7月に読んだ本たち~豪雨と酷暑のさなかに~
7月は梅雨が、、、、というか強烈な豪雨がやっと終わったと思ったら(本当に怖いくらい集中して降った)今度は絶対降るもんかと言わんばかりの日照り続き。
気候がおかしくなっているのは重々承知だけど、本当に振り回されっぱなしだなあと感じる。
そもそも人間が地球環境を散々振り回しているんだから、振り回されているとか言える立場じゃないのか、、、。
そんな7月
ゆっくりと本を読む。と言うよりは、気分を紛らわせるために黙々と読み進めた印象。
そんな読書キロクをまたつらつらと。
欲しい(永井するみ)
勝手にオカルト系だと思って読み始めたら(題名だけでなんとなく)
まあ、オカルト系の怖いでは全然ないし、結局なんだかんだ言って
人間が一番怖い。それも罪の意識無自覚、無頓着?無関心の人間が。
怖い。
そんなお話。
娼年(石田衣良)
若干前に読んだ「欲しい」を引きずってる感あるけど、特に関係はなし。
映画を観た気がするけど覚えてないんだよなあ、、、この内容覚えていないって、さては観てないなと思いつつ、もしかしたら話題になった当時CMや番線やなんやらかんやらで観た気になっていたのかも。
そうか、続きがあるのか・・・・ありそうだなあと思ってたけど。
苺をつぶしながら(田辺聖子)
古本屋で題名に惹かれて、そして装丁の感じが好きで手に入れた。
なんだかレトロなハンカチーフみたいと思っていたら、巻頭に「ハンカチ提供」〇〇よりみたいな事が書かれていた。やっぱりハンカチだったのか!?
文庫も、もちろんあるんだろうけれど、この装丁のザラザラした感じも好きだ。
実は3部作シリーズなのだそうだが(「娼年」に引き続きこちらも!?)
全く知らずに読み始めても、違和感なくこれだけでも全然読めてしまう。
時代はだいぶ昔のそれこそ私が生まれた頃くらいに出た書籍で、ありきたりな事しか言えないが(私がよ)なんだか時代を感じる描写が新鮮だった。
シリーズ?前作2作品も絶賛気になる(装丁も)
知らずに読んだのがまさかシリーズ最後の一作だったので、絶対に残る2作品も読んでみたい。
単行本はなかなか手に入りずらそうだけどなあ、、、。
ずっとあなたが好きでした(歌野晶午)
歌野晶午作品はあまり多くは読んでいないが、過去に読んだ数作品がやはり結構分厚いタイプだったので、これもてっきり分厚い長編かと思っていた。
読み始めて、あれ?なんだ短編なんだ。まあいいか。と読み進めていく。
それにしても、2度読み、3度読み必至とうたわれている割には、1話目2話目と読み進めていくが、確かにちょっとした意外性があるが3度読みするほど?と言った感じ。短編だからサッパリ終わる感じ??なんて思ったら
だんだんと、違和感が。
一話ずつは確かに短編、完結している感じなのだが、舞台、時代、などがなんだかバラけているし、?????
ああそういう事だったのか!!がなかなか面白い作品だった。
これもある意味「映像化」は不可なんだろうなあ。
面白かったけど二言だけ
・名前のマジックさすがです!
・人生でイロイロありすぎ!!
夜明けの街で(東野圭吾)
こちらは再読組。
再読していて思い出したけれど、東野圭吾作品のヒロイン?女性登場人物はなにかの際に喫茶店やカフェに入ると高確率で紅茶系を頼んでいる印象。
ミルクティー、アイスティー、ハーブティ、、、、などなど
しまいにはロイヤルミルクティーなんかも登場したりして(ロイヤルにビビる)
そして男性はほぼほぼコーヒー。バランスだろうか(なんの?)
全部調べた訳じゃないけど。
そもそもそんなとこ誰も注目していないか(-_-;)??
なんか気になってきたから、そのうちに調べてみよう(暇なのか?)
・・・・感想は?(終)
我が家のヒミツ(奥田英朗)
以前に神保町の書店でシークレット冊子(何が入っているか分からず購入した本)の「家族の問題」のシリーズ。シリーズという訳でもないのか、、、同じ家族が一組出てくるっていうので、あの本を見た時から気になっておりたまたま見つけて購入。
ほのぼのあり、ちょっとサスペンスあり、ハラハラあり、しみじみあり、ホロリあり、、、、またありがちな事しか言えない語彙力だけど、短編それぞれ楽しめた。
「手紙に乗せて」が一番好きかなあ。
・・・・・・・・・・
それにしても暑さよ。
今月は、とにかく寒くなる話、寒い季節が舞台の話、雪がモリモリ降っている地域の話、冷凍庫に閉じ込められる話(?)を読みたい。
要するに、気分だけでもヒンヤリしたい。暑すぎるから(みんなそう)
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