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社会保険の適用拡大の成れの果て

社会保険の進撃が止まらない。
これは、社会保険制度を行っている会社の事業者なら、誰もが知っていることだと思う。
私の勘だと、2030年には、日本国民は社会保険に完全制圧されると思う。
今回は、この辺りのことを書き綴っていく。


社会保険の進撃が止まらない理由

これは、説明する必要すらない気がする。


令和6年度 一般会計歳出(財務省より)

全体予算の3割以上が社会保障費として溶けている。
もはや、借金(国債)の返済と社会保障費だけで全体予算の6割近くが飛んでいく。
政府はどうしても社会保障費の元となる金を徴収したい。
だから、進撃は止まらない。

社会保険の進撃方法

まず、パート、アルバイトも全員が社会保険への加入が必須になる。
今、まさに、ジリジリと進撃中だ。

やがて、年収に関係なく、社会保険への加入が必須になる。
1円でも稼げば、社会保険料を支払うことになる。

「個人事業主」も社会保険への加入が必須になる。
そして、最後には「学生バイト」も社会保険への加入が必須になる。

――― 間違いなく、この方向へ向かっている

少しずつ、さりげなく、ジャブを撃ち続けている。
私の予想だと、ここまでが2030年頃に完成される。

あとは、物価やその時の高齢者数に合わせて、保険料を調整する。
しばらくは、上がる一方だと思われる。
しかし、一度、社会保険制度に捕まえてしまえば、徴収がグッと楽になる。
事業主へ指示するだけで良い。

社会保険の成れの果て

アルバイト、パートは、確実に減る。
アルバイトやパートのスタッフによって成り立っている会社は、負荷が増える。
スタッフが集まらない上に、社会保険料の負担も増える。

個人事業主も社会保険が強制加入となった時点で岐路に立たされる。
社会保険は、そもそもの負担が大きい。
個人事業主は、自己負担分、会社負担分、共に自分の財布から出す構図になるので、より負担が大きく感じるはずだ。
この負担は、例えば、年収1000万だと、年間250万程度。

――― これに耐えられるか?

それが個人事業主の岐路。

おそらく、事業主による雇用も減る。
大手企業は、既に手を打っている。
もはや、タブレット端末でオーダーをするのは、全く新しさを感じない。
無人レジも随分増えた。
ロボットが注文した商品を運んできても、誰も驚かない。

――― 人間を雇うなど、贅沢だ

そんな価値観が普通になると思う。


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