういうことだよね。
かなりでっかいんだよね。。。きっと。。。

<運転中>
「か、観音様? だ、よ、ね、」

近づいてみると
案の定、かなりデッカイ!!!

でっかい観音様

好奇心がMAXで、ぜひ近くまで行きたかったけど… 残念。
敷地内にパッと見で入れそうな感じのとこがなく、この2枚の写真のみで泣く泣く先へ。

あとから、分かった話…
あの観音様の中は、なんと20階建てになっているらしい!
そして、デッカイ観音様の中にチッサイ観音様がたくさん祭られてるとか。
今は、関係者しか入れないみたいだけど… 大昔はレジャー施設だったとか。
もう情報が混雑してて、余計に中を見たくなっちゃったけど…
まーしょうがない。
自分の想像力をMAX働かせて、想像の世界でがまんがまん。笑


▶ ふらのグリル

お昼でランチ時。
どっかイイとこないかな~、思っていると
少し大きめの建物の外に人だかり。
なんせ、今までみどりの景色が多めだったのもあって反射的にその横にある広めの駐車場に吸い込まれて行った。トイレにも行きたかったので、ちょうどいい。建物の中へ小走り。

すると、そこは美術館だった。
は! なんという美術館との縁! 笑

そして、外にいた人達はどうやら2階のレストランからぞろぞろ出てくるようだ。いやー、本当にナイスタイミング!!
ランチ時に、お腹ぺこぺこ状態で、たまたま立ち寄った駐車場がレストランを併設した美術館のものだなんて。もうここで食べるっしょ。運命でしょ!
美味しそうな匂いもガンガンしてるし、空腹も限界状態近づいてる。
さーっと2階への階段を、駆けあがり

「いらっしゃいませー」

ちょうど団体のお客さんが帰って静かになったとこらしく、好きな席を選べた。もちろん窓ぎわの席に!

窓からの景色

空の青と緑のコントラストが最高だ。
店内は結構広め。他に4組ほどいたけど、全然気にならないほど店内は穏やかな時間が流れていた。
メニューは色々あったけど、ガッツリいきたくてデミハンバーグに!
ジューシーなお肉とデミグラスの相性抜群。美味しくないわけがない。

ふらのハンバーグ デミグラスソース

景色がイイのも相まって、とっても美味しかった~
野菜も本来の野菜の味がしっかりしてて、北海道きたぜ… と実感。
食後に、ゆっくりお紅茶もいただいてパワーチャージ完了。
ごちそうさまでした。
次は違うメニューもぜひ試してみたい!

▶ 真っすぐな道は気持ちよすぎ

北海道では、たくさんある「まっすぐな道」
ドライブ好きな私にとっては、景色は良いし、空気はおいしいしで大好物のオンパレード。

よくある まっすぐな道

まっすぐな道を運転してると、いい意味でからっぽになれる。

旅をしてると…
 新しい景色や人に出会い
 食べたことない物をたべて
 感動したり、発見したり、
いつもとは違うステキな経験を重ねれる。

でも、基本インプット作業が多くなりがちだ…
それが旅の醍醐味なんだけど、期間が少し長めの旅になると
このからっぽタイムが私には、とても重要になってくる。

無心になる…
ぽーっとする…
空洞になる…

運転しながら何しとんねん!
とツッコミがきそうだけど、ちゃんと運転には集中している。笑
なんというか、大量にある色んな情報や雑念を「ふわぁ~~」っと自分の中から外に追い出す作業。
前に流行った、瞑想?みたいな
おもっきし自分にしか通用し無さそうな方法だけど… 

ちなみに、瞑想は何度やってもうまくいかず
色んな方法を試してみたものの全然続かなかった。お恥ずかしい…
でも、旅中この作業をすると結構頭はスッキリするし、心に余裕もでてくる。長くつづく旅をより充実したものにするにはこれが1番なのだ。

自然の中でキャンプして、ぽーーっとする感覚と一緒だ。

きっと瞑想作業には、人それぞれに向き不向きがあって、マッチすれば何でもいいんやないかと最近は思う。

スッキリするなら、それで良し!
ココロ軽くなるなら、それでOK!

細かいこと気にしてたら、なんにも愉しめなくなっちゃうからさ。




次は、みんな観光でよく訪れる【 青い池 】です。


読んでくださってありがとうございます。
この続きも よかったらどうぞ。

それでは、また… 🍃


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