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【スリランカ旅行記05】スパイスを勉強しよう

スパイスガーデンというスパイスを栽培している観光名所があります。
そこでは色んなハーブやスパイスが育てられていて、成長過程を見ることができます。僕らが何気なくAmazonの大津屋で買ってるスパイスはどういった状態で収穫されているのかわかります。

なんか、せっかくだから、
僕とスパイスのエピソードも交えながら紹介していきます。

ターメリック

ターメリックは殺菌のパワーが抜群で、切り傷ができたらまずターメリックをねりこみます。これが爆裂痛くて涙が結合崩壊して滝汗滝涙なのですが一瞬で傷がふさがります。手が黄色くなります。みかん食べた後の3倍は黄色くなりますが、ターメリックは日光で色が落ちるのでそのうち消えます。カレーこぼして服が黄色くなったら外に干そうね。ちなみに僕はターメリックで白シャツを色染めしたら、そのうち中途半端に色が消えたのでなんか黄ばんだシャツ着てる人みたいになっちゃったよ。
ちなみにターメリックは加熱する前は土の臭い、火が入ると甘い香りになってテンション上がりますが、入れすぎるとどうしようもなくなりカレーが土の味になります。いれすぎ注意ですね何事も。
スリランカの家庭訪問でいっぱい乾燥ターメリックもらったんですが、日本の空港で麻薬探知犬のジャーマン・シェパードが反応しすぎて大変だった話はまた今度ね。

コーヒー

僕はカフェのアメリカーノが好きです。アメリカーノはエスプレッソを薄めたコーヒーのこと。夏の炎天下から逃れるように入った店で苦味のあるアメリカーノアイスは、いつだって僕らに癒しを幸せを提供してくれます。
さて、キュリアレンテでもたまにメニューを見ないお客様が「アメリカン」を頼みます。いやうちアメリカンやってないんですよ、って言うと「コーヒー薄めて出せばいいんだよ!」って言われます。僕もプライドがあります。アメリカンは出せない。だってうちにはエスプレッソマシンが無いのだから、作れないものは出せない。そうしたらお客様が「店長に言えば分かるから」って言ってきたけど、俺 が 店 長 なんですわ 。
ということがあったりしたわけですが、なんと「アメリカーノ」と「アメリカンコーヒー」は全くの別物だったということを知ったのです!恥ずかしい。アメリカンコーヒーというのは浅煎りのコーヒーのことだったのです。浅煎りのことを言うので、薄めたコーヒーをアメリカンと呼ぶのは正しくないですが、僕も勘違いしてました。
まぁなにはともあれ、今度「アメリカン」って注文をしてきたお客さんにはアメリカンカレー(¥4500)という謎のカレーでも出してあげようかと思います。良い子のみんなはお店でちゃんとメニューを読もうネ!

クローブ

頭痛いときに口に放り込んで噛んでごっくんすると頭痛が軽減します。美味しいかと聞かれると「しびれる」です。こんなビリビリしたものが経皮吸収して脳に届いたりしたら頭痛なんて一発KOでしょ!と思いながら食べるのです。
僕が厨房でポリポリとクローブを食べるところを目撃したスタッフは、引くか、見なかったことにしてくれます。なんて優しいんでしょう。たまに興味を持ってくれるスタッフがいるので一緒に口の中に放り込みます。いつも付き合ってくれてありがとう。これから付き合ってくれるそこのあなた、ありがとう。

シナモン

今回の旅でシナモン加工工場にも行ったので、その投稿をしばしおまちください。

ジャックフルーツ

僕らがあまり馴染みのないフルーツです。スリランカではカレーの具にするのがベターです。個人的にジャックフルーツの種は調理すると栗のような美味しさがあり大好きです。日本で食べられないのが悲しいところ。
あとスリランカで一般的だけど日本で食べれない食材と言えば「ドラムスティック」。これは野菜なのですが全部食べません。口の中に含みちゅるちゅるして、ちゅるちゅるし終えたら捨てます。ピスタチオの殻なみに初見の罠レベル高めです。ドラムスティック自体は全部食べれないので注意です。

カルダモン え?どこにいるの?

地面近くにぷっくり存在していました。かわいすぎる。スパイスの女王と呼ばれるカルダモンですが、まさか生まれるときはこんなにかわいらしいのですね。
カレーを食べた時にカルダモンを噛んでしまうことを「カルダモン爆弾」と呼びます。カルダモンの殻は口当たり悪めです。でもカレーに入ってると「これは本格的なカレーだな」と思わせてくれる存在でもあります。
カルダモンにはA級品が存在しているそうで、一般の人は入手経路がありません。それはとても美しいぷっくりカルダモンだそうです。何も考えず通販で買うと残念なカルダモンが存在していたりします。殻を開けると元気な黒いのが大当たり。茶色の細々としたのは残念ハズレな感じです。これは俗にカルダモンガチャと呼ばれますが(勝手に命名)、実は経験を積むと見た目で当たりカルダモンが見抜けるようになってくるのです。これを俗にカルダモンサーチと呼びます(勝手に命名)。
キュリアレンテでも一時期、A級品を購入できたことがありました。残念ながら今はそこで買えなくなってしまいましたが、香りはやはり高級でした。

パンダンリーフ

ランぺとも呼ばれています。これを煮込み段階で入れてカレーを作ると一気に東南アジアっぽい香りになります。とても良い香りなんですよね。でも初めてこれを見た人は、これをどうやって鍋の中に入れるの…?ってなります。他のハーブと比べ物にならないほどにデカいからです。コツは結んであげることです。コンパクトになって、しかも折れているところからエキスがね、じょじょじょ~と出てきてるのです。

キュリアレンテの8月のチキンカレーはランペを使っています。
ぜひそのアジアな感じを楽しんでみてくださいね。
(パンダンリーフってパンダみたいな名前でかわいいよね)

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