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WEB版初任者指導通信<始業式の会場からクラス分け会場まで>

みなさん、おはようございます。小学校教員をしている丸岡です。日本各地の銅像を見て回ったり道徳の授業の研究をしたりしています。

最近は、2冊同時にこれまでの自分が実践してきたことを「授業技術」「学級経営」と2つのカテゴリーでまとめさせていただきました。※絶賛発売中!!


これまで学ばせていただいた先人たちの実践と心理学やコーチングを交えた独自の実践をわかりやすくまとめさせていただきました。


初任の時に出会いたかった本です。
いろいろな実践を見たり聞いたりしますが、その先生だからできるんでしょ?と思ったりするものもありましたが、この本は違いました。
さまざまな客観的アプローチが一緒に紹介されているので、やってみたい。大切にしたい。できるかも。という思いになりました。2時間でわかる学級経営の基礎・基本を読んで



授業に必要な要素が端的にまとめられています。
とても読みやすい本でした。
1日に2〜3個ずつ読んでもいいと思います。
授業技術の向上を目指す本はたくさんありますが、この本は時間がない、けれど充実した内容の本が欲しい!という方におすすめします。
2時間でわかる授業技術の基礎・基本を読んで



などの感想をいただいています!

学級経営・授業技術の基礎基本を学びたい方はぜひお読みください。


さて。



本日は「始業式の会場からクラス分け会場まで」というテーマでお話させていただきます。


前号では、初日にどのようなことをするのかをざっくりと述べさせていただきました。



では、初日の流れの中で、それぞれのポイントはどのようになるのでしょうか?


順にみていってみましょう。


○ 始業式

とにかく、自分のクラスの子の誉めるべき点を探します。「始業式という短い時間で…」と思われるかもしれませんが、誉めることはいくらでもあります。

・ 立つ姿勢がいい
・ 座る姿勢がいい
・ 目で話が聞けている
・ 「前ならえ」の指先が伸びている
・ 校歌をマスク越しでもきちんと歌っている

 
などなど…。


当たり前と思われる点でも、ほめ点になります。


上記のようなほめ点を覚えておくといいでしょう。

そして、学年の最初の話で数人をほめます。


子どもたちは喜びとともに

「先生には見られている」

という緊張感が走ります。

この緊張感を生み出すことが、経糸を張る作業のはじまりとなります。


○ クラス分け

まずは講堂からクラス分けをする場所へと移動します。

出発前に、子どもたちに「どのように移動するとよいのか?」をペアトークさせてみましょう。


数名に発表させ、移動のポイントを意識させから移動させます。


そして、到着後は「自分の移動はどうだったか?」をふり返らせましょう。

4点満点で自己採点させ、「できたところ」を話させるようにします。


※ こうした積み重ねが「自己調整力」を高める取り組みとなっていくと思っています。


そして、いよいよクラス分け。


子どもたちにとってドキドキの場面です。


5 人ずつ呼んでいくなどの方法で発表していきます。

しかし、素早くです。


初日は、多くの時間をかけることはできません。

また、クラス分けで移動する子どもたちの動きの素早さもみておきたいところでもあります。


もちろん、ただ呼ぶだけではいけません。

雰囲気は盛り上がっているかもしれないが、教師の心は冷静でなければいけません。

では、クラス分けで何を見るのか?

それは、


子どもたちの表情をよく見ておく。


ということです。


担任の印象・仲の良い友だちとの関係などで、子どもたちの心は大きく動きます。


その小さな変化から子どもの実態をつかむのです。


この小さな積み重ねが、学級づくりの第一歩となっていきます。


本日の記事は以上です。

いかがだったでしょうか?

本日もお読みいただきありがとうございました♪

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