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できるリーダーはこれしかやらない 伊庭正康著

選んだ理由
人との交流をするときに、年齢的な事もあるのでしょうが、リーダーとしての振る舞いを考えさせられることが増えてきたので、読んでみたくて手に取ってみました。

①部下がやりたくなるように導くとは
今の若者は、今の給与以上に、成長出来ることを報酬と考えている。
成長が報酬になる今。成長を実感できる機会を自分にはもちろん、部下にも与えていくこと。
Will-Can-Mostの方程式というのがある。これをしっかりと身につけていくことが、大事になる。部下に「やりたいことはあるのか?」そう質問して「分からない。」という部下へ。これは、本当はやりたいことがあるはずなのに、自分でもわかっていない場合。まず、直近のWill(今の業務でやってみたいこと)を聞く。そして、将来やってみたいこと。理想の未来を聞く。そして、最後に仕事で大切にしたい価値観を聞く。
Willを聞いた後に必ず拝啓を聞く(相手のエピソード)を知ることが大事である。
部下の強みを発見すること。強みとは、本人が他の人よりも上手にできることで、やっていて楽しさを感じること。二つの強みを部下自身が確信すると良い。一つは、すでに生かしている強み。もう一つは、まだ生かしていない強み(過去にはいかしていた強み、もしくはプライベートで活かしている)を生かす方向に考える。
成長が報酬になる今、成長を実感できる「機会」をどんどん作っていく。

②一丸となって戦えるチームとは
チームの挑戦を決める(時間軸を決めてエネルギーを集中させる)
出来るかどうかではなく、やりたいかどうか。「これに挑戦したい。」ということをする。これ…というのは、部下が10年後に「あの時の経験が今もいきてます。」そう言われるようなこと。やらされ感ではなく、「挑戦」が大事。そして、無理なく結果を出せる仕組みを作る。「型」をつくる。
スキルを会得さずとも、誰もが結果を出せる方法が「型化」である。
もう一つ大事な事として、評価を変えるとある。評価の指標を変えると、人はその瞬間から行動を変えるということ。

③いたずらにやる事を増やさない
無駄の基準を持つことが、極めて大事である。無駄だと判断したら、例えそれが聖域であったとしても、思い切ってやめること。
「何をしないかを決めることは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ」スティーブ・ジョブズの言葉より。やる事リストではなく、辞めることリストを書いていくこと。

気付き
出来るリーダーが、部下をどういう風に動かしていくか、分かりやすくまとめてくれていた。動かすというより、自ら動いてくれて成果に繋げていけるようにしていくにはどうすればいいか。導き方は勿論、型化することの重要性。自己成長が報酬と考える今、意識を変えていく必要性があると感じる。
Will-Can-Mostについて、しっかりと図式化しながら自分自身に落とし込みたいと思いました。

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