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クリスマスなんていらない。【とあたく考察note】

愛のかたまり。

待ちに待ったとあたくの初ユニット曲です。

結成からおよそ5年、今か今かと待たれていたとあたくのユニット曲がようやく一舞入魂で解禁されました。


それもなんとKinKiKids。誰が予想したでしょう。いえ、「とあたくにキンキやってほしいな〜」という思い自体は私の中にずっとありました。しかし、とあたくが「自分たちならキンキをやれる」と思ってくれているとは、そしてそれを初のユニット曲に持ってくるとは、まさか夢にも思っていませんでした。

不朽の名作である「愛のかたまり」をカバーした2人組というのは、事務所内外を問わずたくさん存在するでしょう。
ただ、とあたく、Lil かんさいの嶋﨑斗亜と西村拓哉というふたりに至っては、訳が違うぞという自負があります。


そんなこんなで投稿日の6/11はとあたくの真ん中バースデーですし、久しぶりに、とあたくについて語るnoteを書いていきたいと思います。どうぞごゆっくりお読みくださいませ!
(よければ上記の本家動画をBGMにどうぞ!)


とあたくとは

今更かもしれませんが、このnoteで【とあたく】と呼ぶ2人組について紹介いたしましょう。

とあたくとは、関西ジュニアに所属する5人組グループ「Lil かんさい(リトルかんさい)」のメンバーのうち、嶋﨑斗亜くんと西村拓哉くんを指すコンビ名です。

❤️嶋﨑斗亜

2003年8月3日生まれ(20歳※2024年6月時点)
2016年入所
大阪府出身、A型
メンバーカラー:赤
グループのセンターを務め、その歌唱力やトークスキルでメンバーを牽引する他、京都南座で上演された舞台「波濤を越えて」で源義経を演じたり、大ヒット映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」にも出演したりと、俳優としても幅広く活躍しており、「1000年に1人の美少年」との呼び声も高いです。

💙西村拓哉

2003年4月19日生まれ(21歳※2024年6月時点)
2014年入所(活動開始は2015年)
大阪府出身、A型
メンバーカラー:青
グループの最年長兼エースの彼は、アイドルという職業に対して人一倍プライドとリスペクトを持ち、愛されキャラとは裏腹に誰よりも野心家で努力家な一面を持つメンバーです。ファッション誌ViVi主催の「国宝級イケメンランキング」NEXT部門にて2023年下半期1位を獲得しており、事務所内外の様々な分野から注目の集まるメンバーです。


ユニット曲実現までのあゆみ

とあたくは「ユニット曲やってそうなのに全くやらんコンビ」NO.1でした。同時に「コンビ写真めちゃくちゃありそうなのにツーショット公式写真1枚もないコンビ」「めっちゃメジャーな組み合わせなのにガッツリ追ってるファンが意外と少ないコンビ」でもありました(総じて主観)。

注:ここでいうメジャーとは人気・不人気の意ではなく、いわゆる「シンメ」のように、メディアが取り上げるほど話題性の高いコンビという意味です。とあたくは「よるのブランチ」や「オールスター感謝祭」など外部仕事に2人で挑戦する機会も多く、充分“メジャー”であるといえるでしょう。

そう、とあたくって、センターとエースだし、双子コンビだし、赤と青だし、めちゃくちゃメジャーっぽいのに、実はユニット曲やツーショット、懐かしいものだと関西ウォーカーの連載やとれ関なども後回しにされまくっていたコンビなのでした。

その背景には、とあたくが掴んだ特殊な関係値があると思っています。



ビジネスコンビ・とあたく

とあたくはどういうコンビなのかと聞かれたら、私は「お仕事コンビ」と答えます。

少し前までなら「ちっちゃくてかわいい双子コンビ!」「痴話喧嘩コンビ😽」なんて答えていたかもしれません。しかしとあたくがたどり着いたコンビとしての答えはそんな可愛げのあるものではありませんでした。


とあたくがそのような関係性を獲得した理由として、私はふたりが同期でも同じクラスでもシンメでもなく、共通点が少なかったという点を挙げます。

Lil かんさいは入所年・高校時代のクラス・出身地などの共通項を持つメンバーが多いグループですが、とあたくに関してはそのどれもが異なっているんです。服の好みなど流動的なものを除けば、2人の共通点は「Lil かんさい」だけです。

例えば同期のふがたく・とあこたるく、同じクラスだったこたたく・ふがとあ、同郷のとあこたなど、何かしらの特別な共通点があるコンビにはファン人気があることはもちろん、本人たちの間にも「同じ境遇を生き抜いた」「関わる時間が長かった」という固い絆があると思いますが、とあたくにはそういった共通点がありません。

だから彼らはプライベートの繋がりよりも「Lil かんさい」つまりお仕事として自分たちの関係を強めていった。よってお仕事感の強いコンビとして成長した。といえると思います。


余談:本当にビジネスなのか?

いや、ビジネスではありません。(どっち?????)

というのも、お仕事コンビというのは「とあたく」としての成り立ちの話で、斗亜くんと拓哉くんは普段から仲がいいように見えますし、買い物に出かけたり遊びに行ったりというエピソードも普通にある2人だからです。

例えば、2022年春には急にお揃いの靴を履いていたり、その12月には2人でミナミ〜中之島までの長距離を歩き御堂筋のイルミネーションを楽しんだりと、友達同士としてナチュラルにオフで遊んでいる様子をうかがえるエピソードが多くあります。
また、実は筆者も2021年に彼ら2人と梅田で遭遇しています。(声をかけることはできなかった、、、、、、、、。。。。)

ただこれらは後発で、あくまでとあたくは「Lil かんさい」しか共通項のない状態から始まった2人だということを強調したいのです。


たぶん「超仲良し」ではなかった初期

Lil かんさい結成当初の話をするのがいちばん好きです。たぶんとあたくのオタクはみんなそう言うと思う。

⬆過去に書いたnoteで、とあたくの「不仲説」について考察しています。


正直、大なり小なりギスってはいたと思います。とあたく。

あの頃の拓哉がとにかくギラギラ、ピリピリしていたことは、ファンの目から見ても明らかでした。
それに対し、できるだけ波風立てず、何でも穏便に済ませたい斗亜。先程リンクを貼ったnoteで詳しく書きましたが、のちに斗亜は「正直ピリピリしてる西村は嫌いやった」と語っています。

しかしグループのセンターと最年長(エース)として、関ジュ全体の場などでLil かんさい代表として前に立つことも多かったとあたくは、そうも言っていられなかったのでしょう。きっと、そんな状況が「ビジネスコンビ・とあたく」の基礎を作ったのです。


だからこそキンキをやれた

さて、「愛のかたまり」に話題を戻しましょう。


実は私の母がキンキのファンだったことがあり(血は争えませんね)、キンキについて話を聞いたことがあります。
そのとき母は「キンキは、くっつきすぎても、離れすぎてもあかん。剛も光一もちょうどいいとこにずっとおる。」というようなことを話してくれました。

これを聞いた時に、あ、それとあたくや。と思ったんです。

紆余曲折を経て特殊な関係値にたどり着いたとあたくは、いつの間にかKinKiKidsになっていました。

きっとその関係性って、目指そうと思って目指せるものではありません。

ジャニーズの先輩たちの中にも名コンビと呼ばれる2人組はたくさんありますが、「キンキみたいなコンビ」って、一体どれほど存在するでしょうか。赤青コンビ、それだけでは務まりません。

さっき、「とあたくには共通点がない」という話をしましたが、実はちゃんとあるのです。それは「思いの強さ」。
同じように見えて、違うように見えて、でもやっぱり心の底の奥深くではちゃんと手を繋いでいる。
そんなコンビだからこそ、とあたくはキンキをやれたんです。


だから私はずっとずっとKinKiKidsをやってほしかったわけですが、正直、初ユニット曲でキンキは夢見すぎだよな……とネガティブでした。いちばん有力だと思っていたLovely X'masを筆頭に、パンぱんだとか、秘密とか、とあたくの「かわいい」イメージを強調する曲が現実的かなあと思っていたのです。

特にラブクリは本人が「とあたくで歌いたい」と話題に出していたこともあり、今か今かとクリスマス時期のライブではソワソワしていたものでした。

でも、クリスマスなんていらなかった。とあたくは満を持して愛のかたまりを歌い、それを証明してくれました。

私はとあたくを好きでいながら、きっとまだまだ彼らのことを見くびっていました。申し訳ないです。とあたくは、初ユニット曲にKinKiKidsの、それもいっちばん重い曲を選ぶほどのコンビになっていました。感謝、感服、感涙。思わず雨も雪に変わります。

何よりも嬉しいのは、とあたく自身に「自分たちはKinKiKidsを歌って会場を沸かせられる」と分かってもらえたこと。それに尽きます。とあたくは、Lil かんさいは、自分たちの魅せ方を知っている。ありがたいことです。この先の彼らがより一層楽しみになりました。


てかみなさんは気づきましたか? 一舞入魂の「愛のかたまり」で、拓哉が「心配性すぎなあなたは〜」と歌うところ、それと2人で「言葉や仕草はあなただけのためにあるから」とハモるところの「あなた」で、斗亜が拓哉のほうを見ていたの。

おいおい。それはさすがにキンキもやってないよ。待て待て。重ねんな重ねんな。


今後

2024年春は、Lil かんさいにとって試練の季節でした。

たくさん悔しい思いをしただろうし、不安いっぱいの中でのライブだっただろうに、一舞入魂のセットリストは挑戦を恐れない構成でした。「愛のかたまり」はその象徴でしょう。


とあたくは今後どうなっていくのだろうか……というような締め方をするのが恒例でしたが、とあたくはキンキになれるコンビなのだという確信を得た今、もう私は何も恐れることはありません。

Lil かんさいの、とあたくの選んだ道が正解です。だから今が大正解。私はそこに着いていくだけ。そして輝く未来をそっとお裾分けしてもらうだけです。


さあ、夏がやってきます。久しぶりにとあたくが同じ舞台に立つ夏です!

リアルタイムで彼らを追えることに感謝しつつ、今回のnoteはここで締めさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんと、Lil かんさいと、とあたくに幸多からんことを心からお祈りしています。🍀


追伸

とあたく、次はキンキの「銀色 暗号」なんてどうですか。


こちらも剛くん光一くんの共作曲です。はぁ。こんなんされたら帰れんなる。またペンラが赤と青になるところをとあたくで見せてください。