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許される人、許されない人

宮田笙子氏が19歳で喫煙、飲酒とのことで、パリ五輪への出場を辞退とのこと。
もちろん、内部からの情報提供で発覚したトラブルだ。
宮田笙子氏のケースに限ったことではないが、今回はこのようなケースについて思うことを書き綴っていく。


許されない人

有名人は、一度のミスで人生が大きく狂う時代になった。
今回で言えば、未成年の喫煙、飲酒。
年中どこかで起きているだろう、不倫。
賭けマージャンや賭けポーカーなんかもあった。

――― これは、人生が狂うほどの罪だろうか?

信号無視や速度違反。
会社の消耗品を私用で使う。
納税ミス、納税忘れ、支払忘れ。
浮気、浮気ごころ、下ごころ。

程度の差こそあれ、誰しもが少しくらい罪を犯した経験があると思う。
それに密かに気づいている他人もいるはずだ。

許される人

一方、あきらかに不自然に許される人もいる。
億単位の帳簿操作をミスで許される政治家。
訴訟から逃げ出して、なお支持されるインフルエンサー。
あきらかな組織的犯罪を犯して、なお逮捕されない経営者。

――― 挙げたら、キリがない

不思議だ。

許す度量、許される愛嬌

リーダーであれば「許す度量」が必要だ。
特に、経営者であれば、なおさら「許す度量」が試される。

例えば、社内のスタッフが不注意で社用車を派手にぶつけた時。

――― こんな時、許す度量が試される

迷わず「ケガはないか?」「誰かにケガを負わせていないか?」「何かを壊していないか?」を心配しなければいけない。
自分が経営する会社への損害など、二の次、三の次だ。

トラブルが発生した時の対応は、社内のスタッフ全員が目を凝らして見守っている。
「少しの迷いも許されない」と思わなければならない。


次に、経営者が何かの判断を誤った時。

――― そんな時、「許される愛嬌」が試される

例えば、人によっては、パワハラと捉える可能性がある言葉。
人格を否定しているように捉えられかねない言葉。
そんなことを無自覚で言っている可能性がある。
他人が自分の言葉をどのように受け取るのかは、制御不能だ。
そんな時、「許される人」と「許されない人」の差は、大きい。

これは、万人に言えること。
そして、私自身にも言い聞かせたい。

まず「許す度量」を高めること。
同時に「許される愛嬌」を身につけること。
これは、表舞台へ立つ人間が誰かに足元をすくわれないために必要かつ重要な能力だ。


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