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不登校から脱け出した家族が見つけた幸せの物語 菜花俊著

①その気づきこそ大事な一歩です
心の扉を閉ざす子どもに親が出来ることは、一緒に本人の好きな事をしてくれるのではく、傷つけられず、変えようとされず、強制されず、静かに心と身体を休めることが出来る場所と時間である。
学校にいけない理由は、つらい、怖い、苦しい。こんな理由である。なぜつらいのか、苦しいのか、怖いのか。大人は原因を追究してしまうが、その前に大事な事。辛いことや苦しいことや怖い事があったのに、頑張って学校に行っていたことを認めてあげる事。学校に行けなくなりとは、どれほどつらいか。それは、耐えられない程であるということ。それでも頑張っていこうとしてきた子どもが、力尽きた。もう心も体も動かない状況。これが不登校である。今、こんな子どもに必要なのは、安心できる場所で、心の休息と充電をすることである。
子どもの話しを聞く聞き方について。聞いてあげる。子どもは、人生最大の挫折を体験して、ドン族にいる。その気持ちを思いやる事。聞くことは、攻撃しないこと。良かれと思って、親はアドバイスをするが、子どもサイドから言わせると、自分の悪い部分を責められている事と同じである。聴くは癒し。説教は、攻撃である。子供が話しやすい聴き方を徹底すること。それは、子どもの気持ち、感情を理解して思いやる事。

②先が見えなくても覚えておきたいこと
子どもが朝起きられないのには、理由がある。前の日は、行こう!そう思っている学校に朝になると起きられずに、行けなくなる。親を安心させたいし、学校は行かなくてはとも思っている。なのに行けないのは、学校がまだ安心できる場所になっていないからである。安心して学校に行けるには、子どもが学校で傷つけられないこと。子どもが耐えられるくらい元気になる事。学校へ行けない子どもへ、学校へ行く事ではなく、あなたが幸せでいることが、幸せだと伝える事。家族愛を育むこと。
子どもが勉強する為に必要なのは、心技体である。心とは、愛されている、必要とされているという心。安心感。体とは、栄養と身体作り。特に家にこもっている場合は、1日20分以上の有酸素運動をする。技は、コツ。効率よく勉強するコツ。

③親が出来る一番大切なこと
子どもの不登校の解決への一番の近道は、親自身が幸せになること。そして、幸せな親自身が子どものお手本になること。そして、自分自身を好きになる許可をだずこと。
命とは時間である。この時間を、子どもと親自身が笑顔になるために使う。そして、自分の時間によって、親自身がより笑顔になること。

気付き
この著者さんの本が好きで読んでます。不登校で大事な心の部分。親子時間という期間限定のお楽しみを、不登校というテーマをきっかけに、最高の楽しい時間だった…そう振り返る事が出来るようになる方法。そして、立ち止まってしまった子どもが、再び歩みだすまでの準備期間を共に過ごせる幸せをどう歩んでいくかについて、書かれていると思います。参考にしていきたいです。


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