リアルな港区男子の人生観~自由と結婚~

最近、日中暑くて外に出る気力がないので、週末は日中は仕事して夕方から友達と飲みに行く機会が増えた。そこで出る話題でふと気づいたのが、結婚願望が薄い・または全くない男女が結構いること。(もはや、今同世代で飲みに行く友達は独身ばかりなので、そもそも結婚願望が強い人は既に結婚してる説はある。笑)

結婚願望がない人が口を揃えて言うのが、「自由に生きたい」。いやいや、君たち今までも十分自由気ままに生きとるやないか、と言いたい気持ちを抑えつつ話を聞いていくと、年代により2パターンあるように思える。
1つ目の20代中盤~後半の人たちは、今の自分の自由な生活リズムや行動を崩したくない、誰かと同棲するなんて考えられないマジムリ、という現状維持型。2つ目の30代序~中盤の人たちは、周囲の既婚者からの「結婚しない方がよかった」という意見や身近な離婚経験者の苦労を見てきたことによって敬遠する不評同調型。
自由の裏返しは自己責任。彼らはみなこの先約70年生涯ひとりで生きていく覚悟ができているということなのだろうか。もしくは自分以外の他人の人生に責任を持つことを避けているのか。

ある港区在住の30代中盤の飲み友達は彼女は作るが関係を築く前に、結婚願望はないし、子供も欲しくないということを伝えて同意の上で付き合うらしい。「昔と違ってSNSも発達した今の時代に、独身だからといって誰とも繋がりがなく孤独に死ぬようなことはない。ずっと円満にいくとは限らないのに形式だけの結婚という契約に拘る必要はない。」というのが持論らしい。
特に孤独を愛する男、というタイプではなくどちらかというと飲み会大好き人が大好き陽キャという性格なので意外だった。
仕事終わりに仲間と六本木でワイワイ飲む、自由で楽しいこの時間がずっと続くと思っているようだが、本当にそうなのだろうか。。周りの友人の変化は受け入れられながら本人だけずっと港区のピーターパンのままでいられるのだろうか・・・

とはいえども、確かに統計的に見ても3組に1組は離婚しているし、結婚=人生のゴールという考えは今の時代もう古い。彼の意見は合理的ではある。後から揉めないよう予めリスクヘッジをした上で女性と関係を持つというのもある意味誠実なのかもしれない。

でも、話をしていて何か引っ掛かると思っていて、ふと気になっていたことを聞いた。これまでに相手を独占したい、離したくないと思うような熱量の高い恋愛をしたことがあるのか。答えはやはりNOだった。感情や衝動より圧倒的に理性が勝っていて、情熱がない。ブラジル人が聞いたらそんな恋愛ありえないって叫んで卒倒しそう。笑

私は、相手と過ごす時間を重ねながら、一緒に同じ方向に向かって生きていく未来に希望を持つのが恋愛だと思っていた。そんな「俺との未来に希望を持つな期待するな約束はしない」と言われながら本気で愛してくれる女性はいるのだろうか。そんな条件では薄っぺらいその場限りの関係にしかならないのではと思ってしまうのは私の考えがまだアップデートされていないからなのだかもしれない。

人生観はそれぞれの経験や考えに基づくものなので正誤はないのだけれど、新しい価値観に触れてそんな考えがあるのかと衝撃だった。結婚自体に対しては憧れも期待もしていないのだけど、そこまでハッキリと割り切れるのってもはや潔い。まあでも人の考えは変わるものだから、そんな彼も来年には運命の人と出会ってサクッと結婚してるかも。笑

今は男女の役割分担なんて固定概念は消失してるし、正直私も生活力経済力的に一人で全然生きていける。ただ、自分の為だけに生きるのって飽きそうだし、誰かに必要とされないといつか自分の存在意義が見いだせなくなりそう。今は仕事がアイデンティティだけども、それが上手くいかなくなった時、どうなってしまうのか。いや、そもそも何のために仕事を頑張るのか。自己実現?社会への貢献?お金?
他人に依存したくないと思う一方、人との関係性の中でしか楽しみを見いだせないという矛盾の中で、果たして自分の人生の目標ってなんなんだろう、、と一度立ち返って考えてみたいと思う。

飲み友達に、達観してるよね~って言われたけどあなたに言われたくないわと心の底から思ったし、しれっと婉曲的にセフレを打診されたけど私はそういう安売りタイプじゃないしそこまで人恋しくないわ、と丁重にお断りした(笑)
ちゃんちゃん。

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