■考え方ひとつで「ピンチ」が「チャンス」に変わるPart2
前回は、総体的な話をさせていただきましたので、今回は、前回の話をもう少し具体的に話していきたいと思います。
これまでに提案させていただきました「報告の仕方」なども含めた
ご提案になりますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
■「失敗」した後、どのように動けば良いか?
・悪い案件ほど早く伝える!
仕事をしていれば必ず「失敗」を経験します。
誰でも「失敗」します。
※もしかしたら、完璧な人がいるかもしれませんが…
大切なのは、「失敗」した後の対応なのです。
また、「失敗」に伴う上司への報告ですが、悪い案件ほど早く
伝えるのが鉄則です。
その上で、自分が考えている対応策を一緒に伝えましょう。
上司は、現場に一番近い、あなたからの情報を望んでいる
はずです。
一番情報を持っている、あなたの考えている対応策があれば、上司も早く
その時点でのベストな判断ができるはずです。
あなたが自分の考え(案)を持ち合わせていないと、上司も対応に
苦慮することになります。
現在の状況だけ伝え、「どうしたら良いでしょう?」これだけで
は、解決策を考えることを上司に丸投げすることになります。
自分の考えた解決策などは、必ず上司に報告するときに伝えまし
ょう。
報告時の鉄則です。
相手先に対しても、現在起きている事実をできるだけ詳細に伝え
ましょう。
※憶測ではなく、起きている事実を伝えましょう。
その上で、上司と検討した対応策を伝えましょう。
※検討中であれば、「本日中に対応策を決定し、連絡します」
など可能な限り時間的な期限まで明確にして伝えましょう。
「悪い報告」は、誰もがやりたくありません。
しかし、やりたくないものほど、「素早く」実行することにより、「失敗」によって陥った「ピンチ」が逆に「信頼」を得るという「チャンス」に変えられる可能性があるのです。
■「失敗」した後の動き方でピンチもチャンスに変えられる
・「失敗」した後の対応(まとめ)
「失敗」しても、その後のリカバリーに関して「スピード感」を
持ってしっかり対応すれば、逆に「信頼」につながる可能性があ
ります。
一つ注意する点があるとすれば、スピードを優先するあまり、不
十分な対応策で進めてしまうということでしょう。
対応策については
・自分の立場から考えられる限りの策を検討し、その中で一番
修復の可能性のある案を上司と共に検討し、決定します。
※対応策の案もなく、単に「どうしましょうか?」は「✖」
・上司には、「申し訳ありません。今回の失敗に対する対応策で
すが、私は●●で対応したいと思います。その理由としては、
■■となります。」
と自分の考えた案と共にその理由まで伝えます。
・相手先に対しては上司と検討して決めた対応策について、先方から見た
メリット・デメリットも説明し了承をいただきます。
※これをしていないと、後から「そんなの聞いていない」と
トラブルになる可能性があります。
対応後は
・今回の「失敗」の要因を明確にした上で、再発防止策を検討
し、自身の案をもって上司に相談します。
※再発防止のため、対応後の振返りは、必須です。
リカバリー後の活動についても、スピード感を持って取組みましょう。
再発防止策については、相手先にも伝えることにより「信頼」に繋がります。
人間は、誰も「失敗」します。
「失敗」した後の対応によって、「ピンチ」が何倍もの「チャンス」になって戻ってくる可能性があるのです。
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