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最大のピンチここからどう回復するの?


人はピンチを経験し、混乱状態に陥ると気持ちや感情の整理ができず落ち込んでしまいます。また、現実的に整理しないといけないこともありますよね。

ピンチのときは、とことん落ち込む

どん底まで落ちたらあとは上がるだけ!

そう思っても、この暗闇から本当に抜けられるのか?本当に元の自分に戻れるのか?そんな風に思ってしまいます。

ピンチを経験した人がどうやって回復するのか?というプロセスはモデル化されています。

フィンクの危機理論とは? 


フィンクの危機理論とは、危機を経験した本人がその状況を受け入れていく過程と、各過程で援助者として適切な支援方法を示した理論モデルです。

ここでは、危機を経験した本人がその状況を受け入れていく過程を紹介します。この理論は、看護や福祉の領域でよく知られているものです。

危機を経験した本人の過程 


1、衝撃・・・・・・危機を経験するとパニック状態になる。

2、防御的退行・・・現実逃避をしてその出来事は現実には起こらなかったのではないかなどと考える。

3、承認・・・・・・怒りや悲しみなどの感情が生じる。

4、適応 ・・・・・・新しい価値観を見出す。

以上のように人が落ち込んだ時は以上の4つの段階をたどるとしています。

参考文献
小島操子 (2013). 看護における危機理論・危機介入―フィンク/コーン/アグィレラ/ムース/家族の危機モデルから学ぶ, 金芳堂.

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