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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第157回 「いないはずの妻がいたような記憶がある場合は?」

「前にも話したけど、なんか記憶を辿ると妻がいないはずなのにいた記憶があるんだけど、これって死んだ人がいつも一緒にいますよ、的ないい話でまとめろということなんかね?」
「ボケたと思われるだけじゃないの」
「まだ多分大丈夫やが。いなかった記憶もあるけど、いた記憶もあるといった感じだが」
「あなたの場合は特に、こんなやりとりしてるから身近に感じてるんでしょうけど、普通はあまりないわよ」
「去年とか何か我が子のものを選んでる時の記憶に、必ず妻がいた記憶が混じってんだよね。
我が子のものを選んでる状態は、僕しかいないはずなのになんか一緒に選んでる記憶が残ってるというか」
「実際一緒に選んでるからよ」
「そういうもんなのかね。漫画とかではよくそういう表現があったりするけど、実際も子供のために選んでる時は、一緒に選んでる状態になるんかね」
「私た生きてたらそうしてたでしょ」
「多分、僕が選ぶ前に勝手に選んで相談とかなかったやろ」
「失礼ね」
「その習慣が残っているのか、何か選ぶときは妻を呼ぶ状態になるんかね?その時は全くそんなこと考えてないけどね。
バイク選んだ時とか一緒に選んでる気はしなかったけど」
「それ私興味ないもの。我が子に関してだったら口挟むけどあなたの趣味には何も言わないわよ」
「そうなると、子育ての途中でどちらかパートナーがあの世に行ったとしても、その後もずっと霊的に繋がって一緒に見守っている状態が続いていく、って考えるといいんかね?」
「そうね」
「再婚した場合はどうなん?」
「再婚した相手と子供ができたら再婚相手と一緒にそっちを見守って、前の子は前の妻と見守ってるんじゃないの?」
「じゃないの、ってわからんのかいな」
「私が、あなたが再婚して子供が生まれたとしたら、その子見守る気は無いと思うわね」
「そりゃ他人だもんね」
「あなたの血が入ってるとしても、あなたがこさえた子供は私との共有物じゃ無いし」
「そうなると、前妻の子、というのは亡くなった母親と、後妻さんとに見守れていくことになるわけか」
「関係がいい家族ならそんな形になると思うわよ」
「それで後妻さんと子供ができなかった場合は、前妻の子供は後妻さんが亡くなった場合は前妻と後妻さんにも見守られいく感じになるんかね」
「ご縁次第じゃないの?」
「ご縁次第か」
「同じ家族だって仲がいいわけではないとこってるじゃない。血が繋がってなくてもそれ以上にいい関係の家族もあるじゃない。だからご縁次第よ」
「そうなると、前妻が子供を見守ってなくて、後妻さんの方が見守ってる場合もあるんかいな」
「あるんじゃない?」
「じゃないの?ってわからんのかね」
「死んだ人が全てを知ってるなら、幽霊の言ってることはみんな同じになるでしょ。それぞれ言ってることが違うなら認識が違うのよ」
「全知全能の神にはならんと」
「もしそうなってたら介入しないでしょ」
「そんなもんかね」




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