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ヤクザ映画で大感動してばあちゃんに電話して会った話。

【父も母もいないけど、私には《家族》がいました。】

#映画にまつわる思い出
「ヤクザと家族 The Family」という映画。綾野剛さん主演のヤクザ映画ですね。

主題歌を務めたMillenium Paradeのファンということで、大学の帰り道1人で見に行きました。
内容は書きませんが、泣きました。大泣き。
ティッシュ持ってくればよかったワスレタ。

(簡単な感想は数行で終わらせるぞ↓)

もちろんヤクザが行っていることは正義と悪に分けたら「悪」なのかもしれない。だけど、どこかに弱さや苦しみ・不安定さを抱えた人が「家族の暖かさ」を求めて集まっていた。

でもヤクザの話に変わりはない。「死」「殺し合い」がすぐ側にある。
優しく暖かい「生」の空間と、冷たくしかし煮えたぎるように張り詰めた「死」の空間が上手い具合に混ざり合う。独特な空間。

何だか私自身の家族との時間を思い出し涙が出たのです。
「今家族と過ごしている時間は永遠ではないんだぞ」と。

そして、帰りに正月と盆にしか会えていない祖父母の家に突然「行こう」と決めました。何とか行ける距離だったので。
じいちゃんは耳が遠いので電話に気が付くばあちゃんに電話。
もーーー声を聞いた瞬間涙が止まらない。
駅で静かに涙が零れる。

ばあちゃんは孫娘が意味不明に泣いて電話をしてるから、いつもより電話越しの話し方もいつもより優しい(通常も優しい)
変な孫でごめんよばあちゃん。

「元気かい」という言葉だけでも、ものすごく染みていった。
電話を終え、祖父母宅で少し過ごしました。

じいちゃんは軽い認知症で私をたまに忘れるけど寝てる姿が可愛いので問題ない。
「誰だっけ、、んと、あぁ~りさか」は面白過ぎる。

帰りには大量のおいしいお餅と卵を持たせてくれました。
史上最高に重くなったカバンも幸せな重さ。

しっかり最後にはじいちゃんばあちゃんとハグ&握手。
これは正月・盆と帰る度に忘れずやること。

映画を見て通常の帰宅以外の行動を起こしたのは初めてかもしれません。

家族の大切さを思い出させる素敵な映画です。

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