見出し画像

【妄想劇場】「人生最大のミッション」

(深夜のテンション 昭和的妄想劇場)

毎日アレコレ疲れたわ。
もう全部面倒くさいわ。
なんで世界はまだ滅亡してないん?
と、ブツブツ独り言の日々。

そんなある日、わたしのもとに、ゆうパックで1台のテープレコーダーが届いた。

「今どきカセットテープ?」
再生ボタンをガチャンと押してみる。

(ジジジ・・)

(テープの声) 『三連休を楽しんでいるか? 休暇中に申し訳ないが緊急事態だ。ミッションを伝える。』

ほえ?

渋いおじさんの声である。

いや、違う!
これは!
指令!!
ボスーー!!!!

なんたること!
ボスの存在を忘れてたなんて!

そして、私は世界的諜報機関に属する凄腕スパイだったよ。えらいこっちゃ。

慌てて、レコーダーの前に正座する。
ミッションをしっかり頭にいれるのだ。

(テープの声) 『ミッションを伝える。』

(私) 「はい!」

(テープの声) 『生きろ。それだけだ。』

!?

(私)「りょ、了解!」

(テープの声) 『成功を祈る。なお、このテープは自動的に消滅する』

!!!!!!!!!!!!!!

バシュッ (レコーダーが発火する音)

(私)「ヒイ!消火ーー!!!」




こうしてテープは燃えてしまったが、問題ない。
内容は頭に入っている。

《生きること》
困難の多い、長期ミッションだ。
だが、やりとげる。
私は、数多くの死線をくぐり抜けてきたプロだから。

この困難なミッションに立ち向かう、同胞たちの成功も祈っている。
(私たちは!同胞だ!)

以上、昭和で関西な「チャーリーズエンジェル」でした。あ、違う。「スパイ大作戦」でした。(スパイもの大好き)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?