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おとなの時間つぶしの「視察」・中学生の必死な「社会科見学」

8月が終わろうとしている。

だからとて、なにかある訳ではないのだが。
「夏休み」的なものがある学生でもないし、
「夏休み」的なお休みがもらえるお仕事をしている訳でもない。

なんなら年がら年中(今のところ。いつまで?)ある意味「夏休み」なんだけど。

そんな呑気な私の元に、夏休み中の社会科学習の一環として、私が一応運営する(それが収入になっていないので運営と言う言い方が正しいかイマイチピンとこないのだが)とにかく切り盛りしている?シェアスペースに

【中山間地の現状と課題】

を調べるべく、地元の中学生が訪れる事に。
夏休み中に、大変ご苦労様です。
今の中学生は夏休みもおちおち休んでいられないのか~。
と思いつつ(なにせ接点が全くないのでわからない事が多すぎる)
呑気な私から何か聞いて勉強なるのか分からないが、まあそれも社会勉強か、、、と受け入れる事に。

今や時代は中学生も1人1台スマホ所持時代(小学生も?)

その社会科学習で、インタビューさせてもらっていいか?の確認やシェアスペースの予約も、全て本人たちが連絡から予約まで自分たちで段取りまでしていた(そこからすでに社会科学習が始まっているのですね)

そして、ここはデマンドバスしか出ていない山奥なので、当たり前のように「親御さんが一緒に来るか、送迎してくれるんやろなあ??」と呑気に(いつまでも呑気)構えていたら、なんとバスを乗り継ぎして来るという。

どこまでも社会科学習!!

素晴らしい事です(何目線?)

そんなこんなで、私も当たり前のようにバスの交通手段を忘却しまくっていたので「みんながみんな車でここに来るわけじゃないよね」と反省し、今更ながら、バスの乗り継ぎやデマンドバスについて、知恵熱が出るほど(コロナじゃないよ)調べまくって、逆に社会科学習させてもらいました(中学生の年齢の数字をひっくり返した年齢の者です)

ともあれ、中学生プレゼンツ【中山間地の課題と現状】インタビューがはじまった。

質問もあやふやになんとなくするのではなく、きちんと段取りをして、
「あとでまとめる時に使うので録音してもいいですか?」
「写真はここで撮ってもいいですか?」
等と、なにかと確認や配慮も怠らない。

インタビュー時に使用するのは、どの子もノートとシャープペンシル、、、、ではなく

やはり、スマホ&タブレットである。

「これがZ世代!!!」
「ソーシャルネイティブ世代!!!!」

とオバちゃん(自分の事をそう呼ぶのは好きではないがそう呼ばざるを得ない)はギリギリどこかで聞きかじった言葉を心の中で叫ぶにとどまらず

「タブレットはみんな学校で使っているの?」
「ノートとかあまり使わないの????」

と言う無知ひけらかしな質問をしてしまった(笑えばいいよ)
優しい中学生さんたちはきちんと
「どちらも使っています(o^―^o)」と教えてくださった。
・・・・そうだよね(質問のレベルよ)

何度も言うが、接点なさ過ぎて分からない事だらけで、むしろこちらが聞きたい事だらけだが、今回はもちろん彼らの課題が優先である。

インタビュー中も、一方的に質問をまくし立ててしゃべるではなく、ちゃんと相槌を打ってくれたり、言った事に対して、受け答えしてくれ、むしろ私の方が言われた事に答えるのが必至で早口になってしまったり、しどろもどろしてしまう位で申し訳ないくらい(生後何百ヶ月?)

恥ずかしながら、私の不甲斐なさは依頼を受ける時からすでに始まっている。
始め、インスタですごく丁寧な文章で、概要や日にち希望などメッセージが来ていたのだが、丸まる1日以上は見逃していて(私馬鹿野郎)
返信がない事で、次には電話をしてくれ(しかも、電話では「あんたメッセンジャーも見る癖ついてないのかよ?」的な事には一切触れず:やさしい)電話のあとで、何気なく「ブックカフェのインスタでも見よー(呑気地獄野郎)」とインスタ開いたところ、気が付いたという不甲斐なさ(もちろん謝罪したよね:当たり前)

とにかく、想像以上にこんな言い方は大変大変大変失礼だが「大人」な彼らに圧倒されつつ、いろいろ質問されていく中で意表を突かれた質問があった(すでに突かれっぱなしなのに)

「この地域(山奥:田舎)に人が大勢暮らすようになって、人口爆発になったらどう思いますか?」

???

?????!!!!!

「ジ・ンコウバ・クハツ???」

何の単語?と一瞬脳内停止。

「山奥・田舎」といえば、日常的に聞かれる言葉、連想される言葉は

「限界集落」「消滅集落」「過疎化」「おらこんな村いやだ」などである(最後は、、、?)

そこに来て急な

「ジンコウバクハツ」

つい、調べちゃったよ(後でだが)

って、意味は分かる。意味は分かるのよ(だいたい、おおまかに、100分の1位、、、、いや、、、)


何が「?」かって、この山奥の田舎で「人口爆発」が起こるかもしれない未来を想像してみて?という発想。

オバちゃんは(また言ってしまう)たまげましたよ。

大人は「田舎はだんだん人口が減って、若い人は出ていって、年寄だらけになって、そのうち無くなるものだ」と決めつけ、それを防ぐためには、人を呼ぶためには、何をするべき、何ができる???etcetc・・・・の議論を四半世紀(ごめん適当です)繰り返してきたが、私たちの予想する未来の距離と、今の子供たち小学生、中学生、それ以下ならもっとの予想する未来の距離は全然違うのだ。

なにかの原因で、暮らしの中心地が変わるかもしれない。

それは絶対あり得ない事とは言い切れないし、〇〇の予言とかいう根も葉もないところから出てきたものではなく、環境の変化や、生活の変化、日々変わる物事を見ていくと現実的に考えてもおかしくない未来なのかもしれない。

「この田舎で人口爆発?わはははははははは!!!!」と笑い飛ばすような人たちの未来は、まあ本当に消滅しているのかもしれない。年齢的にも。

だけど、もしかしたら、あり得なくもない未来に人口爆発、、、、までいかなくても、この山奥に必死こいてバスの乗り継ぎ時間を調べなくても、デマントバスが普通運行の大型バスに変更する未来が来るのかもしれない。

そういう未来を考える事が、いまの中学生たちが学校で習っているのか、それとも彼らの個人の考えなのか分からないが(、、、なんせ接点が)私も、また何か一つ勉強させてもらった。そしてなにか賢くなった気がする(100%気のせい)


実は以前にも「中山間地の現状と課題」的な質問をしたりする訪問を受けた事がある。

もっと大人たちで、もっと社会に出ていた人たち。中には安定した役職の方も。遠回りにひねくれまくった言い方をすればその「大人」な方々は

「地域を表向きよくしたいから、その為にあなた方のなさってる、サロン??お店??なんだか分からないけど、仕事の時間つぶしに視察させてもらいます。我々になにか出来る事が無いに決まってるけどあるんであれば言ってくださいね。聞くだけ聞きますよ」といった方々だ(もちろんそんな言い方ではない)

そうして、そう言った方々は決まって「また来ますね(視察でなく)」と言ってくださる。社交辞令なのは重々承知しているが、彼らが「プライベート」でシェアスペースを利用してくれたことは、その後1度もない。

別に、無理やり使ってほしいわけじゃないし、義理みたいな使われ方も嫌だ。社交辞令は社交辞令で別に構わないのだが、ちょっとは言いたい。

「あなた方が、私たちのやっている事に建前だろうが興味を持ってくれたことが嬉しかったから、営業日じゃない日にわざわざ私たちの時間を使って応対したのに、その後の反応なしってどういう事?」

やはりただのオジサンオバサンたちの時間つぶしクエストに利用されただけだったのだろうか。

それどころか、ちょっと別の人に紹介したいからと言って、だったら営業中に普通に「利用」してくれればいいのに、なぜか営業してない日に当然のように「紹介してあげてるんだから、いい事をしてあげているんだからいいでしょ?」と言わんがごとく見学と称してやってきたりする(事前連絡もなし)

そんな事ばかりされていると「あなたたち暇人のやる事にきちんとした仕事についている私たち、きちんとした活動をしている私たちがプラーベートで割く時間なんてないんですよ」と言われてる気が、嫌でもしてしまうのはひねくれ過ぎだろうか。

そんなこんなで、やさぐれていた心に、必死な社会科学習で爽やかな、風が吹いてくれてオバちゃんは浄化されましたよ。

と言う夏の思い出。


ホントはここで↓↓↓↓書こうと思っていたら、自分の中学生時代トリップ話に終始してしまったので、こちらで書き直しました。

よかったらよんでね(^_-)-☆・・・・題名があれだけど。

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