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退職する勇気と送別会がキャンセルになった話

こんにちは。大企業でリモートワークが推奨されているせいか朝の電車が少し空いている気がします。

今日、会社の同僚と退職することについて話していたときのことです。次の言葉が同僚の口から出てきました。

勇気があるね。

これに対して私は「う~ん、勇気とかじゃないんだよなー、別に辞めようと思ったから辞めるだけなんだよなー」とか歯切れの悪い返答をしたと思います。勇気って「勇ましい気持ち」と言うことだと思いますが、実際にはそんな気持ちとは正反対で、決めるまで数年うじうじ悩んでいましたし、辞めると決めた後もそして直前になった今もまだうじうじしている訳です。

それで会社帰りに「勇気がある」ってどう言うことだろうと考えていて、一つ思い至ったことがありました。

それは「勇気がある」と言う言葉は自分に対しての言葉ではなく他人に対しての言葉だと言うことです。そして、自分がやらないことをやっている人に対して「勇気がある」と言う言葉を使うんじゃないかと。その裏には「やりたいけど自分では出来ないから羨ましい!」と言うポジティブな感想が含まれているかも知れませんし、逆に「そんな無謀なとことをして大丈夫なのかな?」と言うネガティブな感想が含まれているかも知れません。今回の私のケースではどちらかと言うと後者でしょう。実際私も客観的に自分を見た場合、頭おかしいんじゃないかと思いますし。。。

ただ「勇気がある」と言われた行為はその人が多分出来ない行為なのですよね。行為そのものが正しいかどうかは別として、その言葉に自分とその人との考え方の違いと言うか生き方の違いみたいなものが表れているのではないかと。つまり私の同僚は定年まで会社にいるタイプと言うことになる訳です。これは結構間違いないなと思い妙に納得してしまいました。言葉が人を縛るのです。

退職するのに勇気がいると思っている人は辞めない人です。

退職に関してもう一つ。コロナウイルスの影響で私の送別会がキャンセルになりました。正確に言うと中止ではなく延期らしいので、状況が落ち着いたら退職後に開催してくれるらしいです。こう言う状況ですから、無理に開催して濃厚接触で感染するのも良くないと思うのでやらないこと自体は正しい判断だと思いますし、退職後でも開催してくれるのは大変有難いことかと。ただ、これが全国的な現象なのか気になってきました。この3月に送別される側の人で送別会がコロナウイルスの影響でキャンセルになった人、他にもいますでしょうか?

それと、東日本大震災のときも3月11日だったのでやはり時期的に送別会はキャンセルが多かったのかも知れません。あのときの状況からすると、今以上に送別会やってる場合じゃなかったと思いますし。ただ、これは当事者になってみないと気が付かないことで、そう言うこともあるんだと新たな発見でした。

それでは。

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