キャンジャニ経由でSUPER EIGHTにハマりそうだ【備忘録】
現在進行形で、カミガタボーイズの中でもエイトだけはミリしら状態だったオタクが、ついにそのエイトに足を踏み入れようとしている瞬間だ。よければぜひ見守っていただければ幸いである。
私について
私はジャニーズ好きの母親のDNAをこれでもかと受け継いだ筋金入りのオタクである。
2012年に少クラ経由で現在のWESTꓸのメンバーを応援し始めて以来、関西一本とは言わずとも主に関西びいきをしながらオタクを続けてきた。
それから現在に至るまで、WESTꓸから関ジュ無所まであらゆる関西ジャニーズに触れてきたが、そんな中で唯一深く触れたことのないグループがあった。それがSUPER EIGHTである。
何せ、関西で育った人間にとってのエイトはあまりにも当たり前の存在すぎたのだ。「DERO」や「TORE」、仕分け∞などは意識せずともお茶の間で見ていた番組だし、その他関西ローカルの番組でもエイトはお馴染みの存在だった。
また、私が小学生だった頃といえば嵐が「怪物くん」「謎解きはディナーのあとで」「ラッキーセブン」といったゴールデンタイムのドラマやそれに伴った主題歌のヒット作を連発していた時代だ。
そんな嵐とほぼ同世代にあたるエイトは、事あるごとにバラエティで嵐と戦っていた記憶がある。その度、どこか「近所の兄ちゃんたちがテレビに出てる!」みたいな感覚でエイトを応援していたように思う。
つまり存在が近すぎたからこそ「推す」という概念がなかった……とでも言おうか。
実際、メンバーのことやメジャーな楽曲、出演番組などは知っていたし、なんなら周りにもエイターが多い。だからむしろハマってみたいとはずっと思っていたが、なかなかそのきっかけは掴めずにいた。
そして最近になり、カミガタボーイズなるものが結成された。つい先日、2日間のDREAM ISLANDに参戦した約2週間後に、それは起こる。
発端
先日ストームレーベルズ公式YouTubeが投稿した「世界を明るく照らしましょう」のMVを見たら、関連動画にキャンジャニちゃんの「ないわぁ〜フォーリンラブ」が流れてきた。
※現在キャンジャニちゃんの正式名称は「CANDY EIGHT」だが、個人的な呼びやすさから本記事では「キャンジャニ」の愛称を採用させていただく。
その存在はもちろん以前から知っていた。
キャンディークラッシュソーダのCMに出ていたのも、テレビっ子の私はちゃんとリアルタイムで見ていた。
誰がいちばん好きかな? と悩みながら見ていたのも、その当時は倉子と錦子がかわいいなと思いながら見ていたのも覚えている。
(なお、大人になった今の好みはすば子である。ツンツンして欲しい。)
それで、軽い気持ちでキャンジャニのMVを再生したことが、私の運命の変わり目であった。
端的に言えば、キャンジャニちゃんには人格があると確信したのだ。
「女装したエイト」ではない、「横子・村子・丸子・安子・倉子」がそこにいた。身のこなしから表情に至るまで、「キャンジャニ」という世界観が完成されていた。そういうアイドルが存在していた。
突然だがここでクイズを出題しようと思う。
問題
私はこのMVであるメンバーに落とされ、そこからエイトでも同じ顔のメンバーにハマっていくが、それは誰でしょう?
ヒント:私がこれまでに推してきた主な自担…櫻井翔(嵐)、桐山照史(WESTꓸ)、阿部亮平(Snow Man)、嶋﨑斗亜(Lil かんさい)、伯井太陽(関西ジュニア)
正解は……
安子(安田章大くん)である。
どうだろうか。これまでの好みからしてヤスに行くのは必然的だったのだろうか。
フォロワーには「はっちゃん(私)は山田のどっちかだと思ってたから想定内」と言われた。そうなのか……
さて話が逸れてしまったが、本筋に戻ろう。
中でも私は安子のウィンクに心を撃ち抜かれた。
YouTubeでMVが公開されている「ないわぁ〜フォーリンラブ」「∞月のメモリー」の2作品ともを一気に見たが、どちらのMVにおいても、安子がウィンクするたびに私のハートが震えた。
それは恋とよく似ている。
そう自覚してしまったら、もう後戻りはできないと思った。だから必死に気持ちを抑えようとした。
まさに「あるかも」ちょっぴりでも思ってしまったらそうなってしまうよ 気をつけて の心境だ。
しかし結局「∞月のメモリー」の落ちサビの安子を見る私の鼻の下はノビノビであった。完敗である。
ホンマやで。
かくして、「エイトをガッツリ通っていないのにキャンジャニにたどり着いたオタク」がここに爆誕したのであった。
安子からヤスへ
前項のキャンジャニ事変が2024年10月16日の話であり、本項は18日の話である。さらにこの段を書きはじめたのは25日だ。超ハイスピードで沼落ちが進行している。
ここまでの私が心を奪われているのは安子であって、ヤスに対してはまだ特別な気持ちを抱いてはいなかった。しかしまあ時間の問題ではあっただろう。
そもそもヤスのことはかわいいと思っていた。
過去ツイを漁ると私はこれまでもヤスの髪型でいちいち喜んでいた。
ベリショから長髪、三つ編み(よく見たらフィッシュボーンだったり)まで、個性的なヘアスタイルやファッションも好きだし、イカツいピアスや髭も……私はもうどうしようもなく安田担適性が高かったらしい。
(特に安田さんがへそピの人だと知ったときはもう逃げられないことを悟った。私の推しはなぜかへそピ率が高い)
それにグループが現在の形になって以降、フロントマンの立場を一身に背負うヤスの歌声や力強い出で立ちには熱くなるものがあった。
病気や手術のことも存じ上げている。自分を突き通せる力に加えて、その生命力からも、かねてからヤスの芯の強さや覚悟は当たり前に感じ取っていた。
先日のカミガタでの「アイドルにも心がポキポキ折れてしまう瞬間がある」「死ぬまでアイドルやってくださいね」という挨拶にも彼だからこその愛と説得力を感じて、グッと来ていた。
しかし私がこれまで「エイトの中では誰が好き?」と聞かれて答えていたのは別のメンバーの名前だった。直近のカミガタでもエイトのコーナーではそのメンバーの色のペンラを振っていたし、自分がヤスのファンになるという想像はまったくしていなかった。
そんな私であるが、安子に落とされて以降、気づけば安子だけではなく安田章大さんにも興味を持ち始めていたのだった。
そらヤスやろなあ
フォロワーの助けを借りつつ、様々なエピソードに触れていくうち、私のこれまでの自担たちとの共通点や、「そら私はこの人が好きやろう」という根拠がみるみるうちに浮き彫りになっていく。
・自分の個性を貫く力
まずフォロワーに布教されたことは「ヤスはスカート履くよ!(画像付き)」だった。そういえばそうだった。私服にも衣装にもかわいらしい系統を取り入れる人ではないか!
(スカートで釣れるオタクだとフォロワーに思われているとしたら私のイメージってチョロすぎる。実際釣れた)
調べていくとあらビックリ、ある時期はマニキュアをしていたとか、かねてから美容に気を遣っているとか、パジャマがかわいいとか、そんなエピソードが出るわ出るわのCarnival。
ただ特筆したいのは、私は単にレディースの服を着る男性が好きということではなくて、周りに流されず自分のスタンスを貫ける人の強さに惹かれるのだということ。
今は今で違った風当たりの強さがあるが、00〜10年代以前といえば、男性が美容に気を遣っているとかムダ毛処理をしているというだけでも差別的な言葉を掛けられることがあったような時代だ。過度な差別すら内輪の笑いとして受容されていた時代でもある。
その時代から自らの個性を貫き、さらにアイドルという職業を今日も貫く彼の強さには惚れずにいられるまい。かわいい人は、いちばん強くてかっこいいのだ。
・楽曲提供
しかもヤスは、曲を作る人ではないか……。
関ジュ担の私がこれまで何回も何回も泣かされてきた「My dreams」だって、この夏の松竹座で私が狂わされ続けた「Can't stop」だって、倉安が作った曲なのだ。書いていて狂いそうだ。だって。だって……。
My dreamsの「続くよ ずっと続いてくよ」のパートで、流れ星が静かに過ぎ去るように流れる裏のメロディが大好きなのだ。この曲を歌う関ジュは、いつもより何倍も輝いていて、しかし繊細で儚い。イントロも、アウトロも、夜空を見つめているような、月の光がわたしたちを包んでくれているような心地がする柔らかい音色で、何よりも美しいと感じる。
Can't stopだって、そのイントロの手拍子のリズムだけで関ジュ担は「おっ」と身構える曲だ。2010年の関ジュがBIG GAMEなら、2018年の関ジュはCan't stopだろう。BPMはそれほど速くないながらも、その複雑なリズムが疾走感を演出していて、作曲者の確かな力量を思わせられる。
そしてこの2曲ともに高音パートが頻出し、楽曲が提供された当時は大橋くんが、なにわデビュー後は末澤くんが、そして現在は斗亜ちゃんが主にその大役を担っている。
これも、ヤスが関ジュに授けたもの、関ジュに期待を込めて託してくれたものだと思うと感慨深い。
(思わずひとり楽曲大賞を開催してしまった。)
これらはこれまでも大切な曲だったが、作曲者のファンになったとなるとさらに愛着が湧くものだ。
・ソロ/ユニット曲
また提供曲だけでなく、ソロ曲に関しても。
例えば「アイライロ」「わたし鏡」に関しては、かねてから楽曲としては知っていたが、それがヤスの曲だとは認識していなかった。
特に「わたし鏡」を書ける人のことなんて、そりゃあ好きに決まっている。。。
こんなに愛しい感性を持った人。おもちゃ箱みたいにかわいらしい語彙を持っている人。今すぐ走って飛んで行って、この人を抱きしめてはいけないだろうか。(いけない。)
極めつけは、「Kicyu」や「アイスクリーム」といった、これまでに私が推しのコンビたちにやってほしいなあと思っていた曲にもヤスが参加していること。
もう私はどうしようもない。彼はあらゆる元祖なのだ。本家だったのだ。
・尼崎の血
そしてなんとなんと、私は「推しがたまに見せるガラの悪さ」にキャーキャー言うオタクである。
そのため、
これに気づいてハッとし、
とついに己の感情を認めたのであった。
これが10月24日17時37分のこと。キャンジャニちゃんの沼に取り込まれ始めたツイートは10月17日1時13分だったので、私はわずか7日と16時間でヤスを「知ってる人」から「好き」にしてしまったということになる。
チョロすぎる。チョロすぎる……。
少しの葛藤
7日半でも充分特急クラスの沼落ちといえるだろうが、少しも心に引っ掛かりがなければものの1日で落とされていただろう。
7日かかってしまったのは、私の中に少しの葛藤が存在していたからだ。
ひとつは、安田章大さん本人のこと。
大きな病気や手術を経験し、後遺症が残りながらも力強くアイドルを続けている彼は輝いている。しかし、10年後、20年後、30年後もずっと同じ景色を見られるという確証があるだろうか。
もちろんそれはヤスだけの話ではなく、他のメンバーにだって、私にだって、誰にだって言えることだ。ヤスはそのことに気づかせてくれたというだけのこと。明日ここにはいないかもしれないという可能性は誰にでも平等にある。
とはいえ、自分の一回り以上、二回り弱年上の人ではある。今後「自担」として、ファンとしてこの人の人生に関わるなら、それ相応の覚悟が要るかもしれないと思った。
もうひとつは、SUPER EIGHTというグループのこと。
単純に考えて、デビュー後20年の歴史があるグループなのだ。今からその20年をそのまま追体験することはほぼ不可能に近いだろう。
例えば「今から全ての楽曲を聴く」ということは物理的に可能だろうが、それぞれの曲がリリースされた当時何があったか、当時のファンはどんな気持ちでこれを聴いたのか、というところまでは把握しきれない。それが20年分ある。
これらに関して、正直自分はアウェーすぎるのではないかとめちゃくちゃ不安だった。というか今も不安だ。
しかし思ったのだ。改名しても、20周年を迎えてからも、私のような新規ファンが参入するということ自体が、エイトが前進し続けている証拠だと。
ヤスが生き延びた理由は、エイトが5人になってもバンドを続けた理由は、私のようなまだ見ぬファンを獲得し、グループとしてまだまだ大きくなろうとしているからではないかと。
それに、先日のライブに入ったフォロワーさんのレポを見ていたら、ヤスその人が「誰が終わるって言った?俺らの言うことを信じろ!」と力強い言葉を届けてくれたというではないか。
彼らはまだまだ前に進み続けようとしている。ここで終わる気なんかさらさらない。強く生きている……!
未来を憂うよりも今を生きる。
そんな彼らの自信と覚悟と、生命力の強さを痛感した時、私の中にあった葛藤はいつの間にか「私がエイトを好きな理由」にすり替わっていたのだった。
これから
さて、どこから手をつけていけば? と迷える幸せな環境に飛び込めたことを喜びつつ、まずは自分の手の届く範囲からエイター人生1年目をスタートさせている。
なんと大好きなフォロワーが年末のドーム公演に誘ってくれることになり、今はそれに向けてひたすら曲を聴いている。
定番曲はもちろん、今まで聴いたことがなかったアルバム曲やカップリング曲にも触れ、中でも「生きてる僕ら」が胸に刺さっている。方向性は違うが「コーヒーブレイク」もめっちゃ刺さっている。
近いうちにFCにも入りたいし(年明けに……と思ったがもしかしなくてもクリスマス前の方がいいのだろうか)、円盤もどんどん観たい。過去を少しずつ取り戻しながら、これからの未来は逃さず追いかけていきたいと思う。
キャンジャニちゃんから始まった私の恋は安子を飛び越え、愛に形を変え、安田章大さんに向けられることになった。
安子とヤスの優勝。愛した私の負けである。
以上が私の沼落ちの一部始終となります。
ここまで長い文章を読んでくださった皆様、誠にありがとうございました。
このnoteのタイトルには「ハマりそうだ」とありますが、今ではもう言い訳のしようがないくらいにハマり込んでいることは火を見るより明らか。
それこそ、このタイトルはまだ心が揺れている時期に付けたものですから、葛藤していた証として敢えてこのまま変えないでおきたいと思います。
もしこれを読んでくださっている方の中にエイターさんがいらっしゃったら、おすすめの作品や楽曲、エピソードなど、私に沢山教えていただければ幸いです。
私にも無限大の未来の一翼を担わせてください。
今後とも何卒よろしくお願いします。
余談
私はLil かんさいの嶋﨑斗亜くんと西村拓哉くんの「とあたく」に命を懸けているコンビ厨なのだが、どうにもこうにもやすばに惹かれてしまってどうしようもない。
単にメンバーカラーが赤と青、グループの中でのサイズ感などのとあたくとの共通点に加えて、なんか……お揃いの指輪…?、あと色違いの(お互いのメンカラの?!)ミサンガを付けていた……??とか…………
とあたくも一時、急に同じ服の色違いを着てカメラの前に現れたり、しれっとお揃いの靴を履いていたりということがあった。
最近はその絡みも落ち着いたが、それでも彼らは愛のかたまりを自分たちの初ユニット曲に選ぶくらいには、「とあたく」自身の強みを熟知しているコンビである。
とあたくについては何度かnoteにまとめています。
やすばイコールとあたくとは言わないが、お互いを心からリスペクトし合いつつ、どこかお互いを「守るべき存在」だと認識していそうなところも、なんだか似ている気がすると思い始めた。
だからといって今からどうすることもできないのだが、もしもやすばに詳しい方がいたら、少しでも話を聞かせていただければ幸いである。
ちなみにまだdesireは聴けていない。
まだ私には早い気がしている。