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英国大学院・LSEマスターコース準備録④ーなぜLSE・MSc Development Managementを選んだのか?

こんにちは、maruoです。

毎日起きては勉強、バイト、帰宅、寝る、という繰り返しで浪人生みたいな日々を送っています。

今回は、そもそもなぜLSEを選んだのか?なぜMSc Development Managementを選んだのか?そして、イギリス・ロンドンにした決め手はなんだったのか?について書いていきます。

大学院進学に悩む後輩たちによく聞かれた質問だったので、大学院進学を決めたもののどこの国にするか、どの大学にするか悩んでいるという方たちへ参考になれば幸いです。

大学院進学を決めた理由

まず本題に入る前に、私が大学院に進学しようと決めた理由について説明します。


3歳から英会話を学び、そこから高校生まで15年間続けていました。
親が英才教育に力を入れていたという訳ではなく、偶然当時住んでいた実家の近くに英会話教室があったこと、そして行かせてみたら本人が楽しんで、じっと座って授業を聞けていたことをきっかけに、母が通わせてみたそうです。
その後高校卒業まで続き、長期留学経験なしで英語がある程度話せるようになりました。


そうした背景があったので、海外や英語への憧れは物心つく前から抱いていました。
中学校の時には、高校生になったら海外留学してみたいなーと思い、国際系のコースがある公立高校に進みましたが、試験で落ち、普通科コースに入学しました。
高校生でも、いつか留学したいなーと思っていましたが、留学費用の高さに現実を見て、夢で終わるんだろうな程度に考えていました。

転機が訪れたのは、高校2年生です。
国際系コースがある学校のため、公立学校でありながら世界各地に姉妹校がありました。その関係で、オーストラリアからの交換留学生をホームステイで受け入れる制度があり、お金もかからないし、やってみようということで参加しました。
これが初めての国際交流です。

そこで、1週間だけでしたが毎日彼女と一緒に過ごす中で、自分の英語力の上達を感じるとともに、自分の英語がネイティブに通じるという自信が芽生えました。そこから、大学進学においても英語で何か学べる学部がいいなと漠然と考えるようになります。
そして、最終的に京都にある大学の、国際系学部に入学することにしました。

ずっと願ってきた留学を大学では必ず!と思っていましたが、3回生秋から予定していたオランダ留学がパンデミックで白紙になり、そうか留学は夢のまた夢かと一時は諦めます。
しかし、就活や研究を進める中で、自分の理想と現実のギャップが明るみになり、このまま就職しても自分のやりたいことはできないのでは?と考えるようになりました。
学部の先生方や就活支援センターの人の話を聞くなかで、最終的に大学院で研究を続けようと決意しました。

*私の研究内容については以下の記事をご参照ください*

海外大学院に決めた理由

大学院への進学を決めたとき、やはり大学4年分を親に肩代わりしてもらっているという現状を踏まえて、最初は国公立大学で、東大か京大大学院への進学を考えていました。

*ちなみに国公立大学院の学費は、1セメスター40万円程度×4(修士2年分)で約160万円です。比較できないくらいコストを抑えられます。。

東大か京大に決めていた理由は、せっかく大学院進学するなら上を目指す、という意志と担当教授から行くなら国公立大学でないと意味ないと思う、という個人的な意見をもらったので、どちらかで決めていました。

日本の大学院か、海外の大学院か、という選択が正直一番悩みましたが、決め手となったのは大学教授に紹介してもらった国連職員の方にいただいたアドバイスでした。(これに至った経緯・私のキャリアプランはまた後々、詳しく書いていければと思います)

最終的に国連や国際開発系で、海外で働きたいなら海外の大学院の方が認知度もあるし、勉強する中でコネクションも作れる。それにボランティアやインターンの可能性も海外の方がより広がる。とみなさん口を揃えておっしゃっていたので、海外の大学院に行こうと決意しました。

また、日本の大学院に行くにしても1年日本で研究し、もう1年は留学したいと考えていたのでどっちみち海外には行きたいという意志がありました。
それでも海外の大学院を選んだ理由は、トータルでかかる学費を計算して、行ったほうが安いという結論に至ったためです。(これについても追々書きます!)

なぜイギリスにしたのか?

やっと本題に近づいてきました。

では、なぜイギリスにしたのか?という理由ですが、一番は1年で効率よく修士課程が取れると考えたためです。

この質問を考える際に、以前「なんでアメリカじゃないの?」と聞かれたこともありましたが、私自信特にアメリカ留学にそこまでの熱意がないこと、英語が通じる国ならどこでも、と考えていたことがあります。
それにアメリカなら修士取るまで2年かかりますし、英語ネイティブに囲まれるより第2言語として英語を話す人の多いヨーロッパの方が、肩身狭い思いしなくて済む、とも考えていました。

最初は、ヨーロッパか、アメリカか、という2択で考えていましたが、上記の理由からそこまで深く悩む前にヨーロッパに決めました。

そして、イギリスを選んだ理由は、やはりトップ校が集まっているという魅力です。
ラッセルグループがあったり、オックスブリッジがあったり、世界有数の教育機関が集まるという点から、イギリスを選びました。

なぜLSEに決めたのか?

そして、とうとう本題です。

なぜLSEに決めたのか?についてですが、当初は大学レベルにはそこまでこだわらず、何が勉強できるか?を軸に大学院選びを進めていました。

そのため、LSEなどトップ校は難しいし、ロンドンより静かに勉強できる少し郊外がいいなと考えていました。

ですが、学内での国際交流を通じ、考えを改めるようになりました。

大学の国際交流ができる施設で学生ボランティアをしており、私たちが実施するイベントにキャンパスに来ていた交換留学生たちが参加してくれるようになりました。コロナ禍が収まって初めての留学生たちで、ヨーロッパや南米から多く集まっていました。

彼らと政治や社会問題について議論をする中で、ヨーロッパ、特に北欧やドイツの学生たちの知識の豊富さとレベルの高さに刺激を受け、大学院でもこうした高いレベルの学生と一緒に研究をしたいと思うようになりました。

この経験からトップ校に行けば、世界中から優秀な学生が集まる。彼らと一緒に研究がしたい。と考えるようになりました。

一度は自分にはLSEなんて無理だろう、と考えていましたが、担当教授(LSE卒)の勧めもあり、挑戦してみることにしました。
そして幸運にも、オファーをいただくことができました。

MSc Development Managementを選んだ理由

コースを決めるにあたっては、以下の2つのコースで悩みました。

・MSc Development Management
・MSc Development Studies


2つの違いとしては、開発の基礎を学ぶか、アカデミックな学びと実践的な学びの両方を行うか、です。
私は、開発の基礎ももちろん大事だと思いましたが、アカデミックな学びに加え、実践的なプログラムが用意されていることに魅力を感じ、managementの方に決めました。

この実践的なプログラムでは、大手国際開発コンサルティング会社や国連機関との合同プログラムが用意されています。今期、2022/2023コースでは、実際にInternational Labor Organization(ILO)との合同プログラムがあったそうです。
ちなみに、参加企業や団体は毎期異なるそうです。

こうした実践的なプログラムを通じて、国際開発を仕事にする実情について知れると思い、また自分のキャリアを形成する上で有利に働くのでは、と考え、最終的にMSc Development Managementのコースに決めました。

他の方のブログで拝見しましたが、MSc Development Managementは学部卒でそのまま進学する学生よりも、社会人が多いようです。
一緒に勉強すると思うと、圧倒的に経験と知識の差があるのではと感じますが、将来的にキャリア形成においてコネクションが作れると思えば、メリットを感じます。


長くなりましたが、以上が私が最終的にLSE・MSc Development Managementを選んだ理由でした。
大学院進学に悩んでいる方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

何か質問や聞きたいことがあれば、私でよければお聞きしますのでコメント欄にお願いします。

今回も読んでいただきありがとうございました:)

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