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関心映画

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関心ある映画は映画館でみるようにしていますが、それでも最近はネトフリやアマゾンプライムで映画や映像と出会ってしまうことが増えてきました。 書き残したいと思ったことを書き残します。
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記事一覧

映画『生きる』、お斎の席で渡辺の謎の行動が明らかになっていく

公開は1952年。 その7年前の戦時中であらば「生きる」意味はまったく変わっていた。 ガンの宣…

映画『英雄の証明』、「良心」を素描した優れた作品

『英雄の証明』は、AmazonPrimeでみつけたドラマ。 借金の罪で服役中のラヒムが、恋人が偶然…

映画『PERFECT DAYS』、脱目的の自由な時間が流れる

ただその日を過ごす ただその日を過ごす、という生き方に憧れます。 それは、未来でも、過去…

後戻りできない時間の流れが交錯するー映画『アリスとテレスのまぼろし工場』

(ネタバレあり) 死に行く世界という設定 「死の世界」は古今東西、さまざまに描かれてきま…

映画『ファーザー』、認知症の人が見る世界、なんと繊細で残酷か

自分が認知症になるとは? 男性は5人に1人、女性はなんと2人に1人、寿命が尽きる最後の…

映画『PLAN75』。次に期待すること。

カンヌ国際映画祭・カメラドール特別表彰という触れ込みで、2022年に公開された映画です。 高…

映画「茶飲友達 (ティー・フレンド)」のバトンの行方

事実は映画より奇なり 実在した高齢者売春クラブをモチーフにした群像劇です。 舞台は、主人公マナ(岡本玲)が運営する高齢者売春クラブ「茶飲友達 (ティー・フレンド)」で、新聞に「茶飲友達、募集。」という三行広告を掲載し、集まる高齢男性のもとにティー・ガールという高齢女性を派遣します。 ティー・フレンドには介護疲れ、ギャンブル依存などの事情を抱える高齢女性が在籍し、同じく様々な高齢の男性客が集まります。そして運営する若者たちも、それぞれ複雑な事情を抱えています。 マナは、テ

「君たちはどう生きるか」の「わかりにくさ」を考える 3/3

ジブリ映画「君たちはどう生きるか」は、一度観ただけで内容が理解できない、わかりにくさがあ…

「君たちはどう生きるか」の「老婆」を考える 2/3

ジブリ映画「君たちはどう生きるか」には、多くの脇役が登場しますが、「老婆」も重要な役割を…

「君たちはどう生きるか」、原作との関係を考える 1/3

公開初日(7/14)、ジブリ映画「君たちはどう生きるか」を観ましたが、肩透かしをくらった印象…