丸山法子(Noriko Maruyama)@リエゾン地域福祉研究所

地域住民の主体性を高め行動変容と意思決定を促し、 行政・医療福祉団体・サービス事業所を…

丸山法子(Noriko Maruyama)@リエゾン地域福祉研究所

地域住民の主体性を高め行動変容と意思決定を促し、 行政・医療福祉団体・サービス事業所を対象に、企画力・人財力・魅力を最大化する、 新しい地域社会デザインのアドバイザーです。 https://sites.google.com/view/liaison-japan

最近の記事

どうすれば、その人は変わるのか?

 どうすれば、人は変わるのか?と悩むことはないですか。ありえないな、なぜそうするかな、言ったことがどうしてできないんだろうか、ふつうそうだろう、こうはならないでしょう、みんなそうしているのに、私だってそうしてきたのに、うちの会社じゃこうだってわかっているはずなのに、今のよのなかそれはなしだよってニュース見てるのか疑ってしまうな、、、など。  まして、上司になれば部下育成ほど面倒なものはなくて、仕事は好きだけど人の育成は苦手だし正直余計な仕事だし、できればそう言う立場には立ちた

    • 老いを楽しめる人・老いに苦しむ人

       老後はいつか、くる。  「子ども叱るな、来た道。年寄り笑うな、行く道」 誰かから聞いた言葉だが、たしかに!って唸った記憶がある。 そう、老後はいつかくる。いつくるか、も、ほぼわかっている。  今、日本は(世界もだけど)寿命が伸びている。国別平均寿命をみると、まだまだ低い国もあるが、そういうところは医療や保健が整わず、子どものころに命を落としてしまう傾向があるのでそもそも長生きできないからだ。日本は恵まれている。ほんと、そう思う。  それなのに、長生きが不安になっている

      • この先、10年。選ばれるケアマネになるために③

        事業所からも選ばれるケアマネ これからは誰もが、「痛み」に耐えなければならない時代です。例えば、上がり続けることが予想される介護保険の保険料とサービスの利用料。いずれも、一人ひとりのお財布や事業所の収益に、耐え難い「痛み」となって響くでしょう。ケアプランの有料化もずっと言われ続けていますね。いつか有料になるのでしょう。  ただ、「痛み」というものは、実際に感じるまでは、その辛さや深刻さを想像しにくいもの。例えば、将来の利用料や保険料の高騰が、ケアマネのお財布や居宅介護支援事業

        • この先、10年。選ばれるケアマネになるために②

          「利用者に選ばれるケアマネに共通すること」  ケアプランが有料になったら―――。前回のコラムでは、利用者は比較しながらケアマネを選ぶ時代になるのであれば、むしろ「選ばれるケアマネになる」ことをケアマネ自身が選択するのはどうでしょうかとお伝えしました。  とはいえ、「サービス事業所と同一の居宅。自宅近くの居宅でいい」という利用者には、もしかするとあてはまらないかもいしれませんね。このように、目の前の利用者を考えたとき、そう大きな変革はなさそうだと見ているケアマネも少なくないよ

          この先、10年。選ばれるケアマネになるために①

          「ケアマネは選んであたりまえ」そんな時代になりました  ケアマネジャーは、介護者家族にとってどんな存在なのでしょう。多くの人は、初めての介護に戸惑い、最期に至るまでの不安や悲しみ、困惑や苦悩に、プロからの支援やアドバイスにどれだけ助けられたか、言葉にできないくらいだと言います。優しさと共感、個別性を重視した柔軟な配慮や調整、プランニングがあったからこそ、利用者家族から「感謝」を伝えられ、もともと制度があろうとなかろうと支援したいという思いがスタートだったはず。そういうケアマ

          この先、10年。選ばれるケアマネになるために①

          福祉現場で働く人たちのキャリアの描き方

          福祉の仕事といっても、かなり広いです。私もこの業界で30年を超えましたが、「福祉の仕事です」と人にいうと「あらぁ」と意味深なリアクション。人によっては「腰、大丈夫?」とか心配してくれたり、「お金では買えないものがあるしね」と同情してくれたり、福祉系の大学教授でさえ、社協の管理職だった私が独立したときに「年収200万くらいはあるのか?」と心配した顔で言ってきました。介護のことを言っているのでしょうか、ほかにも児童福祉、地域福祉、障害児者福祉、司法福祉、行政のケースワーカー、外国

          福祉現場で働く人たちのキャリアの描き方

          リエゾン地域福祉研究所のこと

          めざしていること 「暮らし」と「働く」を大切にする人々に もっと変化を もっと成長を もっとしあわせを 組織の成長をめざす 組織の成長に、人材は欠かせません。いい仕事をしてもらいたいと思う組織は必ず、人材教育をすすめています。人材教育は、仕事に必要な知識と技術を学びます。これらは指導で身についていきます。しかし、研修だけでは人の変化、成長は期待できないというのはもうおわかりでしょう。受け止め方も整えていかないと、せっかくの研修も無駄になってしまいますから。 受け止め方と

          【新講座】コーチング実践基礎講座 2023年9月開講 募集開始

          福祉や医療をはじめ、キャリアや人生相談など、 相談対応をする立場のかたが 現場でつかえるコミュニケーションスキルを 知っているだけではなくて、使えるようになりたくないですか? じっくり1年かけて、コーチングを身につけるトレーニングです。 新講座のきっかけ 「人を変える・人が変わる」を使い分けるようになりたい  社会福祉協議会で在宅介護支援センター相談員をしていたとき、ボランティアや地域住民の協力を得て支援をしたい!と考えました。ところが、最初の2、3回まではつきあってく

          【新講座】コーチング実践基礎講座 2023年9月開講 募集開始

          アートのプレゼン力を五感で考えてみた

          実は、この数年、芸大でアートを勉強している。芸術の価値とか意味とか、レポートにする日々だけど、それが苦痛でもあり、面白くもあり。改めて知るアートの世界。なかなか人生に影響する学びだ。 もともと、音楽の人だった。楽器を演奏することが好きだったけれど、もっと前、人間としての最初、子供の頃は絵を描くのがとても好きだった。広告の裏紙があればそこに色鉛筆で絵を描く。空の色が変わるのをじーっと眺めて、どんな絵の具を使えばいいのかなんてことをぼーっと考えるって、私だけではなく多くの子供が

          アートのプレゼン力を五感で考えてみた

          仕事は楽しいですか?って聞かれてもね

          このところ、仕事どうしよう?と考える日々が続いています。 昨日の訪問先で50歳になったふたりが会話しているのを聞いたのです。 いやー、からだが動かないよね 疲れがね、とれないし どんどん退化する、このスピードがやばい 若い子はサッサ動くけど、もう動けないのね そう あちこち痛いし 病気の友達も増えたし 物覚え、どう?すぐ忘れるしでてこないし まじやばいよね っていうのです。 すでに、60手前の私を目の前にして 言いたい放題。 あのなー、その程度で嘆かないの わたしはどう

          仕事は楽しいですか?って聞かれてもね

          ガチ筋トレで最強になる

          57歳というビミョーな今、筋トレをガチで始めることになりました。いまさら?いまだから?などとうだうだしつつ、今日は、そのいきさつについて書いてみます。将来のカラダづくりに投資するにはベストタイミング。なので、同年代のあなたの参考になればと思います。 筋トレのきっかけはいろいろです。 1 脂肪の居場所問題 脂肪がたまる場所が1箇所に集中。ここについててよって場所がスカスカで、え?マジ?そこに?て場所にたまる。しかも、塊になりモコモコするいわゆる「セルライト」ってやつになりか

          いちばんほしい答えを持っているのは誰?

          答えがでないままのとき どうしていますか? それ、一般的には「考える」とか「悩む」とか そういう動詞ですよね。 考えたり悩んだりして、最終的に「答え」が手に入ると その行動はおしまい。ゴールです!やったー! ただ、その答えが不安だったりする。 また、2択3択なら、捨てた選択肢の方が良いのかも?と思うと ゴミ箱から取り出したりもするとまた振り出し。 結局、このゴミ箱との行ったり来たりが 考えるとか悩むとかの行動です。 3メートル離れたところから自分を眺めてみて。 ほら、

          いちばんほしい答えを持っているのは誰?

          50からのはじまりと終わり

          50というのは何の数字 はじまりの意味 終わりの欲求と抵抗 私の場合 年齢の話をします。 となると、50ってそう、50歳ってことなのです。 お若いみなさんならまだ想像できないでしょう。 お父さんお母さんのことを参考にする人もいるかもしれません。 または、もうそろそろって人は頭のどこかにある50歳のイメージは セピア色に染まる人生の下坂のような雰囲気が浮かぶのかもしれませんね。 年齢はひとつの判断基準になるのですが、あえて「歳」をいれず、50って言っています。そのほう

          迷惑をかけないで生きる

          うちには3歳のメスのマンチカンがいます。名前は「ぱる」といいます。友達という意味です。彼女は最近、Youtubeの猫向けの動画が楽しいらしい、わかったようで、私がさあ仕事しようとPCの前に座ったとたん、Youtubeをみせろとすごい勢いでデスクにあがってきます。ぐうたらな私がせっかくやる気になったのに、さあこいとディスプレイの前に立ちはだかり、視界を半分以上占領します。占領どころか、湿った肉球でぎとぎと足跡をつけてくれるので、きれいずきな私の神経を逆撫で以上の落胆をつきつけま

          家族に期待しすぎない

          「妻の出産直後」対象に…夫の産休創設へ、育休より給付金手厚く https://news.yahoo.co.jp/articles/c312bf6a51cc21b72aaf69021284a9f262dc2705 政府は、男性の育児参加を促すため、妻の出産直後の夫を対象とした新たな休業制度を創設する方針を固めた。現在は母親にしか取得が認められていない産休制度の父親版と言える措置で、育児休業よりも休業中の給付金を手厚くし、家計の収入減を抑えることも検討している。政府は秋から制

          「終活」はいらない?

          依頼された仕事 この間、あるかたからお仕事のお誘いをいただいた。 ふだん、講演やセミナー、それから原稿を書いて過ごしているので このコロナ禍で100%仕事がなくなってしまい 心配してくれた人たちがちょっとこれについて話してくれない? といってくれたのが 終活。 ここだけの話、終活ってあんまり好きじゃなかった。 だって、墓とか相続とか葬式とか ちょっとだけ金持ち以上の人が死んでからのことを準備する といったプロモーションが圧倒的に多いから。 気に入らない2つの要素があって